国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展」中止、補助金不交付決定騒動
昭和天皇裕仁の肖像写真を燃やし、その燃えカスを足で踏みつける映像作品が展示された
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展」の少女像や昭和天皇の肖像が燃える映像作品に対して、芸術祭実行委員会や県などに抗議が殺到し、放火を示唆する内容もあった。 このため「表現の不自由展」は8月1日の開催からわずか3日で中止に追い込まれた。
こうした経緯を表向きの理由に、文化庁は一旦は補助事業として採択した「あいちトリエンナーレ2019」に対して、今になって補助金を全額支給しないことを唐突に決定し発表した。
しかし本音は河村名古屋市長の考えと同じ理由。特に昭和天皇の肖像を燃やして足で踏みつける映像を流したことが、よほど腹に据えかねていたのであろう。
これに対し大村愛知県知事が文化庁に対し訴えを提起するとのこと。 こうなれば裁判を通して真実をどんどん明らかにしてほしい。
昭和天皇裕仁の写真に火を付け燃えカスを足で踏みつける行為が、何らかの法に触れるわけでもない。 上手に表現すれば、強いメッセージ性を持った芸術になり得る。 芸術は単に花鳥風月など誰が見ても美しいと感じるもののみにその名称が与えられるわけではない。 ダリの絵もピカソの絵もそういう範疇にはない。
一般の人びとに見せさらに説明を加えても、理解がなかなか得られない芸術作品も多数ある。
あらためて言うが河村名古屋市長や文化庁(政府)は、「表現の不自由展」での昭和天皇が軍馬にまたがった写真などを燃やしその燃えカスを足で踏みつける映像展示が、気にくわないだけなのだ。
この映像作品に対しては、政治思想を宣伝するものであり、「芸術なんかではない」という批判があるのは周知のとおり。
だが、燃やして踏みつけた対象が、昭和天皇裕仁の写真であるからこそ大きな意義があるし、芸術になり得る(私の写真をそうしても何の価値もない。)
芸術は「政治的」であってはならないということは絶対にない。 むしろ政治的メッセージを込めた芸術作品は多数存在する。 ピカソの「ゲルニカ」という巨大な作品は、当時ナチスドイツが一般市民の住む都市ゲルニカを無差別爆撃したことへの政治的抗議を表現したものだ。
昭和天皇裕仁は先の大戦で、形式的側面があったものの大日本帝国陸海軍の統帥権者(最高指揮権者)であった人物だ。 「表現の不自由展」でのあの映像作品が、「芸術なんかではない」ということは決してない。
ちなみに、下に掲げたのは以前私が制作した写真作品。これを、一昨年写真投稿サイトにアップしたとたん、脅迫めいたものも含め激しい抗議や嫌がらせのネット書き込みが多数なされた。
私の場合は逐一すべてに反論し、削除要求には応じなかった。 以後今もアップされままだが、もう誰も文句を言ってこなくなった。
「表現の不自由展」も、嫌がらせに負けることなく再開されることを強く願う。
© 2019 HIRAI HIROAKI
※ ご注意! 私の「なりすまし」「ニセ者」など、ネット上の悪質な行為にご注意ください。
相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter ・Facebook)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。 私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
また、私が他の多くのブログや各種サイト等で、いわゆる「荒し」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
私が政治経済社会問題に関してやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙るニセ者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」「NEWS PICKS」「iRONNA」「THE HUFFINGTON POST」「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。 これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。
アジア太平洋戦争の「悲惨さ」と「責任」
毎年8月になると、マスメディアやジャーナリズムは、先の大戦(アジア太平洋戦争1937-1945)の「悲惨さ」について多くを語り、悲惨な戦争は繰り返してはいけないと訴えます。
