白河のカード研究室

白河のカード研究室

WSについていろいろ書いていきます。
主に自分の書きたいことを素直に書いていくので、割と率直な批判があったりします。そのうち身内で共同ブログ作るかもしれないです。

Amebaでブログを始めよう!

この記事は大型大会出たことないから心配って人や、ルールよくわからないだけど・・・って人向けです。


大型大会では、ショップ大会やフリーとは違い比較的厳しいルールが適用されます。

他のTCGと比べるとまだまだ優しいのでご安心ください。


できるだけ綺麗に書く努力はしますが、ぐちゃぐちゃになるかもしれません・・・

初歩的なことは飛ばします(デッキ枚数が50枚だとかクライマックスは8枚までだとか・・・)



1.デッキを準備しよう


まずはデッキがないと大会には出れません。

・家を出る前、試合を開始する前には必ずデッキ枚数を確認しましょう


構築条件を確認しよう。

ネオスタンダードは間違えませんよね?

注意すべきはタイトルカップです。

去年の冬だったかにABのタイトルカップに「LOVE愛美」を入れて、優勝取り消しになられた方がいらっしゃいました。

特例カードはタイトル限定構築では適用されません。


次にスリーブについてです。

スリーブはどんな安ものでもいいからかけた方がいいです。(マーキングが疑われる可能性が高くなります)

外スリ(キャラスリなどの外からするスリーブ)は一部が不透明なものは使用してはいけません。

世界の名言シリーズや世界の紋様シリーズがこれに該当します。

ちなみにchaosTCGでは前後がはっきりと分かるものである必要があります。

汚れ、傷などがあるとマーキングと疑われますので、大会前に変えるのがお勧めです。

ただし、変えたばかりだと滑りやすいので気をつけましょう。


これでデッキは準備しました。

デッキリストが必要な大会もあります。

その場合はデッキリストを事前に印刷して書いて持っていくことをお勧めします。

(ブシロードさんには大変失礼ですが、運営がうまくいってないことが多く時間が取れないかもしれないからです)


次に基本事項をおさらいしましょう。

大型の大会では巻き戻し処理は基本的には許されません。

「これクロックに置いたけど、こっちにしたい」とか「これやっぱり登場させなくていいから手札に戻します。」などは対戦相手によっては許されません。それが色の条件を満たしていなかった等の本来プレイできないもの、間違った行動でない限りは巻き戻すことはできません。気をつけましょう。


さぁ試合です。

貼られた紙を見て、座席を確認して着席!

対戦相手にはしっかり挨拶をしましょう。


そしてデッキをシャッフル・・・

ここが問題の起きやすいところです。

シャッフルを行うというのは、デッキを無作為化するということです。


クライマックスカードを控え室の下に固めて差し込んでる方はいらっしゃいませんか?

この差し込む行為は遅延行為を取られることがあります。

なぜなら、差し込むという行為は

・意図的にばらけさせている(無作為化されていない)

・その後無作為化してるからいいじゃん?→じゃあ固めたままでもよくない?(不要な行動 遅延行為)

というどちらかに該当するからです。

これはジャッジに配布される資料にも記載されている案件です。

このような癖は直すことをお勧めします。

*追記させていただきます。

クライマックスカードを固めること自体に問題はありません。

しかし、クライマックスカードを固めようとする行為が遅延行為と取られる場合がありますのでご注意ください。

また遅延行為として取られると書いてありますが、相手がこれをしていたらジャッジを呼べということではありません。決勝卓などジャッジが付いている試合では注意される可能性があるという話です。



話を戻します。シャッフルは基本的には2種類以上のシャッフルを組み合わせて行われます。

1種類だけだとよく混ざらないor推測可能だと思われるからです。

私はヒンズーシャッフル+ファローシャッフルをしています。

ファローシャッフルは下手をするとスリーブに傷がつくので、練習もしくは他のシャッフルでも構いませんが、ディールシャッフルは時間がかかるのでお勧めしません。

この辺の問題はいろいろな記事で取り上げられていると思います。

覚える点は2つ

2種類以上のシャッフルを行う

無駄に時間をかけない

です。


さぁ互いにシャッフルも終わったところで試合開始です。

じゃんけんで先攻後攻を決め、マリガンに入ります。


マリガンのルール

まず先攻のプレイヤーが好きな枚数のカードを捨てカードを引きます。

その後、先攻のプレイヤーが捨てたカードを確認してから後攻のプレイヤーはカードを捨てて引くことができます。

確認する必要はありませんが、確認した方がお得です。


ここからはフェイズ毎にありそうなことを答えを書きます。


・ドローフェイズ

ドローフェイズの初めに誘発する効果がありましたが忘れてカードを引いてしまった。

→任意効果(~してもよいetc):しなかったことを選択したということになります。

→強制効果(~する ~行うetc):巻き戻してやり直すことになります。意図的にやっていると思われた場合はジャッジから警告またはマッチの敗北を言われますので気をつけましょう。

