74本目(12月21日鑑賞)


あっちで喧嘩し、こっちで恋し

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ホビット 決戦のゆくえ


監督・製作・脚本:ピーター・ジャクソン

脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ギレルモ・デル・トロ

美術:ダン・ヘナ

衣装:リチャード・テイラー

音楽:ハワード・ショア

出演:イアン・マッケラン/マーティン・フリーマン/リチャード・アーミティッジ/エヴァンジェリン・リリー/リー・ペイス/ルーク・エバンス/ベネディクト・カンバーバッジ/エン・ストット/ジェイムズ・ネスピット/ビリー・コノリー/エイダン・ターナー/ディーン・オゴーマン/グレアム・マクタビッシュ/スティーブン・フライ/ライアン・ゲイジ/シルベスター・マッコイ/ケイト・ブランシェット/イアン・ホルム/クリストファー・リー/ヒューゴ・ウィービング/オーランド・ブルーム


トーリン(リチャード・アーミティッジ)率いるドワーフ一行と共に旅を続ける魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)とホビットのビルボ(マーティン・フリーマン)。邪悪なドラゴン・スマウグ(ベネディクト・カンバーバッジ)が奪った聖なる石を求め湖の町に辿りつくが、目覚めたスマウグが怒り町を攻撃する。

かつてスマウグに国を滅ぼされた領主の末裔バドル(ルーク・エバンス)の弓でスマウグを倒すが、スマウグの遺した莫大な財宝をめぐり、ドワーフ、エルフ、オークの軍隊が動き出す。

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いよいよ最終話ですね。160分…最近長尺の大作が多いですね。とりあえず席について、予告を観て、お、始まります。さて、前回はどこで終わったんでしたっけ~。


…などと悠長に構えていると間違いなくスタートから置いてかれます。「前回までのあらすじ」はありません。急にドラゴンが暴れまくります。町の人々が逃げまどいます。統領って誰だっけ? ドワーフが二手に分かれてる? エルフは追いついたの? あ、ドラゴンが来た! 火事だ! 町の混乱。頭も混乱。テレビの直前前作放送もなくピンチ。劇場へ向かうまで引っ張り出せるだけの記憶を準備しておこう。


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ところが…大騒ぎのスタートから30分もかからずにドラゴン討伐。ビッグダディ・バドルの活躍。我らがルーク様の痺れるカッコよさ。あれ、お話は終わり?…とんでもございません。ここから三つ巴四つ巴の大混戦の開幕。


トーリンたちが籠城し、ドワーフ軍が駆けつけて、エルフ軍が対峙する。後方からはオークの大軍。もう、誰対誰なのか。小競り合い、殺し合いが展開される横で、ドワーフとエルフの恋の花も咲く。もう隠すものはない。ネタばれフリーの心地よさ。…いや、あれとあれは内緒にしておこう。


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ルーク様は主役級の露出。オーランド・ブルームも今回見せ場が大増量。ガンダルフ=マッケランは捕まっててもクライマックスには間に合う、相変わらずのタフネス。アーミティッジはちょっと変になって演技力も披露。キーリー=エイダン・ターナーは人気が出ること請け合い。ビルボは指輪で消えているのか、主役なのに劇中見失いがち。そして何より、ガラドリエルが、ケイト・ブランシェットが、サウロンより怖い。


サルマン出てきたね。「アラソルンの息子」って…彼のことね。…「ロード・オブ・ザ・リング」への伏線もあちこちに。見逃すな。


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思えば「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」も最後は大忙し。これが本シリーズの「らしさ」ですかね。


お祭り騒ぎでシリーズ終了。続けて「ロード・オブ・ザ・リング」も観たくなりました。


hiroでした。



脚本7 映像7 音響9 配役7 他(編集)6

36/50