小矢部市出身で、旧日本軍の参謀として終戦処理の闇を知る立場にあった、瀬島龍三氏が亡くなったという。戦後という時代の成り立ち、その詳細を知る最後の大物であった。
 その後、伊藤忠の相談役(!)として政財界に君臨し、毀誉褒貶さまざまある人物だが、結局は何も言わずに行ってしまった、ということである。
 どんな時代でも、「現代史」が一番難しい。