「うちにはヂロウは居るがジロウは居らんぞ」
と言われて郵便屋さんがうろたえた。
という話は以前にも書きました。
「水」はわしら子供は「みづ」と発音していた。
「ず」と「づ」は違う。
「づ」は舌先を上の歯茎にちょっと付けてから「う」だ。
こっちのほうが発音しやすいとわしらはおもう。
地図は「ちづ」と言うほうが。

婆さんはポケットをボケットと濁って言っていた。
紐はヒボ。
これは江戸ではちゃんと標準語であった。

■のうがわるい
「これを使ってみなさい」
「のうがわるい」
脳が悪い、と誤解されるが、能が悪いの意で、
使い勝手・具合が悪いのこと。

■かあるにかあらん
「こんど担任は変わるの?」
「かあるにかあらん。」
=変わるらしいよ。
かあるにかあらん、は
かわるらしいよ、の意になる。
「かあらんにかあらん。」は
変わらないらしい、の意

■読みゆうと読んじゅう
読みゆうは読みつつある。読んじゅうは過去完了。
勝ちゆうは勝ちつつある。勝っちゅうは過去完了。
土佐弁は時制にシビア。
チュウチュウとネズミみたいである。


大事にしてるユズかスダチかのミカンにイモムシが張り付き、新芽・若葉をむさぼり食っております。
憎っくき青虫め、とは思いますが、そこはファーブルやyダーウィンや牧野富太郎の薫陶を受けているあたくし、片方に肩入れもできませず、弱っております。

ひと月ほど前、アゲハチョウがうろうろしており、どうやら卵を産み付けていったらしい。彼女はミカンの木が好きだからな。
今のところ2.5センチほどの幼虫が2匹。
あとは鳥さんに食われたかも。
アゲハチョウだったらサナギになるとこの何倍も大きくなる。それまで食い続けることになる。
全国のイモムシファンの方、里親になりませんか。
着払いでお送りいたします。
羽化するアゲハチョウの感動のシーンが見られますよ。

ツクツクボウシはとうに鳴き始めています。
これが鳴きだすと夏ももう終わりかと思うんですが、
いやあ暑さが続きます。
夏バテなぞしないようにお祈り申し上げます。
暑さをはじき返す身体をお作りください。

若者よ体を鍛えておけ。


SNSでは、オリンピックで棄権したとか、ある選手がエラーしたとか、つまらぬ軽口に反応してけしからんと炎上したり、なんとゆーか、閑人が多いんですな。
とりあえず攻撃する敵をつくれと。
それが自分を励起・奮起させると。

どんな宗教でも共同体でも国家でもそうだ。
敵は血祭りにあげよ。
それがおれたちの生を励起させる祭りである。
そんなわけで零細な精神は自らを奮励させる。
浅ましい次第だが、
「みんなそうやって自分を保ってきたのだ」そうだ。

ダーウィンは、平等は進歩を阻害すると言っていた。
チリのインディアンは、スペイン人の奴隷になるよりか王様だいる時の方が幸せだったとも。(「ビーグル号航海記})

キリストの訓(おし)えのなかで、
もっとも大きなものは、「汝の隣人を愛せよ」だった。
もっとも愛し難いのは、じつは隣人だったのだ。
「雨ニモマケタ 風ニモマケタ」と言った宮沢賢治の逆説反語をおもう。

 雪も降れ降れ 夜路の果ても 
 やがて輝く あけぼのに
 我が世の春は きっと来る

 生きて行こううよ 希望に燃えて
 愛の口笛 高らかに
 この人生の並木道

https://www.youtube.com/watch?v=8nT-iX6RSVM&list=RD8nT-iX6RSVM&start_radio=1 
何回も出してすみまそん。


サンサン嬢こと台風10号、「どっちに進んでいいのかわかんない」で迷走しております。
どっからでもかかって来なさい。
台風には台風の都合というのがあります。
わしが加持祈祷してもいかんじゃろう。

そんなわけで、交通機関は運休だらけ。
土電(路面電車)も本日始発から運休。
夜勤明けのあたしは困った。
以前歩いて帰ったことがある。
3時間以上かかった。
同僚氏が哀れと思って車で送ってくれた。
捨てる神あれば拾う神あり。

明日は買い物がある。
どうなるんじゃろか。
それではどちらさんも、おやすみなさい。
明日は明日の風が吹く。
Tomorrow is anotherday.
風とともに去りぬ。


いやあすさまじい暑さが続きます。
いかがお暮らしでしょうか。
これからは、暑いとか寒いとか不平等だとか差別だとか、

不平不満を言うのはいっさいやめましょう。
一切が自然だと、神の御業だと、諦めましょう。
人間は人間を捨てますが、神は必ず救いたまいます。たぶん。
判断とか批判とか小賢しいことはやめましょう。
一切が自然だと、人間ごときのの業(わざ)ではない
神の御業だといたしましょう。
これですべてが丸く収まります。
たぶん。


仕事場の近くに休業してしまった居酒屋がありまして、店の前に鉢がいくつも置いてある。水やりがなされていない。持ち主の婆さんに「水やったらどう?」と言ったことがある。「やらない方がいい」とのこと。
いくつかはもう枯れている。
世話しないのだ。
このまま枯れさせるのは忍びない。
あたしは雨が降っても水に縁がなさそうな軒の下の枯れかかった草に水をやる。飲んでしまったペットボトルに水を入れてここにやるのである。
おかげで一部に緑の葉がある。
婆さん、頼むから時々は水をやってくれよ。
婆さん、ほら水やらなくても大丈夫じゃろが、と思っているだろな。

おれはこの草の父である。

名は知らない。
スマホで画像検索ができるとのこと。
Googleレンズというのがありました。
それによると、アスパラガスというのだそうです。
観葉植物だとさ。どこを食うんだ?

