「現実は変えられる」その2 | どんどんよくなる光の小道

「現実は変えられる」その2

PC一気に快調!の一件は改めて数々の気づきを促してくれたのだったが、前回ひとつ書き忘れたのは、やっぱりホントに、つくづく間違いなく、「急がば回れ」なんだな~、ということ。


日本のことわざには奥深い霊的素養を伝えるものが多く、私は常々、いつかスピリチュアル解釈付きの新ことわざ辞典みたいな本を書きたいと思っているのだが、「急がば回れ」もかなり真理の言葉といえるだろう。


「急いては事を仕損じる」とも近い意味だが、それだけではない。何を行なうにも、急いで粗雑なバイブレーションで行なえば、それなりの結果しか得られないのは当然のこと。急がば回れの「回れ」とは、要は結果志向・目的志向で突っ走るのではなく、出発点(=動機)と順序とプロセス、〝それをどうやるか〟が何より大事だかんね! ということを言っているのである。

何事を行なうにも、自分という‹器›と‹環境›を整備しつつ調整しつつ、お手入れしつつ、真の目的を念頭に行なうべし――ってことを。



とろろ飯をつくる by黒鯛子

人間って、「やらなきゃ!」モードで近視眼的になってる時って、「それを何のためにやるんだっけ?」という本質的な真の目的をすっ飛ばしてしまいがちだからね

たとえば、ごはんをつくる時だって、完成を急いで「早く早く」って単に慌ただしく手早くつくろうとしつくったものと、「美味しくなるように」という目的に集中して真剣にていねいに心をこめてつくったものとでは、味にも食事のエネルギー値にも雲泥の差が出てくる。


同様に、「家族の幸福な生活を守るため」に仕事に励んでいるはずのお父さんお母さんが、自分のパートナーや子どもをほったらかしで仕事に没頭して、家族の幸福な時間がなくなっていたりとか、気づいたら家庭崩壊とか。この例に限らず、そもそもの本質的な目的がどっかに行ってしまうということは、実にありがちなのである(^_^;)






てなわけで、この週末は、いつもの締切仕事にとりかかる前に、気になっていた庭掃除とコンポストのお世話、お部屋の掃除からスタートしたところ、これが全然気分も仕事のはかどり方も違うんである。ほんと、‹器›のエネルギー状態、‹環境›のバイブレーションでかくも違うか、というくらい。



少し前まで「時間がない!」モードにまたしてもハマって家事その他の心遣いがおろそかになっていたことで、いかにみずから粗雑なバイブレーションによる連鎖反応的な悪循環を引き寄せていたか、改めて教えられた

急がば回れ 晴れ」――。ほんと、我が家の家訓にしたいくらい(笑)奥深い教えである。







という前回の補足に続いて、今回は前々回の記事「現実は変えられる」の補足も書いておきたい。


なぜかというと、先週ランチをごいっしょした、飛ぶ鳥を落とす勢いの「スピリチュアル・セッションリーダー」の荒川靜さんがブログで、「現実が変容する瞬間って、まさにこーゆー時」という実例を自身の体験から書かれていて、これこれ! これなんだよね! このことを書かなきゃ! と思ったからである。

詳細はぜひ、こちらの素晴らしいブログ記事を読んでほしいが(⇒   )ここで彼女は、

星本当にお金がなくなって、こーなりゃスーパーのレジ打ちでもすっか? いいじゃんいいじゃん、面白いかも?と真剣に前向きになり、スーパーに行くたびにウキウキするようになったら、整体やヒーリングのまとまった契約の仕事が数日のうちに数件入ったことがある。
星その日から、いきなり自分の手、と口だけで生きられるようになったのだ。

という体験談を書いている。

ナンバーとオーラの本/荒川 靜
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まぁここでのポイントは「本気でウキウキラブラブ」なんだけどね。確かに「本気でウキウキ」は、ウキウキの人生を引き寄せる魔法のアイテムといってもいい(笑)。


要は、ウキウキの材料を「今ここ」に見つけられるか、どうか。まさにそれが、人生を分けている と言えないこともなく。さらに言えば、人が「今のままで充分素晴らしい」と心の底から思ったとき、新たな展開が始まり、次のステージへの扉が開かれる―ー。そういうふうに、人生ってできている。




だけど、悲しいかな人間は、その逆パターンに陥りやすい。


人が「今の自分を変えたい」、「今の現実を変えたい」と思っている時、往々にして、その人は「今の自分」「今の現実」を否定している。でも、否定したり、嫌がったり、恐れたりしているうちは、自分も現実も変わらない。



なぜか?




それは、その時その人が、自分自身だったり今の現実や目の前の出来事の、否定的な側面にフォーカスし、つまりそこに集中的にエネルギーを注いでいるからである。そして、その時「いやぁな現実」を見て「いやぁな気分」になることによって、その人自身が発信源となって全世界に「いやぁなバイブレーション」を放っているからである。

台風 台風 台風


残念ながら、その状態で引き寄せられてくるのは、さらなる「いやぁな」人物・出来事・気分ばかり、ということになってしまう。




では、そのような悪循環から人が脱し、現実がガラリと良い方向に変化・展開するのは、どういう時か?

それは、その人がその自分・その現実を必要なプロセスとして認め、受け入れたとき。

はたまた何かの拍子に、そのような自分を許し認め、そのような自分の境遇にさえ、現実にさえ、感謝を覚え、充分にありがたいという気持ちがあふれてしまったとき。

もしくは、自分・現実のポジティブな側面にフォーカスするようになったとき。あるいは荒川さんが書いたように、これでOK!ブラボーだ!と、本気でウキウキしてしまったとき(笑)。などなどである。

当然、このような意識の変容が起こると、その人が全世界に発信するバイブレーションも、一瞬にして変化している。

ちなみに「OK」「好ましい」「ありがたい」「ブラボー」「ウキウキ」のバイブレーションはいずれも、「いやぁな」重い暗いバイブレーションの対極ともいえる、明るく軽やかな高次のバイブレーションであり。



バイブレーションが上昇するので、引き寄せられるのも、次のステージに上昇・展開した「現実」となる。これまた当然の帰結といえるだろう。


ま、一段アップしたからって、そこで終わりっつーことじゃないし、この上昇・展開はごくわずかなレベルから「人生が激変」というくらいの極端な変容をもたらすレベルまで多岐にわたり、しかも上昇したら落ちないかというと、そんなこともなく(笑)。ま、人間、3歩進んで2歩下がるみたいなことを大体繰り返しながら進化・成長していくもんなんだけどね

私なんかも、この「受け入れたらレッスン完了」みたいな現実の変容を実際に体験したことがあるんだけど……。と書こうと思ったけど、長くなったので今日はここまで。また次回に、この続きを書いてみたい。