お久しぶりです、かなり間が空いてしまいました。
ここ数日、6月だと言うのにすごい寒さですよね~。
峠の方では降雪もあったそうで、6月としては異例のことだそうです。
45年ぶり?だとかなんとか。
今日になってようやく少し気温が上がってきましたが、まだ暖かいと言うにはほど遠いですよね。
こういう季節外れの寒さのとき気を付けなければいけないのは、夏風邪を引くことです。
なるべく暖かくすると言うのはもちろんですが、こうも気温が激変すると
自律神経が乱れてしまって調子を崩しやすくなってしまうんですね。
もともと自律神経が乱れている人にとっては、より大きく調子を悪くしてしまいがちなのです。
自律神経失調症の方への施術は物理的施術(主として鍼灸)ももちろん大切ですが、精神面におけるケアが重要です。
どんな効果的な施術を行っても精神が楽になっていなければ効果を発揮しないのです。
ではどうしたら精神面を楽にできるか?
まず一番重要なのは睡眠の量と質です。
一般的に知られている平均睡眠時間は7時間ですが、これはあくまで平均でして
個々人で必要な睡眠時間は実は違っているのです。
なお、自分にとって必要な睡眠時間を知る方法は簡単です。
夜6時を過ぎたら、時計など時間を確認できるものをすべて隠して
眠たくなったらそのまま眠ってしまいましょう。(ご家族の方などに何時に寝入ったかだけ確認してもらいましょう)
翌朝、目覚ましなどをかけずに自然に起きたとき、何時間寝ていたかがあなたの自然な睡眠時間です。
7時間より少ない人もいれば、12時間くらい寝てしまう人もいます。人それぞれです。
次に睡眠の質ですが、これは一度寝たら夜中に一度も起きずに熟睡できるかどうかが指標になります。
夜中に何度もトイレに起きる、ちょっとした物音で目覚める、というのは睡眠の質が悪い証拠です。
睡眠の質を高めるためには以下のことを行うと良いです。
1、布団に入る1時間半前に入浴する。
2、寝る直前にコップ一杯の水を飲む。
3、寝る直前に必ずトイレを済ませておく。
4、寝室内の明かりをすべて消す。(時計・電話・外の街灯の光など一切目に入らないように工夫する)
5、夕方3時を過ぎたらカフェインの摂取を控える。
理由をそれぞれ説明していきますが、人は寝るとき体温が下がって、いわば仮死状態のようになっています。
生命維持に必要最低限の呼吸と心臓の拍動を行って、日中起きている時より体の負担を減らして休めているんですね。
なので、寝るときの体温に近づけてやると眠くなるわけです。
1はなぜ1時間半かというと、入浴によって上がった体温と高ぶった神経が落ち着いて、
眠るのに丁度良い具合(入浴前より落ち着いた状態)になるのが1時間半後位だからです。
2は寝る直前に冷たい水をコップ一杯飲むことで、睡眠時に失われる分の水分補給と
体温を若干下げ、寝入りやすくする効果があります。
3はいちいち説明するまでもないかと思いますが、トイレを済ませておくことで夜中に起きる事を防げます。
4は意外と出来ていなかったりするのですが、寝ている時に視界に光るものがあったり、顔に光が当たっていると
脳がまだ休むべきではないと判断してしまって寝つきが悪くなったります。
なので寝るときは顔に光が当たらない、部屋に光るものがないようにすると、脳が休もうと判断してくれて
寝つきが良くなりやすいのです。
5は誰しも気を付けているとは思うのですが、カフェインについて詳しくご存知かというと、そうでもないと思います。
カフェインは一度体内に入ると半減するまで6~7時間かかりますので、
夕食時などには摂取しないほうが賢明かもしれません。
カフェインはコーヒーをはじめとして紅茶緑茶などのお茶類全般にも含まれていますのでご注意ください。
以上が自宅でできる簡単な方法です。
これだけのことでも続けてみると意外と効果があったりしますので、
自律神経でお悩みの方はお試しください。
ただしこれは生活習慣の見直し、あるいは体質改善を主眼に置いたものですので
1日2日で効果が出るものではありませんから、きっちり習慣化して半年以上は続けることが肝要です。