WavesのCLA = Chris Lord-Alge Signatureシリーズは簡単に使えるミックス用のプラグインです。

 

 で、新たにTD、ミックスダウン用のMixDownというプラグインが発売になりましたので、どのようにルーティングするかということを検討してみましょう。

 

 

 まず、ルーティングは。

 

 簡単なのは、MASTER SECTIONのインサートFXとして、その最初または最後にルーティングする方法でしょうね。

 

 もう1つは、MASTER SECTIONとHARDAWARE INTERFACEの間に入れるってことでしょう。

 

これは、MASTER SECTIONのインサートFXの中。

MClass Maximizerの後ろにつなげてあります。

 

MASTER SECTIONの最後ってことは、マスタリングは別途するって意味になるね。

 

このプラグインはTD用ということだから、各チャンネルの音をまとめたマスター後で、

マスタリング用のマスターの前に入れるのが正しい使い方だろう。

 

Reasonで完結したい場合は、MASTER SECTIONの最初に入れるべきでしょうね。

 

この画像の中に、StudioRack Stereoが3つあるけど、いずれも電源はOFF。

こういうテンプレートだったからってだけで意味はないです。

それぞれ、MASTER SECTIONのインサートFX、センドFX、MASTER SECTIONとHARDAWARE INTERFACEの間にルーティングされてます。

 

このセンドFXのところにStudioRackを置くのは、あまり意味ないね。

流れでやってみただけ。

ここは、自分愛用のセンドFXにしておくべきでしょうね。

 

今度は、MASTER SECTIONとHARDWARE INTERFACEの間にあるStudioRack Stereoの中にアサインした例。

 

別のテンプレートを使った。

MASTER SECTIONの中は、

  1. 電源OFFのWaves StudioRack Stereo
  2. MClass Equalizer
  3. MClass Stereo Imager
  4. MClass Compressor
  5. MClass Maximizer

で、これらは全てバイパスされている。

 

その下に、センドFX群。

  1. RV7000 MkII
  2. RV7000 MkII
  3. THE ECHO
  4. DELAY combinator
  5. Waves Abbey Road Collection Abbey Road Reverb Plates Stereo
  6. Waves Abbey Road Collection Reel ADT Stereo
5&6は電源OFF。
 
こっちのルーティングの意図は、「一味加えたい」って意味になるんで、
必ずしも本来のミックスダウンって意味で使ってるわけではなくなるね。
 
で、ここで、考えなきゃいけないのは、
マスターフェーダーの存在。
 
MASTER SECTIONとHARDWARE INTERFACEの間にルーティングした場合は、
MASTER SECTIONのオーディオ出力に噛ませてるわけだから、
当然、マスターフェーダーの位置の影響を受ける。
結果として、ここを上げ下げするような楽曲の場合、
MixDownプラグインのコンプに突っ込まれる量が変わってくるので、統一感は無くなっちゃうよね。
 
マスターフェーダーをいじりたい、でも、MASTER SECTIONとHARDWARE INTERFACEの間にルーティングしたいものがあるって時は、
 
サブミックスをして、そのサブミックスのマスターでフェーダーを操作するってことが必要になるでしょう。
 
その点だけ、注意すれば、CLA Signatureシリーズは直感的に操作できるプラグインしかないので、あとは簡単でしょう。