7月9日(土)より、上映時間の変更です!
7月9日(土)よりシネスイッチ銀座の上映時間が変更になります!
~7月8日(金)までは変わらず
11:10/13:50/16:30/19:10
7月9日(土)~15日(金)16:30/19:10になります。
お見逃しのないように、お気をつけ下さい

トークショーのご報告!
6月18日にジュンク堂新宿店にて
『光のほうへ』の公開と原作本「サブマリーノ 夭折の絆」の刊行を
記念してトークショーを行いました。
雨の降る中、多くのお客様がお越し下さり、
熱気ムンムンで盛り上がりました!ありがとうございました

映画監督であり、直木賞にノミネートされるなど作家としても活躍される西川美和さんと、
ライター、編集者として各雑誌で活躍される門間雄介さんをゲストにお迎えし、
本作の感想から、ドグマ95、デンマークの映画事情、
そして西川さん自身の映画作りに関してまで、お話して頂きました。
一部を抜粋してご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
西川さんは映画『光のほうへ』をどのようにご覧になりましたか?
感想を教えてください。
西川美和(以下、西川):
赤ん坊の泣き声から始まる最初のシーンが、すごく良いと思いましたね。
真っ白な空間の中で、汚れた少年の手と、生まれて間もない玉のような赤ちゃんとの
赤ん坊の泣き声から始まる最初のシーンが、すごく良いと思いましたね。
真っ白な空間の中で、汚れた少年の手と、生まれて間もない玉のような赤ちゃんとの
ミスマッチな組み合わせに、幸せな家族の話ではなくて、
これから危険な事が起こると予感せずにはいられませんでした。
そういう導入部分のプランがすごく上手くて、冒頭から非常にワクワクしました。
これから危険な事が起こると予感せずにはいられませんでした。
そういう導入部分のプランがすごく上手くて、冒頭から非常にワクワクしました。
門間:
最初は美しい光に包まれているけど、一転ここから酷な展開になっていきますね。
様々なテーマが含まれていますが、この作品ではデンマークのあまり知られていない
過酷な社会状況も描かれていますよね。
西川:
一般的には社会福祉のシステムも成熟した国という認識があったので、
こんなにも汚れて澱んだ一面があったのか、と思いました。
でも、どこの国の社会でもそういった暗部はあると思いますし、
そういう意味では別にデンマークに特化した話ではないと思いました。
ですので違和感は無かったですね。日本でもあり得ることだと思います。
門間:
この作品と同様、西川さんも作品の中に社会的な面を
最初は美しい光に包まれているけど、一転ここから酷な展開になっていきますね。
様々なテーマが含まれていますが、この作品ではデンマークのあまり知られていない
過酷な社会状況も描かれていますよね。
西川:
一般的には社会福祉のシステムも成熟した国という認識があったので、
こんなにも汚れて澱んだ一面があったのか、と思いました。
でも、どこの国の社会でもそういった暗部はあると思いますし、
そういう意味では別にデンマークに特化した話ではないと思いました。
ですので違和感は無かったですね。日本でもあり得ることだと思います。
門間:
この作品と同様、西川さんも作品の中に社会的な面を
確実に取り入れようとされてると思うのですが、いかがですか?
