こんにちは！岩見沢市の本間歯科医院です。
歯の黄ばみや汚れ、食べかすを落とそうと歯ブラシをゴシゴシと強く動かしていませんか？しかし、強い力で歯 磨きをしてしまうのは逆効果です。この記事では歯磨きを強い力で行ってしまうとどうなるのかについてお話しし ていきます。
■Q歯を強い力で磨くとどうなる？
A.硬い歯でも削れてしまう。着色汚れや知覚過敏になりやすい
歯のエナメル質は体の中で最も硬い組織といわれており、骨よりも硬く丈夫な組織です。食事をする際には歯を 使用するため、歯はその力に耐えられるだけの作りになってます。しかし、そんな頑丈にできている歯でもナイロ ンでできている歯ブラシで強く擦り続けてしまうと目には見えない傷が歯の表面にできてしまいます。硬い歯ブラ シや研磨剤が多く含まれている歯磨きを使用している場合は特に傷がつきやすくなるので注意が必要です。細 かい傷が生じるとそこに飲食物の色が入り込み、着色汚れが付着しやすくなります。強い力でゴシゴシと磨けば 確かにそのときはスッキリと爽快感があるかもしれませんが、歯には負担がかかるということを覚えておきましょ う。また、エナメル質があまりにも削られてしまうと知覚過敏も生じやすくなるので要注意です。知覚過敏になる と精神的なストレスも増えてしまいます。
■歯を傷つけない磨き方のコツ
歯ブラシはなるべく柔らかめからふつうのものを選び、優しい力で小刻みに動かしながら磨きましょう。歯磨き粉 の量も必要以上にたくさんつける必要はありません。そもそも汚れを落とすという点においては歯磨き粉は必要 ないものなので量が多いからといって高い効果を得られるわけではないのです。歯磨き粉は虫歯予防のために 使用するものなので使用する量は少量にとどめて歯を傷つけないようにしましょう。
■除去できない汚れはプロに任せる
歯の汚れは無理に自分で落とそうとするとかえって逆効果になってしまうことも多いものです。無理に自力で落 とそうとせずに、歯科医院で専門的なケアをしてもらうのがおすすめです。特に、プラークが歯石になってしまう と自分で落とすことはできないので歯科医院で歯石除去やクリーニングをしてもらうことが必須になります。
■まとめ
症状が起きてから対処するのではなく、何か症状が出る前にしっかり予防していきましょう。