来週の提案に備え、熱収支の計算について調べています。

これから、冬になる時期に遮熱剤って言うのもなんですが・・・

使用用途は、建築関係、車両、あと熱線を放出するような物体を監視するようなもの、

航空機の窓なんかには良いのではないかと思います。


JIS R3107 「板ガラス類の熱抵抗及び、建築における熱貫流率の算定方法)

で計算、測定された数値を考察して行こうと思います。


今回扱う、遮熱用ガラスコート剤は、フイルム施工より、耐久性、遮熱性能が高い商品です。

1液タイプの製剤で、スポンジによる塗付をおこないます。

薄膜の薄さはミクロンオーダーで、3mm単板ガラス(FL3)に塗付した場合、熱貫流率では大きく変わらない

のですが、日射熱取得率では、0.630(夏)、0.657(冬)と、複層ガラス(FL3+A12+FL3)の0.79を大きく上回っています。

コート剤を塗っただけですので、熱貫流率(0.6W/m2K)が大きく改善するのは、うさんくさいですよね。

改善しても、ヒンジ部分との温度差が広がり、熱割れをおこしそうです。

そうゆう意味では、熱貫流率が変わらないのは、熱割れの性能は板ガラスと変わらない

ですね。


複層ガラスは製品にもよるのでしょうが、緑色がかった色をしています。このコート剤は、

可視光線の透過率が70%ですが、採光性に関しては、問題ありませんし、干渉縞などは

見えません。


熱貫流率、日射熱取得率からすると、夏場向きの商品かな?


<用語集>

(1)熱貫流率とは、「室内外の温度差がどれくらい通過するか」の意味です。

(2)熱割れとは、「ガラス面と、ヒンジ部分のガラス間で温度差が広がった場合、ひび割れが生じる」現象のこと




今日は飲み会に行ってきます。

大阪は、すごい大雨。

スタートが雑感なんて、俺らしいかな。