ラフミックス・シリーズですね。

 

 今回は、パラレルチャンネル。

 これは並行する同じチャンネルがあるってことです。

 パラレルワールドと同じで、同じ世界が並行して存在してるけど、違う部分もあったりする小説のような話です。

 

 Reasonでは、どういうことかというと、パラレルチャンネルを作れば、それぞれに別の処理をチャンネルストリップ上でできる。爆笑。

 何が爆笑か。lolともいうが。俺、英語チャットもするので。

 

 今、「ちゃんねるすとりっぷじょう」って打ち込んだら、チャンネルストリップ嬢と変換された。ストリップ嬢。会ってみたいですな。

 

 で、Reasonのパラレルチャンネル。ストリップ嬢が目に浮かぶわ。

 これを作ると、例えば、元のチャンネルはドライ=エフェクトを掛けてない状態。作ったパラレルチャンネルはウェット=エフェクトを掛けた状態。

 こういうパラレルチャンネルを作ることで、DryとWetで自由にバランスを調整できる。

 ギターサウンドなんかも、パラレルチャンネル毎に異なるエフェクトを掛けてミックスするとか。これも発想次第。

 

 これも似たようなことがレガシーReasonでもできる。

Reasonにはオーディオを分割したり結合したりできるSPIDER AUDIOってデバイスがあるので、これとMixer 14:2で同じようなことはできる。Combinator化してもいいだろうし。

 

 でも、メインミキサーでやるパラレルチャンネルは、それより簡単。

元のチャンネルで右クリックして「パラレルチャンネルを作成」を選ぶだけです。

 

 

そすると、「P1:  + 元のチャンネル名」という名称でパラレルチャンネルが作成されます。

さらにパラレルチャンネルが欲しいときは、今度は「P1: 〜」上で右クリック。

「P2: 〜」が作成されます。

 

これはなにも普通のチャンネルに限った話ではないです。

BUSチャンネル。このシリーズでいうとサブミックスのマスターチャンネルです。

これもパラレルチャンネルが作れます。

こうすると、サブミックスされたものに対してもエフェクトのかけ方を何種類も作れるわけです。

もちろん、これはAUDIO TRACKのチャンネルストリップでもできますよ。

 

前回のサブミックスと今回のパラレルチャンネルで、かなりリミックス作業は視界が広がるんじゃないかと思います。

 

例えばね、サブミックスのBUSチャンネルのパラレルチャンネルを作って、

異なる処理をしてやる。極端に変えて。

で、オートメーションでフェーダー操作してあげて、

ガラッと違うミックスが曲の進行とともにクロスフェードするとかね。

曲によっては非常に面白いと思いますよ。

 

もちろん、そんなトリッキーな使い方はしなくても、単にDry/Wetのバランス調整に使ってもいいんですけどっていうか、そっちが正統派ですな。