西川:
特に“社会派”を意識している訳ではないのですが、
西川:
特に“社会派”を意識している訳ではないのですが、
現代劇を描いていると、自ずとそういった側面が入ってきてしまいますよね。
自分が生きている時代、まさに“今”は、教科書だけではわからないので、
『光のほうへ』のような現代社会を描いている作品が、配給されるのは良いことだと思います。
自分が生きている時代、まさに“今”は、教科書だけではわからないので、
『光のほうへ』のような現代社会を描いている作品が、配給されるのは良いことだと思います。
遠い国の現代の映画を、もっと多く日本で公開して欲しいですね。
ビジネスももちろん大事だけど、国と国が繋がるツールとして映画は有効だと思います。
門間:
こういった作品が最近では減ってきましたよね。
西川監督が本作を気に入った理由として、これが兄弟の話である
ことも大きな要因ではないかと思ったのですが、監督作品の『ゆれる』もまさしくそうですよね。
西川:
これも意識している訳ではないのですが、兄弟は描きやすい。
同じ母親から生まれ、同じ環境、同じ条件のはずなのに、当たり前ですが、全く違う。
ビジネスももちろん大事だけど、国と国が繋がるツールとして映画は有効だと思います。
門間:
こういった作品が最近では減ってきましたよね。
西川監督が本作を気に入った理由として、これが兄弟の話である
ことも大きな要因ではないかと思ったのですが、監督作品の『ゆれる』もまさしくそうですよね。
西川:
これも意識している訳ではないのですが、兄弟は描きやすい。
同じ母親から生まれ、同じ環境、同じ条件のはずなのに、当たり前ですが、全く違う。
それは他人同士の関係よりも比較しやすいですよね。
切るに切れない“枷”のある関係性を、男兄弟というモチーフとして選んだに過ぎないです。
兄弟に限らず、色々な関係性に挑戦してみたいですね。
ソフトでわかりやすい映画が最近は多いですし、それが決して悪いという
わけではないのですが、映画の“多様性”が失われるのは怖いことです。
作り手側も勿論ですが、観る側も色々なものを受け入れる
“お皿”を大きく育てていって欲しいと思います。
切るに切れない“枷”のある関係性を、男兄弟というモチーフとして選んだに過ぎないです。
兄弟に限らず、色々な関係性に挑戦してみたいですね。
ソフトでわかりやすい映画が最近は多いですし、それが決して悪いという
わけではないのですが、映画の“多様性”が失われるのは怖いことです。
作り手側も勿論ですが、観る側も色々なものを受け入れる
“お皿”を大きく育てていって欲しいと思います。
残りわずか!西川美和監督トークショー!
明日6月18日(土)18:30より
原作本「サブマリーノ 夭折の絆」刊行&映画『光のほうへ』公開を記念して
新宿のジュンク堂にてトークショーを開催します!
お席は残り僅かになりますので、
すぐにお電話(03-5363-1300)にて、ご予約ください!!
ゲストに『ゆれる』、『ディア・ドクター』の監督であり、
直木賞にノミネートされるなど作家としても活躍される西川美和さんをお呼びし、
家族・兄弟・ローカルな社会について、独自の視点で映画を撮り続ける西川さんに、
『光のほうへ』について監督という目線からお話を伺うと共に、
ご自身の映画づくりに対するこだわりまで深く伺ってまいります。
お相手は、映画ライターとして各雑誌で活躍され、書籍の編集などにも携わる門間雄介さんです。
テーマ:映画監督・西川美和さんが語るデンマーク映画『光のほうへ』
登壇予定:西川 美和さん(映画監督)×門間雄介さん(編集者・ライター)
日時:6月18日(土) 18:00開場/18:30スタート
会場:ジュンク堂書店 新宿店8階 喫茶コーナー
入場料:1000円(ワンドリンク付き)
定員:40名
受付:ジュンク堂書店 新宿店 7階案内カウンターにて。 電話予約も承りますTEL:03-5363-1300
お待ちしております!
原作本絶賛発売中です!
原作本「サブマリーノ 夭折の絆」刊行&映画『光のほうへ』公開を記念して
新宿のジュンク堂にてトークショーを開催します!
お席は残り僅かになりますので、
すぐにお電話(03-5363-1300)にて、ご予約ください!!
ゲストに『ゆれる』、『ディア・ドクター』の監督であり、
直木賞にノミネートされるなど作家としても活躍される西川美和さんをお呼びし、
家族・兄弟・ローカルな社会について、独自の視点で映画を撮り続ける西川さんに、
『光のほうへ』について監督という目線からお話を伺うと共に、
ご自身の映画づくりに対するこだわりまで深く伺ってまいります。
お相手は、映画ライターとして各雑誌で活躍され、書籍の編集などにも携わる門間雄介さんです。
テーマ:映画監督・西川美和さんが語るデンマーク映画『光のほうへ』
登壇予定:西川 美和さん(映画監督)×門間雄介さん(編集者・ライター)
日時:6月18日(土) 18:00開場/18:30スタート
会場:ジュンク堂書店 新宿店8階 喫茶コーナー
入場料:1000円(ワンドリンク付き)
定員:40名
受付:ジュンク堂書店 新宿店 7階案内カウンターにて。 電話予約も承りますTEL:03-5363-1300
お待ちしております!
原作本絶賛発売中です!