ところが、戦争の「責任・責任者」となると、ほとんどそれに触れることをしません。
理由は、国家指導層、天皇・皇室、靖国神社、右翼国粋主義者、敵国だった米国(現在は同盟国)に忖度し、及び腰になってしまうことにあります。
これでは偏りのある報道にならざるをえません。
あの大戦の「悲惨さ」について、国家指導層、天皇・皇室、靖国神社、右翼国粋主義者、米国の指導層に「責任」があることはあまりにも明らかです。
しかも重大な「責任」です。日本人だけでも300万人以上を死に追いやり、日本国家自体をも滅亡の崖っぷちまで追い込んだ。そして周辺諸国にも多大な被害を与えました。
戦争の「悲惨さ」を伝えることはもちろん重要。
しかし同様に、その悲惨さを招いた「責任」を追求(追及)し明らかにすることも、マスメディアやジャーナリズムの重要な使命のはず。
「悲惨さ」を示すだけでは戦争の抑止には不十分です。「責任」を明確にすることで、真に戦争の阻止につながると考えます。
© 2019 HIRAI HIROAKI
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「国民に寄り添う」天皇という新しい天皇制イデオロギー
きょう(2019年4月30日)をもって天皇を退位する明仁は、多くの被災地でひざまずいてまで人びとを見舞う、戦没者慰霊を数多く誠実にこなす、などの行為により、 《国民に寄り添う》象徴天皇という新しい天皇制イデオロギーを構築した。
ただ、明仁本人にその意図も悪気もなかったろう。 自分なりに新しい象徴天皇の姿を求めて努力した功績だと考えているに違いない。
しかし、このことを国家統治の点で見れば、これはある種の危険性をはらんだ功績というべきだ。
権力者は、今後必ず、この新しい天皇制イデオロギーを巧妙に利用することを企むだろう。
したがって、国民による権力の監視と批判がますます重要になる。 そして何より天皇制自体を廃絶してしまうのが、将来の日本の幸福と安全にとって最も確実であるのは言うまでもない。
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忘れられない「写真」 特攻基地のそばにある食堂で撮られた一枚
この写真は前にも掲載したことがありますが、今回は「写真」という表現手段が持つ力について特に焦点を当ててみたいと思います。
私のどうしても忘れられない「写真」です。
74年前の大戦末期、鹿児島の知覧町で撮られた一枚。
この「写真」は、「特攻」をむやみに美化・称賛する人たちにぜひ見てほしい、そして考えてほしい。
なんで皆こんなに笑顔で写っているのか?
知覧の基地から「特攻」に出撃したものの、天候悪化のため基地に一時帰還。
その隊員たちが行きつけの食堂に駆け込む、そして日頃から母のように面倒を見てくれた店主鳥濱トメさんに再会、「写真」を撮った。
普通ならもう生きて会えるはずはない、それゆえの予期しなかった無上の喜びがこの「写真」には収められています。
そして同時に、国家が事実上強制した「特攻」の愚劣さを、この「写真」は強く訴えているように思えてなりません。
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天皇制度は廃絶すべきだ
こうした気持ち悪い行事が毎年2月11日に各地で行われる。
本日(2019年2月11日)は、皇室翼賛右翼勢力や「ネトウヨ」諸氏には大事な「建国記念の日」(戦前の「紀元節」の復古版)だ。
そこで日本建国に関係が深いとされる天皇について、改めて論じておきたい。
① 現在の天皇制度は、実際には全く新たに明治時代に作り上げたものである。
幕末明治維新の際、長州藩中心の倒幕勢力(後の明治政権)が、それまでレイムダック(死に体)だった天皇を神輿に担ぎ上げ倒幕の名分にし、政権樹立後、全国民の一括統治(国民国家の構築)を目的に、それまでとは全く異なる天皇制度を構築した。
② 明治政権は、「古事記」や「日本書紀」を強引に日本の正史として解釈し、「紀元前660年に神武初代天皇が日本を建国し、以降日本は万世一系の天皇を中心に栄えた世界最古で唯一の神の国」という天皇神格化皇国史観を創作することで国家統一を果たそうとした。
それは、キリスト教のような一神教のなかった日本にそれ代わるものを作り、西欧列強の植民地化圧力に対抗する面も有した。
③ したがって明治以降の天皇制度は、平安時代中期から江戸時代末までの、ほとんど忘れ去られていた緩い天皇制度とは根本的に異なるもの。明治維新に際し天皇暗殺・別人すり替え説もあるぐらいだ。
また、民衆の間に天皇を奉祝するなどという行為が生まれたのは、明治政権の政策によってのことである。
