おのずと、変わる
何年か前に、ものすごく有能で、ものすごく根をつめて多くの仕事を成し遂げてきた憧れの知人に、妙なホメられ方をしたことがあった。
「らる~はどんな忙しいときでもしっかり食べてるし、ガッチリ寝てるし、あれこれ〝お楽しみ〟を欠かさないからエライよね」
イヤミではなく、マジに感心してくれているんだが、凡人の凡人たる所以を指摘された私はフクザツであった(^_^;)。
その知人は仕事に集中するとすぐ食事をとるのを忘れちゃうし、短時間睡眠だし、すご~く努力家だし、ひとつの仕事(作品)に没頭してると関連テーマへの探究こそ深まれ、私のようにアッチコッチ他に気がいかない。根を詰めすぎて倒れちゃうことも、ままあるという。かくてブルドーザーのような勢いで持ち前の知性と感性をフル活用し、着実にキャリアを積まれていた。
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そんな彼女は自分にはない資質として私の「いいかげんさ」を褒め、「気分転換が上手だ」と評価してくれたのだが、なんのことはない、気が多く、気が散りやすく、怠け者で享楽的なだけである(長所は裏から見ると欠点。短所は裏から見ると長所)。
ある意味、長所とも言えるが、やはり水がどんどんこぼれていく「穴=短所」であることも間違いない。いいかげん、こういう性向と、好奇心と情熱の趣くまま行き当たりばったり&泥縄的な生き方に手を打たないと、「あれもやりたい」「これもやらなきゃ」とバタバタやっているうちに人生が終わってしまうだろう――とは、その頃から思っていた。このまま終わったら後悔するだろう、とも。
で、今年2008年になってから、いよいよ
このままでいいの?
よくないね?
という厳しいメッセージを含んだ夢を、くり返し見るようになり。
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今年私はこれまでにも増して、今までの自分から脱皮したい、変わりたいと、何度となく強く願い、祈った。その声に応えるように、たくさんのサポート、後押し、課題が与えられ、それらを受け取り、取り組むことで、何かがどんどんますます、大きく変わり始めていることを感じている。
でも、そのことを喜んでいたら、また、ごく最近
まだ根本的なところで、手つかずな部分があるでしょ?
そこ大事だよ
とか
こういうふうに、なりたいんでしょ?
と、手つかずだった根本的テーマに加え、「憧れの生き方・暮らし方はこれだった……」というビジョンを再認識させてもらう夢を見た。
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なんとなく、「この夢はちゃんと解読しておいたほうがよさそうだ」と思ったので、自己分析に留めず、ちゃんとプロ(?)の夢解読セッションを受けたのがよかった(夢解読のメール・セッションに関心がある方は、ブログ左のブックマークにある「ふわふわ猫の手」をクリックしてね)。
がっちり対話形式で夢を詳細にわたって分析してもらったせいで、夢のメッセージがビビッドなインパクトで、ズドーンと腹に落ちた。
それで、自分自身の「change!」のために、何をしていこう? 何から手をつければ?
……と、ちょうどそんなことを心のどこかで考え始めていたときに、佐和貫さんの個展に行った。
何枚かの絵の前で、意味のわからない不思議な涙が出た。そのうちの1枚は「輝ける未来の奇蹟」だったかな(なんとなくタイトルも素敵で印象に残った)。
いつも思うことだけど、佐和貫さんの宇宙の絵を見ていると、「(この光景を)知ってる」「見たことがある」という感覚に襲われる。あれはいったい何なのだろう。とても不思議な、それでいて心落ち着く感覚がそこにはある。
別の何枚かの絵の前では、私が抱いていた「問い」への「こたえ」もやってきた。
変わろうとしなくていい。
がんばって「変える」必要は何もない。
……おのずと、変わる。
「おのずと変わる……。では、そのためには何をすれば?」
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「形」「現象」を、どうこうしようとしないことが大切。すぐ「結果」を求めないことも。
「今」の「自分」の「状態(バイブレーション)」だけを、常に見て。それを整えながら、律しながら、浄化しながら、「やるべきこと」を一つひとつやっていけばいい。
うわ~~、シンプル。でも、本当にそう。その通りだと思った(シンプルでも、決して簡単じゃない、これだけで大変な修行だけど(^_^;)。
今日は新月。新月にふさわしい神秘なる出来事がたくさん起こった。私は本当に、変わりつつあるらしい。