そういえば、今回のことのことに関するひとつ大事なファクターを書き忘れていた。

父のことなんだけど。

父は、どっぷり昭和の人だけど大正ぐらいの血も多く入っているのか、昔の「長男史上主義」をものすごく持っている。

そのせいで、とにかく弟のことが無条件で大事で大好きなんだよ。

あんだけすべて私になんでも頼ってくるくせして、弟が一番大事。

なので、弟に迷惑をかけることをこの上ない悪だと思っている。

弟に何かを頼むことは迷惑だと思っていて、一切頼らない。

そして、うちの親は贅沢をしなければお金に困るようなこともないけど、小さな家と土地のほかに大きな遺産などないような人たちなのだが、残すものはすべて弟にとしか考えていない。

(なぜかそれを少し前まではまったくなんとも思わなかったけど、例のキレた記念日をきっかけに段々と頭にくるようになってきた)

令和の世の中じゃ叩かれる案件だよ。私なんか「女」ってだけでどんだけ使ってもいいんだから。

 

そんな「弟がとにかく大事、なんでも弟が一番!」な父なので、

今回私がとうとうキレて弟たちに協力しろと言ったと伝えたら、予想通りいい顔をしなかった。怒りはしなかったけどね。

でも「このままいったら私がつぶれて、もうどうしようもなくなるよ!?いいの!?」

と迫る私の勢いに押されたようで、しぶしぶ受け入れた。

 

これが書き忘れていた私のストレスの一因でした。

弟は普段何もしてくれないので、何年も前にしてくれてうれしかったエピソードを何度も何度も話しては喜んでいる父だから、

今回、弟が少しずつ母の介護に手を貸してくれるようになったことを、またべた褒めするのかなとも思った。

だけど、弟たちに迷惑をかけて悪い感のが勝っているようで、そこまで大絶賛はしていない。(多分、本当は手を貸して欲しくないんだろうとも思う。弟たちに悪くて)

なので私に気を遣っているわけではないんだけど、まあ、大喜びしていたら、私もちょっと胸糞悪く感じるだろうからいいけどね、「私はここ数年毎日それ以上のことしてきましたが?」ってさ。

 

ホント漆黒と呼んでいいほどの黒さでごめんね。

でも、この父の件に関しては、私が父に怒りを感じているように見えるかもしれないけど、実はやっぱり怒りはほぼ弟たちに向いているんだよ。父には怒っていない。

むしろ、そんだけ弟のことが大好きなのに、まったく相手にしてもらえない父のことが不憫ですらあるんだ。

わかりづらいかもしれないけどね。