そして明治維新政権は帝政ドイツをまねて憲法を制定し、天皇を国家元首かつ軍隊の最高指揮権者の地位に据える。これによって統一国家大日本帝国として軍備を持ち、対外戦争ができる中央集権体制を整えた。
④ この天皇を中心とする(実は利用する)国家統治体制がアジア太平洋戦争(大東亜戦争)の敗戦(1945年8月)まで続く。
敗戦後は新憲法により、天皇制度の性格や権限が大幅に変更され、天皇は日本国と日本国民統合の「象徴」という地位になる。しかし、戦前の制度もそのまま多くが引き継がれた。
⑤ この明治期以降の新しい制度による天皇は、明治天皇睦仁・大正天皇嘉仁・昭和天皇裕仁・現天皇明仁の4人だけである。
現天皇明仁は、伝説では神武天皇以来125代目だが、実質上は4代目というべきなのだ。
⑥ そして、年齢等を考慮すれば、今後天皇を世襲する可能性のあるのは、徳仁(2019年5月1日に即位予定)、その弟の文仁、文仁の長男悠仁。
そして皇室典範改正で女性の天皇が可能になれば、徳仁の長女愛子、文仁の長女眞子、文仁の次女佳子も天皇となる可能性がある。
⑦ ここで重要なのは、天皇や皇族は、我々と全く同じ「ヒト」という動物であり、特別に一般国民よりも偉いとか尊いということはないということ。
古事記や日本書紀に書かれた神武初代天皇の血筋を2千年以上も途切れず引き継いでいる(万世一系)などという話も、全く証明はない。
仮に血筋を引いていたとしても、現代の社会で、「太古の昔日本を統治した豪族の親分の血筋」が、何か特別に高い価値を持つことなどあり得ない。
⑧ また、これまで天皇が勇敢に英雄的行動をとって、多くの国民を救ったという事実でもあれば話は別だが、そういう事実もない。
さらに、国民の安寧を祈ることが天皇・皇族の最重要の役割で、国民はその恩恵を受けているという主張がある。
しかし祈るだけで戦争や災害・事故・貧困がなくなれば、こんな楽な話はない。全く説得力のない理屈だ。
⑨ むしろ、右翼的強権政治や軍国大国を志向する勢力に、再び天皇が担がれて利用される危険性の方を、将来に向けて警戒すべきだ。
したがって、天皇や皇族を、天皇・皇族という理由だけで敬う理由も必要もない。そして天皇・皇族の利用をたくらむ勢力の跋扈を許してはならない。
⑩ 今の世の中でも、この天皇や皇族を、敬愛し崇拝しなければならないのだと、馬鹿げた不合理なことを主張する右派天皇崇拝主義勢力が存在する。
こうした天皇崇拝主義者は、いまだに戦前の皇国思想そのままの「日本は天皇を中心とする世界最古唯一の神の国」だという、とんでもないことを平気で口にし、加えて憲法も明治憲法に復古せよと主張したりする。
しかし、決してこのような考えに与してはならない。
⑪ 【まとめ】: 日本に、後に「天皇」と呼ばれるようになる豪族の長が出現し他の多くの豪族を支配したのは、だいたい4世紀頃。
しかしこの天皇が、自身の意思で政治力と軍事力(=「権力」)を思いのままにできたのは、せいぜい平安時代の初期まで。
それ以降現在まで「権力」は失ったままで、わずかに残った「権威」だけを細々と引き継いでいただけに過ぎない。
権力の方は、藤原貴族等を経て武士政権へ、そして明治以降は国民の政治家・軍人に移った。
特に徳川時代は、皇室を取り締まる法律として「禁中並公家諸法度」が制定され、皇室は、政治・軍事に口出しするな、和歌を詠んだり読書だけしていろというもので、徹底的に皇室は封じ込められた。徳川政権は、皇室に僅かに残っていた権威的なものを儀礼として利用するだけだった。
そして当時の一般庶民の大半は天皇の存在すら知らなかったというのが実態。
さらに明治以降は、倒幕勢力中心の明治政権が、天皇への絶対忠誠を突然国民に強制し、天皇の名のもとに戦争で多くの国民が犠牲を強いられた。
アジア太平洋戦争(大東亜戦争)敗戦以降も、国民の心の奥底、本音の部分では、皇室を敬うなどという意識は皆無に等しい実態が続いている。
これらのことは、右派天皇礼賛論客がよく口にするフレーズ「125代という悠久の歴史を重ねる連綿とした皇室の存在は、世界に類例をみないわが国の誇るべき宝である。日本人は、皇室を中心に同じ民族としての一体感をいだき国づくりにいそしんできた。」は、全く歴史的事実を無視したデタラメという他ない。
⑫ 【結論】: 以上のこと(特に⑨)を考慮すれば、天皇制度は廃止すべきだと強く主張する。
© 2019 HIRAI HIROAKI
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現天皇明仁氏、天皇として最後の誕生日記者会見
85歳の誕生日を前にして記者会見する現天皇明仁氏 2018年12月20日 (公表は23日)
