こんにちは。

ひろなか歯科の有金です。

 

みなさんはオーラルケアという言葉を聞いたことはありますか?

 

オーラルケアとはお口の中全体のケアのことで、歯だけではなく歯ぐきや舌、頬の粘膜などを清潔に保つことをいいます。

 

オーラルケアグッズのひとつに舌ブラシがあります。

 

最近では舌ブラシをテレビで紹介していたり、ドラッグストアでも販売していますので、みなさんも一度は見たことがあるのではないかと思います。

 

今回は舌の汚れと舌ブラシの使い方についてお話します。

 

 

まず舌の表面についている白い色の汚れのことを舌苔(ぜったい)といいます。

 

舌苔は、

 

①  舌の凸凹部分に食べかすが付着して生成されたもの

 

②  古くなった粘膜などの細胞を栄養にして細菌が増えたもの

 

③  消化器系の病気で発生したもの

 

などがあります。

 

 

舌苔が付いたままだと口臭の原因になったり、ウイルス感染を起こしやすくなると言われています。

 

ですので、

舌をきれいにするのはお口にとっても体全体にとってもすごくいいことです。

 

が、しかし

このとき強い力でゴシゴシ磨くと、舌はやわらかい粘膜でできているため舌を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。

 

舌ブラシの使い方は、

 

①一日に一回

②舌を縦に三分割に分けて奥から手前へ

③すっすっと“やさしくなでるように”

④3回動かすだけ

 

これで十分きれいになります。

 

そんなに少なくて大丈夫なのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが少なくて大丈夫です!

 

舌苔を必要以上に取りすぎないことも大切なポイントです。

(舌に傷をつくってしまうとかえって舌苔が増えてしまいます)

 

 

また、舌苔が付いてしまう原因のひとつに口腔乾燥があります。

唾液が減ってお口が乾燥すると細菌が増えてしまい、舌苔も付きやすくなります。

鼻で呼吸をする、保湿剤を使うなどして、お口の乾燥に気をつけましょう。

 

舌の磨きすぎに注意して舌掃除の達人になってくださいね!