いつも思いつきで書いてるんで、シリーズ化してるものを書いてると、前回何書いたかわからなくなることがある。

 だから、これは書いてないだろうって事を書く事になるんで、体系的でなくて、すみません。
 
 で、今回は、Propellerhead ReasonのRedrum。
往年の名機・Roland TR-808の入力方法を踏襲……、ってよく言われるけど、
俺はその頃、そういうジャンルにいないので、TR-808を触ったことはない。
っていうか、TR-808が製造中は、そこまで、俺は進出してないんだよね。
 
多重録音はやってた。それは、SHARPのでかいダブルカセットデッキで、
まあ、カラオケ用途だったんだろう。
片方のカセットを再生しながら、マイク入力、ライン入力ができて、もう一つのカセットに録音できるという代物。
これの繰り返しで多重録音。
使ってたのは、Fender StratocasterとRoland RS-09っていうOrganとStringsをミックスして音を鳴らすキーボード。
Stringsって云っても、アナログシンセのストリングスの音だよ。あとボーカルか。
 
これを一方でやりつつ、DTM的なものは、最初はPSG音源で3重和音で、無駄な抵抗をしつつ狭義のDTM、要するにコンピュータを使った自動演奏をやっていて、それからPC-9801のミュージック・ジェネレータボードで遊ぶという感じで、
 
多重録音とコンピュータで奏でてる音楽は、自分の中で別物だった。
 
状況が変わってきたのは、もっと後で、YAMAHAのSFG-01ってMSX用のFM音源ユニットを手に入れてから。
そこから、そのシステムが発展して、YAMAHAのカセットMTR CMX-IIを中心にした当時のYAMAHAの言い方で、パーソナル・レコーディング・システムを構築するまで、生演奏とコンピュータを使った音楽が自分中で一致することはなかった。
アナログだったけど、やってることはDTMというよりDAWに近かった。アナログだからAAWか。
 
そのCMX-IIを使ったシステムは、SFG-01にYAMAHAのFB-01ってFM音源ユニットとYAMAHAのデジタル・リズム・プログラマーRX17という構成だったんだけど、
俺にとって初のリズム・プログラマーというかドラム音源は、RX17なんです。
 
だからTR-808と一緒って言われてもピンとこない。
 
で、RX17と比較して入力方法はどうかといえば、操作は似てないけど、考え方は似てる。
で、好き嫌いでいうと好き。LogicのUltrabeatにも同じことが言えるけど、単純にこういうデバイスは遊べるよね。
 
やってみよう。
まあ、単純なパターンで。
Redrumにはシーケンサーが内蔵されているので、まずはそれを使おう。
RUNボタンを押すと、Redrumのシーケンサーがスタートする。
そして、入力したいサンプルをSELECTボタンで選び、入力するステップのボタンをオンにするだけ。
基本は、これだけだ。
 
Bass Drumを選んだ。
次にSnare
Hi-HatのClosed
Hi-Hat Open
 
アクセントは、ステップのボタンを押すときに、DYNAMICで選んでおく。
他、STEP数や、どの範囲のステップを入力するかといったスイッチが並んでいる。
 
画像の場合、16ステップのパターンで、十六分音符の分解能で、16ステップのパターンだから当然、1〜16ステップまでを入力している。
 
Aと1のボタンが点灯しているが、これはバンクAのループ1のパターンを入力しているという意味。合計32パターンが登録できるということだ。
Reason側のシーケンサーからはこのバンクとループを指定することで、演奏するパターンを選べる。
 
もちろん、このパターンシーケンサーを使わなくても入力はできる。
Reasonのシーケンサーを使った場合は、ピアノロール……、Redrumの場合は、ピアノは表示されず、サンプル名が表示されるので、ピアノロールとは言わないか。
まあ、いい。とにかくシーケンサーでも入力はできる。
 
パッドを使ったリアルタイム・レコーディングは当然として、Reasonには他にもパターンシーケンサーデバイスはあるし、新しいPlayerデバイス群を使うのも面白い。