明仁氏の発言内容全文は、宮内庁公式サイトをご覧ください ⇒ <span style="color:#0000ff;"><span style="color:#0000ff;">http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25</span></span>
動画は ⇒ <span style="color:#0000ff;">https://youtu.be/r65-5z4-28o</span>
この会見の模様を私も動画で視聴した。 あの涙声には嘘はないと思う。 そして話す内容の誠実さにも感銘するものがあった。
私は、天皇なるものの存在やその制度については強く反対する。 が、明仁氏個人の人間としてのあり方には好意を持てる(少なくとも日本国首相の安倍晋三氏よりはずっと優れている)。
何よりも一般庶民の幸福と平和を心の底から願い、先の大戦のような悲劇を二度と繰り返してはならないという強い決意を持ち、特に沖縄には格段の思いを抱き、それらのことを実践行動で示すことに生涯を尽くしてきた。 そのことを改めて強く印象付けた会見だった。
しかし、未来永劫このような天皇が続く保証は全くない。それが重大な問題だ。
やたら好戦的で政治に口出しする勘違いおバカ天皇が現れないとも限らない (天皇は世襲なので防ぎようがない)。 さらに政権側もそれを利用する可能性がある。
日本の未来を考えれば、やはり天皇制度をこのまま温存することはたいへん危険である。 できるだけ速やかに廃絶すべきだ。
© 2018 HIRAI HIROAKI
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77年前のきょう、日米は激烈な戦争を始めた
日本軍による真珠湾米軍基地攻撃 1941年12月8日(日本時間)。
日米開戦を知らせる日本の新聞。
日米開戦を知らせる米国の新聞。
天皇裕仁。 形式的側面があったとはいえ天皇は日本陸海軍の最高指揮権者(統帥権者)だった。
77年前のきょう(1941年12月8日)、日本軍が米軍基地のあるハワイ真珠湾を攻撃し日米戦争が始まった。
そこで以下に、オピニオンサイト「アゴラ言論プラットフォーム」から、石川了氏の記事(http://agora-web.jp/archives/2036059.html)の一部引用する。
《 「総力戦研究所」という組織があった。 この組織は国防の研究を目的に、1940年10月に、各官庁・陸海軍・民間エリートたちを選抜して、内閣の直轄組織として作られた組織だ。 その組織で1941年7月に軍事、外交、経済等の各局面での具体的データを基に分析し、「日米戦争」の展開を予測した。 そして「総力戦研究所」は、『開戦後、緒戦の勝利は見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、その負担に日本の国力は耐えられない。 戦争末期にはソ連の参戦もあり、敗北は避けられない。 よって戦争は不可能』という「日本必敗」の結論を導き出した。 この机上演習は結果的におそるべき的中率で、「真珠湾攻撃と原爆投下」を除いて、ほとんどあたっていた。 日米開戦の5ヶ月前に日本が必ず負けると予想していたのだ。 》 以上引用終り。
つまりこのように日本の当時の国家中枢部は、日米が戦争すれば、どのような経過で日本が負けるかまであらかじめ知って理解していた。
それでも開戦せざるを得なかった理由については今なお種々の議論がある。
しかし、日本は以下に示すような精神論に傾きがちだったことが原因の一つであることは間違いない。
永野修身海軍軍令部総長(当時)と同氏の考え(この通り発言したわけではない)。
加えて「大和魂」や「武士道」についての誤った解釈も戦争への道を後押しした。
そして何よりも、明治維新で新政権によってデッチ上げられた「天皇」なる疑似一神教の影響が大きいと言えるだろう・・・「日本よい国、きよい国、世界に一つの神の国。 日本よい国、強い国、世界に輝く偉い国」。
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教育勅語の真の狙いが何なのか、柴山文部科学大臣は理解しているのか
画像①
画像②
画像③
画像① 教育勅語原文 天皇睦仁(明治天皇)の勅語という形をとって1890年10月30日に発布され、学校教育を通じて全国民に徹底された。
画像② 1940年2月に当時の文部省が、教育勅語の内容を分かりやすく通釈したもの。 掲載画像は、その通釈に政府が狙いとしたところを赤字で示し下線を付してある。 なおこの全文通釈の完全な原文は、末尾記載の(注)を参照ください。
画像③ 最近、教育勅語を暗唱させる幼稚園が話題となった。 このようなことが今後教育の場で広がることが望ましいことでしょうか?