■天皇陛下とお会いしました
「スミソニアン博物館で大きな梵鐘を買った。それとアンモナイトの巨大なやつ。金はいくらかはあるんだけど国民の手前、おおっぴらには買えません。私は買って帰りたかったですが。」
「陛下はひろひとさんとおっしゃるんですね」とあたし。
口の利き方をしりません。
「ええ」と陛下。
もっと買ってきてください、とあたし。
散逸する文化財を保存するのがお仕事です。
あとはもごもご。なにしろ夢ですから。
夢でも陛下と親しくお会いした方はおれぐらいのものだ。
  畏れ多い↑


600頁だよドスコイ。
暑苦しい? そんなこと言うなよ。
カンブリア紀の爆発は面白いぞ。
この奇妙奇天烈な動物の化石をどの現生種の祖先に置けばいいのか、古生物学者は悩みます。
現生種は進化してきたのだから、祖先はいるはずだ。
ところが、カンブリア紀の爆発以降、子孫を残さず絶滅したのがやたら多すぎる。
進化系統樹に、途絶した種があんまり多い。
30年前はバージェス頁岩に保存された珍妙な生物を無理やり靴ベラで押し込むように「系統」化したものだった。

悲運多数死という言葉がやたら出てくる。
爆発的に増え、ほとんどの種が自爆して果てた。
系統樹の末端を彩り、果てた。

「ずいぶん考えましたが、私は、進歩的な発展をする内的傾向は存在しないという確信を退けることができません」ダーウィン 1872年12月4日

こりゃダーウィンもう一遍読まにゃいかんかのう。
『種の起源』探したら下巻だけで上巻行方不明。
『ビーグル号航海記』(岩波文庫上中下)はあった。
これがなんと7ポイント(たぶん)の極小活字。
年寄りに読めるか!
・・・5年前には読めてたんだよねえ。
年は取りたくないもんぢゃ。
まあ○○論より紀行が好みだから、読みますか。

・・・例によって、既読感がまったくない!

なにを何回よんでも「初見」だから情けない。

これで、『種の起源』? 読んだよエヘン、なぞと言ってるんだから笑わせる。


大航海時代を経たビクトリア朝期は、新しい知見が津波のように押し寄せ、キリスト教の抵抗はあったろうが進化論の揺籃だった。
あなたも船出しなさい。
なにぶんあたしは忙しいんでの。お任せします。

本日8日16時43分に宮崎県沖で発生したM6.9の地震。
南海トラフ巨大地震を誘発か?
埼玉の隈本オヤジさんから、近ごろの日向灘に頻発している地震は怪しいとの警告を頂いていた。
続報を待て。もしも明日があるのなら。


いやー暑いっすねえ。
まことにあっぱれ見事な暑さと申せましょう。
冷房の効いた部屋から外に出ると、
クラクラするというかホッとするというか。
水道水が温水になっておる。
井戸水がなつかしいぜ。

観測史上最高の雨とか気温とか騒いでおりますが、
だれも責任を取ろうとしない。
これも見事な無責任の体系ですな。
まあそのうちなんとかなるでしょう。
どこのどなたかが「すいませんあたしのせいで」と詫びを入れてくれるでしょう。

心頭滅却すれば火もまた涼し。
気合いだ!
そんなわけで今宵も冷やした炭酸水割りの焼酎が進みます。
請求書はどなた様に送ればいいんでしょう。


いるんだよ、でっぷり太った鯉がうようよ。
口ぱくぱくさせて早く餌くれよと催促している。
捕って食っている住人はあんまりいないようだ。

■焼きそばばかり
冬はおでんばかり食っていたが、その次は焼きそばだ。
なにしろ作り置きで数日分ないといけない。
焼きそば2玉にカット野菜+玉ねぎ、きのこ、もやしなどを加えて炒めると、3日分になる。
もう30玉は食った。
飽きた。
たまには刺身なんか食いてえよ。
ぼとぼち変装して子ども食堂に行くか。
育ち盛りはたいへん。

■再トランプかよ
まさかアメリカ国民はまたまたトランプを選ぶなんてなかろうね。。
世界に冠たるアメリカの民度はこうなのか、って言われるよ。
国辱ものだよ。
だいたいおれは東京ファーストとかアメリカファーストとか臆面もなく言うやつは大嫌いだ。
アルキメデスを産みプラトン、ニュートン、シェークスピア、ダーウィン、ヘーゲル、マルクス、フロイト、アインシュタインを産み、吉本隆明を産み、おおいに進化したと思いきや、このていたらくだ。
知恵というのも案外なものだ、と早とちりされるじゃないか。

■覚えのない傷
手に覚えのない傷がたびたびできる。
覚えのないことだから、困惑する。
年が寄るとそんなものかもしれん。
深手を負わなければいいが。
分かりはしない。

■ジョン・メイ・オールが死んだ
みなさまの覚えはないかもしれませんが、
「昭和が終わった」ぐらいの名ギタリストです。
人に知られず死んでいく、それが人の道でしょう。