潜在する無限の生命力 | どんどんよくなる光の小道

潜在する無限の生命力

ちと旧聞ではありますが、友達が私の詩をつくってくれました。いや~、このような嬉し恥ずかしい思いは、あんまししたないことかも音譜 自慢ちゃー自慢なので控えようかとも思いましたが、やっぱり良い記念(?)なのでリンク貼っちゃいます(^m^)。

詩人の「そらのことり」さんの、こちらのブログです→ 「らる~さんの唄」


むふ。ことりさんは私の、良いほうの口ぐせを詩に詠んでくれたのでした。口ぐせは思いグセの反映であって、良い想念(エレメンタル)をつくる手っ取り早い方法でもあります。せっかく褒めていただいたのだから、これからはこんなふうな良いほうの口ぐせをもっと増やして、良くないほうの口ぐせ思いグセはどんどん減らしていくぞ~!(鼻息)と思いました。これも「ブタちゃんもおだてりゃ木に登る」効果でしょ~か(笑)。素敵な贈り物をありがとうね、そらのことりさんラブラブ


プレゼント   プレゼント   プレゼント   プレゼント   プレゼント


さて、前回お約束した尊い「教え」の一節は、こちら↓。これからも繰り返し繰り返し読んで自分に刻みつけ、そのように生きられるようになっていきたいと思う「教え」であります

(ここから下すべて、この良著↓よりの引用)。


心を空にする―中村天風「心身統一法」の真髄/沢井 淳弘
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天風は、本来すべての人間に備わっているはずの「力」について、こう言っている。


星「人の生命の内奥深くに、
潜勢力という微妙にして優秀な特殊な力が、
何人にも実在している」


このことに気づかないと、健康や運命がとかく傷つきやすく、人間として生きる価値を見失ってしまう。
人間は力弱い哀れな存在ではなく、本当はもっと力強い、そして高い価値を秘めた存在である。人間は本来、病に悩まされたり、悪い運命に翻弄されたりするように、つくられていない。時には病にかかることもあるし、悪い運命に遭遇することはあるが、いつまでも病に苦しめられたり、貧乏に虐げられて、一生を終わるようには、人間はつくられていない。
さらに天風は言う。


星「人間というものは、
そうやたらと病や不運に悩まされたり、
虐げられねばならぬものではなく、
その一生を通じて、健康はもちろん、運命も順調で、
天寿を終わるまで幸福に生きられるように、
本来的に創られているものである」


永遠平和のために (ワイド版岩波文庫 (263))/カント
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ドイツの哲学者、イマヌエル・カントは「生命余力説」という論文の中で、こう書いている。


星「人間には――病人でも健康者でも――すべての人に、健康を確保し、自己の運命を開いて行ける〝生命余力〟というものが、生まれながらに与えられている」


カントのいう〝生命余力〟とは、ここでいう〝無限の生命力〟のことである。
また、イギリスの哲学者、トーマス・カーライルは、言っている。


星「人の強さを知らずに生きている人ほど、憐れな人はいない。そのような人はちょうど水の上に浮かぶ泡のようなもので、惰性で生きているにすぎない。惰性が衰えると早く老い、人生の価値を発揮せず、無為のうちに死んでいく」


カーライル (コンパクト評伝シリーズ)/A.L. ルケーン
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カーライルも、人はもっと強いものだ、もっと大きな生命力がある、と主張している。

なぜ、このような不思議な生命力が人間には与えられているのか?


この疑問に答える前に、まず人は何のためにこの世に生まれてきたのか、を考える必要がある。


人はこの世に、病気になるために、あるいは苦しみ悩むために生まれてきたのだろうか? 人間は、もっと尊い使命を遂行するために生まれてきたのではないだろうか?


生きがいの本質―私たちは、なぜ生きているのか (PHP文庫)/飯田 史彦
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この現象界に存在するすべてのものが、それぞれ何らかの意義をもって生まれてきた、と考えることはできないだろうか。


星「人間の生命の内奥に潜勢力という偉大な力が賦与されているのは、要するにこの(進化と向上という)使命を遂行し、人間の真正の資格を完全に発揮するという、造物主の意図にほかならない」


と天風は言っている。人間の存在意義とは、自然の法則にしたがって進化し向上し、何かを創造する、ということなのだ。


ところが多くの人はこの意義を自覚せず、自己の欲望を本位として、富や地位や名誉を得ようとして生きているか、あるいは贅沢三昧の享楽主義的な生活を追求している。そのような人々はいつしか健康を失い、真の人間らしい幸福を見失ってしまう。なぜなら、人間本来の存在意義を無視して生きていけば、正しい人生目標を見失ってしまうので、本来人間に与えられている幸福を享受できるはずがないからである。


「原因」と「結果」の法則/ジェームズ アレン
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天風は言う。

星「人生の事柄は、すべて<因果の法則>というもので支配されている。
従って一切の人生の果実は、
その人の蒔いた種子のとおりに表現してくる」


私たちは普通、あまり変化のない限られた範囲内で、毎日の生活を営んでいる。そのため、生活に使う生命の力も、あまり変化のない、限られたものである。しかし、私たちが大自然から与えられている生命力というものは、実はもっと大きなものである。私たちが日常使っている力は、与えられた生命力のわずか数パーセントにすぎない。


病にかかったり、仕事がうまくいかないと、私たちはすぐにそれが自分の力の限界と思い込み、自己の生命力をきわめて低く評価してしまう傾向がある。
しかし、病にかかったり、仕事に挫折した時こそ、潜在する生命力を掘り出して、病を克服し、仕事を新規にまきなおす絶好のチャンスなのだ。


――沢井淳弘編著『心を空にする 中村天風「心身統一法」の真髄』より