今回の内閣改造で、文部科学大臣に起用された柴山昌彦氏が、明治期に制定された教育勅語を肯定的にとらえ、現代風にアレンジして教育現場で活用することは検討に値するという趣旨のことを、就任記者会見で述べました。
しかし、かつて教育勅語を義務教育を通じて徹底させた「真の狙い」は、国民を天皇の「臣民」と位置付けることを教育の根幹とし、いざとなれば天皇と天皇の治める国家のために命を投げ出す覚悟をせよということです。
つまり国家権力は、こうした思想を教育勅語により全国民に叩き込むことで、天皇を利用した国家統治体制・国民統制体制、そして新たな天皇制度(天皇の神格化等)の構築に成功したのです。
絶対に教育勅語(当然現代風にアレンジしたものも含めて)を復活させてはなりません。
(注)教育勅語の全文通釈 (1940年2月 文部省)
朕がおもふに、我が御祖先の方々が国をお肇めになつたことは極めて広遠であり、徳をお立てになつたことは極めて深く厚くあらせられ、又、我が臣民はよく忠にはげみよく孝をつくし、国中のすべての者が皆心を一にして代々美風をつくりあげて来た。これは我が国柄の精髄であつて、教育の基づくところもまた実にこゝにある。汝臣民は、父母に孝行をつくし、兄弟姉妹仲よくし、夫婦互に睦び合ひ、朋友互に信義を以て交り、へりくだつて気随気儘の振舞をせず、人々に対して慈愛を及すやうにし、学問を修め業務を習つて知識才能を養ひ、善良有為の人物となり、進んで公共の利益を広め世のためになる仕事をおこし、常に皇室典範並びに憲法を始め諸々の法令を尊重遵守し、万一危急の大事が起つたならば、大義に基づいて勇気をふるひ一身を捧げて皇室国家の為につくせ。かくして神勅のまにまに天地と共に窮りなき宝祚[あまつひつぎ]の御栄をたすけ奉れ。かやうにすることは、たゞに朕に対して忠良な臣民であるばかりでなく、それがとりもなほさず、汝らの祖先ののこした美風をはつきりあらはすことになる。
こゝに示した道は、実に我が御祖先のおのこしになつた御訓であつて、皇祖皇宗の子孫たる者及び臣民たる者が共々にしたがひ守るべきところである。この道は古今を貫ぬいて永久に間違がなく、又我が国はもとより外国でとり用ひても正しい道である。朕は汝臣民と一緒にこの道を大切に守つて、皆この道を体得実践することを切に望む。
© 2018 HIRAI HIROAKI
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ヒト(人類)だけは絶対に殺されてはいけないを徹底すべき
写真②
写真③
写真④
写真⑤
写真① ソンミ村虐殺事件 1968年3月16日ベトナム戦争の最中、米軍兵士がベトナムのクアンガイ省ソンミ村ミライ集落の無抵抗の住民504人を、無差別銃撃等で虐殺し村落を壊滅させた。
写真② ソンミ村虐殺事件 米軍兵士に銃口を向けられおびえる村民。 この直後いっせいに銃弾が撃ち込まれ全員殺害された。
この事件がこうした画像とともに世界に配信されると、米国内で反戦運動が激化し、国際的にも厳しい非難を浴びるようになった。
写真③ 現在も続く中国共産党政府によるチベット族・ウイグル族弾圧。
写真④ シリア内戦で犠牲となった子供たち。 現在も騒乱は収まっていない。
写真⑤ ルワンダでの大虐殺 1994年4月ルワンダの多数派民族フツ族の指導者が「少数派のツチ族を絶滅せよと」と命じた結果、100万人近くが虐殺された。
写真⑥ 1970年代後半のカンボジア、ポルポト政権による極端な原始共産主義政策により、国民の3割 200万人以上が殺害された。
いずれもショッキングな画像ですが、目を背けないでください。
第二次大戦後も、ヒト(人類)がこうして大量殺戮されることが随所で起きています。
犬猫などの愛玩動物や、鯨・イルカを可愛がることも大事ですが、まずは「ヒトを殺さないこと、ヒトの生命を大切にすること」を徹底すべきです。
