ポーランドから Dzień dobry! ウインク

だいぶお久しぶりの更新です。




ワルシャワのお家のピアノ‥‥羊

実は、今年の冬あたりから、ピアノの奥からやたらとイヤーな金属音が(たまに爆音も‥)聴こえていたのです。

きっと何本も弦が切れてるんだろーなと思いつつ、でも調律師さんにポーランド語でこの状況を説明するハードルも高いし、しかも夏までキツキツなスケジュールで普通の調律もなかなか頼めなかったし、休み中は日本に帰っちゃったし‥‥ゴニョゴニョショボーン(以下言い訳)

とはいえ、これ以上放置してしまうのも限界だったので(楽器の状態としては最悪だし)、日本から帰国後、すぐに治療薬していただくことになったのでした。


案の定、弦が数本切れておりました‥ガーンヒョェェ


(真顔調律師さん): おねーちゃん、最近おっきな演奏会でもあった??どんだけ弾き潰したのこれ、

(ヒヨコME): ハイ、えっと‥‥‥最近ルトスワフスキとか、ガンガン弾いてましたあせる

(にやり調): アー、なるほど、それじゃこうなってもおかしくないわな(笑)


‥‥咄嗟に、ルトスワフスキのせいにしちゃったけど汗、おそらく原因は私がズボラなせい、ゴメンね。ショボーン

丁寧にメンテナンスしていただいて、無事に健康を取り戻してくれたピアノちゃん🎹、よかったよかった‥‥

ちなみにこのピアノ、かなり古い型の楽器で、調律師にとっては もの凄く厄介なんだそう。

というのも、低音部分の弦と、中音〜高音にかけての部分の弦は、どんなに頑張って調律しても全く同じ周波数に合わせられないのだとか。びっくり

微妙な周波数の誤差は、調律師さんと私の耳で確認しながら、違和感のない高さに調節して解決しました。正直なところ、1〜2ヘルツの差なんて私にはよくわからなかったのだけど‥‥ あせる 

「ヤマハとか、スタインウェイみたいな楽器ならこんな心配する事ないんだけど、この国はアンティークの楽器が多いからね〜、こういうのは割と多いよ」

‥って仰ってたので、日本はなんだかんだ言っても豊かな国なんだな〜と、しみじみ。




(△完全に余談ですが、先日は日ポ国際カップルさんの結婚式に出席していました。ご馳走にダンスに、楽しかった‥♪♪)

♪♪♪

ところで、ひとつ気になっていた事がヒヨコ

このピアノは、一体いつ頃作られたのか?

以前この部屋に住んでいた住人さんから、「大体70年前くらい?」とは聞いていたけれど、実際のところはどうなんだろうはてなマーク

せっかくピアノも元気になった事だし、この際だからはっきりさせておこう!ニコ‥という調律師さんのご提案もあって、楽器のシリアルナンバーから製造年を調べていただくことに。

♪♪♪

修理の翌日、調律師さんからいただいたメールには、なんと‥‥


「君のところのピアノ、1913年のドイツ製だったよー!!Oh, センキュー グランパー :):):)」


70年どころか、100歳をも越えていたという衝撃。ガーンガーンガーン
(‥いや、現106歳という事は、曾祖父ちゃんくらいやん、センキュー 、グレイト・グランパー‥‥)

1913年‥‥現代っ子の私にとってみれば、途方も無い過去の数字です。つまり、この楽器はドイツで作られた後、2つの世界大戦を(しかも恐らく激戦地を、)生き抜いてきたわけか。いつポーランドに渡ったのかわからないけれど、戦争中はずっと地下に眠っていたんだろうか‥‥

決して弾きやすいとは言えないけれど、弾き手である私の長所も短所も、そっくりそのまま映し出してくれる、まさにもう1人の師匠のような存在。

沢山のピアニストに触れられてきた楽器だからこそ教えてくれる、そんな貴重な助言を聞き漏らさないように、もっと耳を傾けてみる必要がありそうです。ニコひらめき電球


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