さて、一見童話の体を装おっていますが、
実に奥が深い話です。

No.1でなく、only1と
SMAPの歌がバックに流れてくるような
お話です。

劇団四季のライオンキングのように、
舞台化して、小学生に見せたいと思いました。


さて、これが試験問題となると、
どう調理されるのでしょうか?


①タカのなまえをけがしている
「ハゲタカ」のどのようなところについて
こう言っていますか?2つ答えなさい。


息子
ハゲタカの狩りをせずに死んだものをたべるところ。
・ハゲタカの頭がはげてしまっていること。1/3
→外見がみすぼらしく、仕草も卑屈に見えるところ。

②「気持ちのよりどころでもあった」
なぜ、「純白の羽」が「気持ちのよりどころ」になるのですか?

息子
ハゲタカにしかないヒナが他のタカにゆいいつほこれるものだから❌

→美しい外見を意識することで、
自分はなさけない父親と異なる「りっぱ」な存在だと感じられるから。

誰から見ても美しい羽があることで、
自分は大きくなっても父とは違う道を歩めるのではないか?と、期待しているのだよね

③「ねえクマタカ、なんで卵の中にいるのがぼくじゃなかったの?」
ここからハゲタカの子のどのような気持ちがわかりますか?


けがれているハゲタカなんかの子になるのではなく、堂々とした姿のクマタカになりたかったというクマタカにあこがれる気持ち。
△2/6

→クマタカよりも外見が劣っているうえ、
食べられる立場のハゲタカとして生まれたことをなげき、不公平さに反発している。


たまたまハゲタカの子に生まれついただけで、将来みすぼらしくて卑しい生き物になってしまう自分の不運を嘆いている

理不尽(りふじん)書けるようにしておこう!



⑤「目を合わせないままで頭をさげた」
のはどうしてですか?

死んだものを食べるようなけがれたハイエナと同類だと思われたくなかったから
△3/6

→卑屈な外見で死んだものを食べる父親のようなハイエナの生き方を嫌悪しており、
素直に感謝できなかったから。


感謝しているけど、気まずいんだよね?

ハゲタカの子はとても正義感が強いね😁





⑥「どうせ死ぬのを待ってるんでしょ?」
「そうだ。ああして命の終わりにつきそっておるんだ」
2つの言い方からはどのような考えの違いが読み取れますか?

ヒナの子どもは、父はえものが死んでしまうのをあさましく待っているのだと考えているが、ハイエナはヒナの父は魂を天につれていくために、シマウムのばあさんの死につきそっているのだと考えている
3/6

→前半は、他者の死を自分の腹を満たす好機ととらえるハゲタカのことをあさましいと考えている言い方だが、
後半は、死後に魂を天につれていくために、相手の最期を見守ろうとする
ハゲタカのことを気高いと考えている言い方である。


⑦「そんな言い方はひどいよ」
「そんな言い方」とはどのような言い方ですか?自分の言葉で答えなさい。

シマウマのことを非難するような言い方。
△1/3

どんなシマウマかな?
長生きする事を卑下しているように感じたんだよね?

→老いたものが生き続けることをさげすむような言い方

⑧ハイエナのじいさんが言う「誇り」と
ハゲタカの子が指す「ほこり」では
どのような違いがありますか?

ハイエナの言う誇りはハゲタカの「使命」のようなもので、ヒナの言うほこりは自己満足だという違い
△1/4

前者は自分の内面をよりどころにしているが、後者はまわりの評価によって成り立っているという違い。


⑨「悲しすぎるから笑ってしまおうとしている」とはどういうことですか?

自分達の悲しみを外にださないようにするために、無理をしてでも笑っているということ。
△2/4

→大切な存在の死など、あまりに深い悲しみを感じた時には、わらって気持ちを和らげる他ないということ。

ハゲタカであること(容姿やその生態)を受け入れている



A「ぼくは自分の星をまだ見つけられないでいるんだ」
自分が生きることの意義を見つけること。

→どのような存在として生きるかという人生の指針を持つこと。

自分の中の目標、生きる意義

「自分の星」を持つとはどのようなことですか?
穢れを嫌って、自分  
時間切れ

→自分の住む土地を愛し、
まわりの評価を気にせず、
敬意をもって身近な存在の死を見守り続ける、自分の内面に恥じることのない生き方。

B「わしにはわしの星がある」
「わしの星」とはどのような生き方ですか?


C「ヒナはその中の、小さくかがやくひとつの星をじっと見つめた」

この時のハゲタカの子の気持ちを説明しなさい

→以前は外見の優劣やまわりの評価にまどわされ、自分を肯定出来ずにいた。

しかし、ハイエナから自分の心に恥じない生き方をすればよいと教わり、生き物には等しい価値があると気づいたうえ、

ハイエナが人生をまっとうしたすがたを悲しみとともに見守ったことで、
ハゲタカであることに「誇り」を持って生きていこうと決意している。