また、手札に入れたカードが重要になりそうな場合はジャッジの判断にも依りますが、手札を無作為に選んでデッキの上に置く ということにもなりえます。


・クロックフェイズ

クロックに置くかどうかを悩んで、舞台の配置を変えてしまった。

これはメインフェイズへ移行したと判断される可能性が高いです。

基本的には巻き戻しは許されていないので気をつけましょう。


・メインフェイズ


キャラの登場・イベントカードのプレイ・起動効果を使う時のコストの払い方

これは非常に多くの方が注意されています。

キャラの登場・イベントカードのプレイをする際は、コストを払う前に相手に何を使う・出すのかをはっきりさせてください。

例)手札にある「乙女心 万里花」をプレイしたい場合

①「乙女心 万里花」を場に出し、このカードを登場させたいということを伝える(伝える必要はありませんが伝えた方がわかりやすいでしょう)。

②必要なコストを払う。

③登場が成立し、登場効果を持っているキャラの場合はその解決に移る。

となります。

これはイベントカードも同様です。

また起動効果の場合は、必ず「どのキャラ」の「どの効果」を発動するのかを相手に伝えてください。


悪い例)

2コストを払ってから「かけがえのない仲間」を手札から場に出した。

これは手札に2コストのキャラがいたけど、コストの中に回収したいキャラがいたから「かけがえのない仲間」を使ったのでは?と思われます。


覚えるべきは ①何をしたいかをはっきりさせる ②コストを払う ということです。

集中

これも問題がすごく多いです。

大きく分けて2つあります


①山札のシャッフルについて

例を2つあげます。

キャラA

【起】 集中 [(1) あなたのキャラを2枚【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。

キャラB

【起】 集中 [(1) あなたのキャラを2枚【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《魔法》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。その山札をシャッフルする。

同じ文章に見えるかもしれませんが、実は大きく違います。


キャラAでは

①自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。

②それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。


となっているため、4枚の内にクライマックスがなければ、なにも起こりません。


ではキャラBはどうでしょう?

① あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。
②それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《魔法》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。
③その山札をシャッフルする。

そうです、重要なのは③その山札をシャッフルする。という文が独立しているかどうかです。

キャラBの場合はクライマックスがあってもなくてもシャッフルを行います。


ではもう1枚見てみましょうか。

【起】 集中 [(1)] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。あなたは自分の山札を見て《超能力》のキャラをX枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。その山札をシャッフルする。あなたは自分の手札をX枚選び、控え室に置く。Xはそれらのカードのクライマックスの枚数に等しい。


これは後者と同じですね!

とはならないんですよね。

さっきのようにまとめましょう。


①あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。

②あなたは自分の山札を見て《超能力》のキャラをX枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。

③その山札をシャッフルする。

④あなたは自分の手札をX枚選び、控え室に置く。Xはそれらのカードのクライマックスの枚数に等しい。


X枚という表現に注目してください。

このXには0枚も含まれます。

つまり当たらなかった場合でも山札の中を見ることができます。

逆に4枚当たってしまったのにデッキに3枚しかなかったよ!という場合でも、X=4を代入するので、

4枚まで選んで手札に加え、手札を4枚選び控え室に置くとなるため、手札が減る可能性があります。


②山札が4枚以下なんだけど・・・?


