百貨店が食や化粧品といった、比較的低価格な商材で特徴を出そうとしている。為替の円安傾向などを背景に、潤沢な資金を持つ訪日外国人が免税品や高額品を求め売れ行きは好調だが、国内のいわゆる

「中間所得層」の消費は停滞している。インターネットをはじめ販売チャンネルが多様化する中、「健康」や「時短」といったニーズを掘り起こす

狙いだ。

 高島屋は玉川店(東京都世田谷区)に発酵食材の総菜専門店を14日に開いた。同店を運営するフードアンドパートナーズ(同中央区)は、

高島屋と貝印の共同出資会社。2016年秋に新宿店(同渋谷区)に設けたカフェに続く、初めてのテークアウト専門店だ。

 こうじで漬けた唐揚げや塩こうじ漬け豆腐を使ったサラダなどを販売

し、健康志向に対応した。ショーケースの照明を明るくするなど、見た

目も工夫した。フードアンドパートナーズの仲田勝彦社長は「高島屋を

はじめ、他の百貨店でも展開したい」と意気込む。

 松屋は15日、商業施設の銀座インズ(同中央区)に化粧品のセレクトショップ「フルーツギャザリング」を設けた。顔認識と拡張現実(AR)の

技術を組み合わせ、店舗で販売している口紅やファンデーションで化粧した自分の顔を映し出せる画面を設置。スタッフが無料で、ポイント

メークのアドバイスもする。

 

 プロ野球を引退した選手が、アマチュアの団体の指導者となり、甲子園へ球児を出場させるようになったら、どうするのだろうか。

 近鉄、中日などで活躍した中村紀洋氏(43)が今年4月から非常勤コーチを務める浜松開誠館が9日、第99回全国高等学校野球選手権

・静岡大会の1回戦で下田に8-1で7回コールド勝ち、6回に打者一巡で一挙6点を奪う猛攻を披露し、中村氏は「逆方向に力強い打球が打てるようになってきた。試合の中での対応力を見せてきている」と目

を細めた。

「ノリ効果」がさっそく出た格好だ。毎週末、練習に参加する際には自身

が現役時代に使用していた木製バットを持参し、選手たちを指導。佐野監督に「お前も木製バットで打ってみたらどうだ」と勧められて試合

でも木製バットを使用する杉本幸矢内野手(3年)は、6回に猛打の起

爆剤となる安打を放った。※浜松開誠館は次戦で甲子園春夏通算9

度出場の掛川西と対戦する。

 ロシアのプーチン大統領と中国の周金平国家主席が4日、モスクワで会談し、両国の結束力を強く打ち出す中、4日の北朝鮮によるミサイル発射について北朝鮮だけでなく、アメリカの対応も批判しました。

「ロシアと中国が共に優先する外交政策は、北東アジアの平和が揺るがない安定した状態を保障するために朝鮮半島問題を包括的に解決することです。」(ロシア  プーチン大統領)

 ロシアと中国は、首脳会談後の共同声明で北朝鮮の弾道ミサイル

発射の発表を「受け入れられない」と非難し、改めて国連安保理決議

を順守するよう強く訴えました。同時に、朝鮮半島での米韓の軍事演習やアメリカのミサイル迎撃システムの韓国への配備の中止も求め、

北朝鮮のみならず、アメリカも非難して世界での主導権を握っていこうとする中ロの姿勢を示しました。

 又、ロシアと中国の間の経済協力を含む20もの合意文書がまじあわされたほか、ロシア連邦の最高位にあたる勲章が周金平国家主席

に授与されるなど、今週後半にドイツで開かれるG20サミットを前に強固な2国間関係をアピールしました。