MClass Compressorですが、今回はサイドチェーン。

 

サイドチェーンというのは、コンプの使い方の一つで、

通常のようにコンプに入ってくる信号を基準にしてコンプを動作させるのではなくて、

他の信号を使ってコンプを動作させる使い方です。

 

なんで、そんなことをって思うかもしれませんけど、

キックとベースって被ることがままありますよね。

でも、ベースが前に出過ぎていると、キックとベースが被ってる部分だけ、キックが聴こえないってことが起こります。

 

そうすると、ビートとして気持ち悪い。

キックが聴こえなかったり、聴こえたり。4つ打ちで、ベースが重なってるところだけキックが聴こえなかったら気持ち悪いでしょう。

 

で、サイドチェーン。

キックの信号で、ベースを叩いちゃえってことですよ。典型例として。

あと、ダッキング。

181.fmなんか聴いている時に、曲と曲の間でナレーションが入ったりするでしょ。

http://www.181.fm/player/?station=181-beatles&TI=&embed=1

その時、流れてる音楽はナレーションの間、音量下がりますよね。あれがダッキング。

 

これのやり方。

片方は適当なデバイスで、片方はドラム音源にしておこう。

適当なのはPX7にして、これをMatrixで鳴らしてます。

PX7にはMClass Compressorをつなげます。

 

次にドラム音源。今回はRedrum。一番下のやつですね。

これ、キックが鳴るようにシーケンサーを設定してあげる。

 

ここまで、まったく普通にやればいいんです。

 

で、Redrum側のMIXチャンネルのTO DEVICEからMClass CompressorのSidechain inにつなぐ。

 

これで接続は完了。

あとは、PX7をどの程度叩くのか、MClass Compressorで設定すればいい。

RedrumとMATRIXをRunして、聴きながら設定すればいい。

 

これAUDIO TRACKでも同じことだよ。

181.fm的に言えば、

ナレーションのAUDIO TRACKのTO DEVICEからMClass CompressorのSidechain inにつなぐ。

MClass Compressor自体はBGM側につなぐ。

 

これだけです。

 

で、同じことがメインミキサーでもできます。

考え方は同じ。

MIXチャンネルでもAUDIO TRACKでも裏にサイドチェーン入力が備わってます。

DYNAMICSのSIDECHAIN INPUTってところね。

ここに、さっきの例で云えばナレーションのAUDIO TRACKのTO DEVICEからつなぐってことです。

ケーブルを繋ぐとSIDECHAIN INPUTの横にあるKEYボタンがオンになります。

これだけ。簡単だよね。