【起】 集中 [(1) あなたのキャラを2枚【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。

まず4枚をめくらなくてはいけません。

めくられたカードは解決領域に置かれます。

解決領域はデッキではありません。よって解決領域に移動したことでデッキがなくなった場合、リフレッシュが割り込み処理として処理されます。


例)山札が3枚の場合

①3枚を解決領域に置き、リフレッシュ処理

②山札再構築後、もう1枚を解決領域に置き、解決領域のカードを控え室に置き、集中の効果を解決。

③リフレッシュポイント処理を行う


例)山札が4枚の場合

①4枚を解決領域に置き、リフレッシュ処理

②山札再構築後、解決領域のカードを控え室に置き、集中の効果を解決。

③リフレッシュポイント処理を行う


となります。


ちなみに、「めくり」の場合はこうなりますが、「山札の上からX枚を控え室に置く」の場合は解決領域を通さないので、控え室に落としたカードはリフレッシュに巻き込まれます。


イベントカードの使用

イベントは使用することを宣言した後、解決領域に置かれます。

その後、テキストに書いてある順番に効果を解決していきます。

最後まで効果を解決したとき、解決領域にあれば控え室に置かれます。


よく問題が指摘されている例をあげます。

例)約束のペンダントを使用したとき

あなたは自分の【スタンド】しているキャラを2枚選び【レスト】する。2枚【レスト】したなら、あなたは自分の控え室の《鍵》のキャラを2枚まで選び、手札に戻し、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。このカードを思い出にする。


これを使用する場合、

①場に出す

②コストを払う

③キャラを2枚レストする

④レストしたなら控え室のキャラを2枚手札に戻し、手札を1枚控え室に置く。

⑤このカードを思い出に置く。

問題視されているのは①です。

解決領域というのは場のどこにも存在していません。

そのため、直接思い出置き場付近に置く方がいます。そうした場合対戦相手の方がどうしても勝ちたい・ルールを変な解釈をしている場合、「それ思い出置き場に置いたから効果の解決は終了している。キャラレストと手札捨てるのは強制効果だから」と言うそうです。

実際そんなことにはなりません。

やらなければならないことをやっていない場合は巻き戻し処理です。

つまり、思い出置き場に置いたという処理が巻き戻され、キャラをレストするところまで戻りますので、控え室回収も行うことができます。騙されないようにしましょう。

*余談ですが、この約束のペンダント(赤)はキャラが0枚でも使えますし、思い出にも行きます。

キャラが1枚の場合でも使えますが、そのキャラはレストされます。


このようにいちゃもんをつけてくる人が少なからずいますので、不安だと思ったらジャッジを呼びましょう。


・戦闘フェイズ

ダイレクトアタック・サイドアタック・トリガーチェックによるソウルの増減

これはアタックした瞬間に適応されます。

ソウル2のキャラがレベル3のキャラにサイドアタックを宣言(ソウル-3されている)

リターンアイコンをトリガーして、正面のキャラをバウンスしても0点のままです。


また再スタンドキャラの場合

ソウル2のキャラがトリガーチェックでトリガーがめくれて、ソウル3になっていた場合、次のアタック開始の時点でソウルは3です。これはダイレクトアタックの場合も同様です。


トリガーチェックによるソウルの増加はターン終了時まで適用される



助太刀

【起】【カウンター】 助太刀1500 レベル1 [手札のこのカードを控え室に置く] (あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1500)


助太刀はコストを払って控え室に置くことで発動する起動効果です。

山札再構築系の助太刀を使った際は助太刀も山札に戻ります。

また起動効果であるため、「(起)を使った時、パワーを+XXX」というテキストも発動します。


次にイベントカウンターについて説明します。

これは「助太刀」とは異なり、起動効果ではありません。

また助太刀は手札から控え室に置かれますが、イベントカウンターは一旦解決領域に置かれて効果を解決した後、控え室に送られます。


例)

爆破解体

【カウンター】 すべてのプレイヤーは自分の控え室のカードすべてを、山札に戻す。それらの山札をシャッフルする。あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。そうしたら、あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000。


これは一旦解決領域に置かれ、効果を発動します。

そのため山札を再構築した後、手札を1枚控え室に置き、パワーを+した後控え室に置かれます。




戦闘とダメージ

ダメージ処理が終わった後に戦闘が行われます。

自分のクロックの枚数によってパワーアップしたり、アラームが発動するなんてこともあります。

また「レベルアップしたとき~」という効果も発動することがあります。




アンコールステップ

リバース状態のカードを好きな順番で控え室に置くことができます。

たとえば、「他のあなたのキャラが1枚以下なら、このカードはアンコールを持つ」というキャラを最後に控え室に送った時、他のキャラが1枚以下ならアンコールを使うことができます。

また、このタイミングでのチェンジは控え室に送る前に行います。





基本的なのはこんなところでしょうか。

後半疲れて失速したので、今度いろいろ書き足すかもしれません。

間違いとか、これかいといてーってのがあったら言ってください。



by白河