これねぇ、スタジオ録音のシングルバージョンで聴いて欲しいんだけどなぁ。
普段、竹内まりやは聴きません。3年に2曲くらい。
持ってるのも1stと2nd、初期のシングル数点。
全然、フォロワーじゃないんだけど。
この曲はデビュー曲で、当時の印象としては、「英語が得意な女子大生の可愛いお姉さん」、今、女子大生って言い方するの?
で、この曲のスタジオ録音のシングルバージョンのアレンジは、当時にあっても、やや古臭さを感じるようなブラスとストリングスによる歌謡曲アレンジなんだけど。
よ〜く聴くと、ドラムスがすっごく、そのアレンジに抵抗しながらマッチしてる感じなんだよね。それに合わせてベースもね。
特にブラスのアレンジに騙されちゃうんだけど、バンドサウンドとしては完全に西海岸風のポップスで良い。本当に、特にドラムスが。
で、このドラムス。高橋ユキヒロなんだよなぁ。
竹内まりやの当時のバックは錚々たるメンバーで、1stなんか、俺的な芋づるがいくらでもできる感じ。
タイアップも結構、あったんで、当時の言い方でニュー・ミュージックのアイドル的な感じだけど、いやいや、アイドルって切り捨てらんない音作りしてるんだよね。
SEPTEMBERとか不思議なピーチパイあたりから、ちゃんと聴いてないんだけど、
1stと2ndは、西海岸というかLAって云った方がいいのかな。あの辺のポップス。
J-POPではないね。
洋物というかアメリカンポップスの世界だね。
で、その中でも、上物の歌謡曲感に隠されたアメリカンポップスの名曲なんじゃないかなぁ。
ブラスとストリングスなんか、山口百恵の曲かって感じなんだけど、
伊東ゆかりかって思うほど、声質が似てる竹内まりやのボーカルが、60年代の日本の輸入ポップス感を醸し出してる。
ベーシックトラックは、完全にアメリカンポップスで、
上物は歌謡曲で、
そして、ボーカルは輸入ポップス。
かなり面白い。
是非、シングルバージョン聴いて欲しいなぁ。