1月28日、IOCのバッハ会長とのオンライン会談を終えて発言する東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長


金とコネで大学入ったと公言したり、実に古いタイプの政治家
「女性が多い会議は時間が倍かかる」
「競争心で、自分も発言しなきゃと思うらしい」
と公式に言っちゃったそうな

言うまでもなく女性差別
そう、男でも、ことあるごとに競争心をむき出しにして
些細な違いを言い立てる人はいる

女性にその傾向が強いのは、私も感じないでもないが
森喜朗が出るような会議なら、女性は少数派で
会議に選ばれた少数派の代表として、女性の発言をなるべく残しておきたいという思いであろう。
まことに、差別する側は差別される人の気持ちがわからないものなのである。

そして、この発言の真意は
会議は短く全員一致でシャンシャンと終わるのがいいというところにあって
それこそがこの人の古さの象徴だと思う。
会議は、意見を異にする者同士の調整のためにあるのではないのか?
弱者、少数者、異端、そういう立場から未来は提示される
多数派が押し通るなら民主主義さえ必要ない
市長の言うことに賛成するだけの市議会なら、それこそ選挙も含め、税金の無駄遣い

むかし、人事で揉めた検事が
賭け麻雀がバレて辞めるということがあった
実はこの人も、できるかどうかわからない大運動会に嫌気がさして
さっさと辞任しようと思っているのではないか
この「失言」も、そのための言い訳づくりではないか、と思ったりする。