今日は、午後に休みを取って、東北大学SDGsシンポジウムに行って来ました。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づく、2016年から2030年までの国際目標です。
同じ年の12月、今世紀末までの気温上昇を産業革命前と比べ2度未満に抑えることを目指す「パリ協定」も締結されています。

会場の仙台国際センター・桜は、700人の定員がキャンセル待ちとなるほどで、関心の高さが伺えました。
しかしながら、一般の国民の認知度は低く、SDGsを知っている人は今でも国民全体の15%程度に留まっているそうです。
基調講演は、河野太郎外務大臣、国谷裕子キャスター、今村文彦教授、末吉竹二郎特別顧問など、そうそうたる面々で、とても興味深い内容ばかりでした。
その中でも、特に印象に残ったのは、国谷さんがおっしゃっていた、「おなかがすいて困っている人に魚を与えればその日一日は助かる、魚の取り方を教えれば一生助かる。しかし、今は環境の悪化で川や湖に魚がいなくなってしまった。」という言葉です。「我々は、地球を救う機会を持つ最後の世代になるかもしれない」という危機への共通認識が全世界において必要なのだと共感しました。
パネルディスカッションに登壇された方のお話も皆さん大変すばらしかったです。特に、GiFT代表理事の辰野まどかさんの「グローバル教育推進」のお話について深く興味をそそられました。現在の私の大学での仕事や、金銭教育の取り組みにも関わってくるので、またゆっくりお話を聞ける機会があれば是非参加したいと思いました。
最後には、高校二年生が質問に立ち、今どきの若者はしっかりしているなぁと頼もしく思いながら会場を後にしました。