こんにちは、ホストファミリーインジャパンです。
あっという間に12月です。
年末年始の準備は進んでいますか
先日私はインドネシアへ出張してきました。4日間で4都市5校の大学、高校で
説明会を行い、約800名の学生に「ホームステイの良さ」を話してきました。
「みんな日本に行きたいですかぁ~?」と尋ねたら、「いきたーーい」と叫んでました
バンドンのパジャジャラン大学での説明会
特にこのパジャジャラン大学の説明会ではその司会を担当してくれたのが、
今年の「のど自慢THEワールド」で優勝したファティマ・ザハラトゥンニサさんでした。
ファティマ・ザハラトゥンニサさんとそのお友達
みなさん、ぜひインドネシアからの学生を受け入れてください。
彼らは日本に「自分たちの国の未来」を見ているんだと思います。
さて、今週も八木さんの日記をお楽しみください。
ヨロンの家の入り口は建てられた頃に馬車などが出入りしたらしく
間口がやたら広い。
コの字型の建物の半分は居住空間で、半分は車庫として利用していたけれど、昔は使用人の家と馬が居た場所らしい。
娘さんのカナちゃんを降ろし、まだ4時ごろだったので 32年前に行った時にお邪魔させていただいた「レーモンのところへ行こう」とヨロン。
義姉一家と当時から仲良くしているおっちゃんで、ヨロンの家から5分ぐらいの場所で乳牛農家をされている。
オバハンの私が「おっちゃん」と呼ぶぐらいなので、32年前に会ったときは40代後半だったけれど、当時は独身だった。
どの国でも、田舎の農家の事情は同じらしく、なかなか嫁のきてがないらしい。このレーモンさんも50歳を過ぎてやっと(失礼)チュニジアから
嫁をもらい、今は一家でたくさんの牛を世話してはる。
チュニジア人の奥さんは年齢はきかなかったけれど、たぶん私より若いと思われる。白人や黒人の歳を想像するのは黄色人には難しい....(探偵さんに調べてもらいたい)
三年前ぐらいに福井県の田舎にカニを食べに行ったとき、泊まった民宿の奥さんがタイ人だったことを思い出した。
私はこの家に来たことをうろ覚え程度の記憶しかなく、
ヨロンに「あんまり、覚えてへんねんけど、失礼になつたらいかんから
フランス語は全く32年前から進歩してへんことにして、適当に通訳してな」と頼んでおいた。
案の定、レーモンさんは当時の私の写真までお持ちで
短い時間に必死で当時の記憶を手繰り寄せた。
「こんなバッチもあげたよね」と言われたもののまったく記憶にない
私が返答に窮していると
ヨロンが「もらったことにしとこ」と日本語で言い
「大切に日本に置いてある」と答えてくれていた。
唯一、この家にキツネが居た事を思い出し、ヨロンに言うと「」
「キツネってなんやったっけ」...アレアレ。
そこで「ホナール」と答えたらヤバイし、狼の遠吠えを真似て
身振りで言うと、レーモンさん、
「おおおーーーおった おった。あれからすぐに死んだよ。あれはキツネと犬のハーフだったよ」と言う。ホンマかいな
夜になり冷えてきたので奥さんが暖炉にマキをくべてくれた。
仕事を終えた息子さんも加わり、ものすごいおしゃべりの輪。
ボロが出ないうちに引き上げなければ........と思っていたので
ヨロンに「カナちゃん、お腹空いてやるんちがう」とそれとなく
促すと「大丈夫、大丈夫」という。
フランス語がわからんことになってるし、私の存在なんか関係なく、昔話をしたはるので しばらく暖炉の火を見つめ過去の記憶を紐解いていたけど、テントで作られた夏場だけのビアホールにこのレーモンさんと
行ったことを思い出した。
それ、レーモンさん 忘れてた つづく