「ヒト(人類)だけは絶対に殺されてはならない」
ヒト(人類)以外の動物には気の毒だが、このわがままだけは、ヒト(人類)のエゴとして許してもらわざるを得ない。 ヒト(人類)の生命に比べれば、可愛いペットも猿も鯨も牛も豚も鶏も蠅も蚊もゴキブリもその生命は、ヒトの生命とは全く異次元のもの。 ヒト(人類)の命だけは格別なのです。
しかし現在も、愛玩動物や鯨のためならヒト(人類)の生命は二の次のように考えている人びとがいる。 反捕鯨団体「シーシェパード」もその一つの例でしょう。
さらに過去には世界的規模で、白人以外のヒト(人類)が、白人の愛玩動物以下に扱われたことがあった(奴隷制度、植民地政策、人種差別など)。 先の大戦でも、虫けら以下の扱いで多くのヒト(人類)が虐殺された。
時折「動物の殺処分」が問題として報道されますが、これらの画像に示されたような「ヒト(人類)の殺処分」こそ問題としなければならない。
© 2018 HIRAI HIROAKI
※ ご注意! 私の「なりすまし」「ニセ者」など、ネット上の悪質な行為にご注意ください。
相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA」,「THE HUFFINGTON POST 」,「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。
73年前の皇居前広場 と 天皇裕仁のボンクラ無責任ぶり
上の写真は、73年前のきょう(1945年8月15日)の皇居(宮城)前の様子を捉えたもの。
ある人の説明によると、「陛下、我々の努力が足りず戦争に負けました。誠に申し訳ないことでございます。」と、土下座して謝る臣民(天皇の家来)の姿だという。
しかし本来なら、天皇裕仁こそが土下座し、「愚かな戦争を開始し、なかなか止めることができず、たいへんな苦痛を与えてしまった。」と、国民に謝罪すべきだったはずだ。
戦前戦中は、形式的側面はあったものの、天皇は日本国の唯一の統治権者でありかつ日本陸海軍の統帥権者(最高指揮権者)の地位にあった。
にもかかわらず、戦争責任に関する処分は、天皇裕仁の部下にあたる東條英機ら7名が極東国際軍事裁判で死刑判決を受け処刑されたのみで終わり、裕仁自身は米軍の占領政策上の都合で戦犯指定を免れ、幸運にも生き残る。
裕仁はそれをいいことに、戦争の「説明責任」すら果たすことなく、戦後の平和な時代をノーテンキに満喫し、敗戦から43年あまり後の1989年1月7日、87歳で天寿を全うした。
その間1975年10月31日の日本記者クラブ主催の記者会見では、記者からの戦争責任についての質問に対し、裕仁は「戦争責任は言葉のアヤ。自分は文学方面に詳しくないので分からない。」という趣旨の、まるで茶化したような返答をし、さらに記者から原爆投下について聞かれると、「気の毒ではあるが、戦争中のことであり、やむを得ないことと思う。」と言い放つ。 当然この発言は物議を醸し、被爆者団体からの抗議の声が上がった。
今はこの件については、タブーになっているようで、ほとんど表に出てこない。記者会見の模様を収めたビデオ画像もありYouTubeなどに何度もアップされるが、その都度削除されているようだ。
しかし、記者会見の文書記録は現在も日本記者クラブに保存され公開されているのでご覧いただきたい(4ページ目)。⇒ <font color="#0084b4">https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/opdf/120.pdf</font>
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