【空から支援!】特定非営利活動法人全日本ヘリコプター協議会(HCJ)
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平成26年10月19日 「ちばアクアラインマラソン2014」仮想災害訓練

平成26年10月19日「ちばアクアラインマラソン」仮想災害訓練を行いました。
 今回の目的は、「ちばアクアラインマラソン2014」のメディカルサポートの方が連絡用と移動中の位置を把握するために使用するIP無線機(GPS機能)とHCJのヘリコプターを大会の撮影用に飛行させて、仮想の災害訓練を想定した実証実験です。
 実際の災害時には、地上スタッフと支援ヘリコプターの位置を把握することが、ロスの無い支援活動を行うためには重要な事です。実際、東日本大震災の時にHCJのヘリコプターが遠く離れた地域で支援活動を行っている時は、連絡が取れ無くて歯がゆい思いをしていました。もしあのときにIP無線機があれば、もっと合理的に効率よくミッションが行えたと考えています。
 それを踏まえ、今回は事前に地上スタッフとヘリコプターを同時に動態監視し、モニタリングの表示方法、個体の色による識別・名称等をどのようにすべきか、又、IP無線機による地上とヘリコプターとの情報の伝達その他をシミュレーションし、検証をいたしました。 

 今回、「ちばアクアラインマラソン2014」に仮想災害訓練メンバーとして参加させて頂き、有効な実証実験を行うことが出来ました。

上記に伴い、下記の3項目の実証実験を行いました。
① 地上メディカルスタッフとヘリコプターの動態監視の実証訓練
② 本部及び地上メディカルスタッフと飛行中のヘリコプターとの無線交信
③ 飛行中のヘリコプターから本部への写真伝送

「ちばアクアラインマラソン2014」のコース
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「ちばアクアラインマラソン2014」大会救護本部
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動態監視モニターの設置
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救援本部内の様子(医師・医療スタッフ・消防)
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HCJのヘリコプターのスタンバイのモニタリング
モニター左側が東京ヘリポートの離陸前の写真・右側が動態監視画面
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マラソンが始まり、負傷者が救護本部で処置をされている様子
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フルマラソンゴールにて優勝者を待つ森田健作知事
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大会も中盤になりフルマラソンのランナーがゴールしている様子
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フルマラソンゴール後のランナーの方々
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大会にはランナーと併走する救護自転車隊もいました
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東京ヘリポートで離陸前の点検を行っている
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「ちばアクアラインマラソン2014」大会本部とフルマラソンのゴール
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11時17分ころの海ほたる
ハーフマラソンの先頭集団
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11時20分ころの海ほたる
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11時43分ころの海ほたる
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東京ヘリポート 離陸直後の動態監視と写真電送
赤い△がHCJのヘリコプター ・ 緑の○が救護車両
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海ホタル近くのHCJヘリコプターの位置情報
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緑の△が移動している救護車
モニター左側の随時送られてくる写真
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全救護車両及び救護所の表示
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HCJのヘリコプターと全救護車両及び救護所の表示
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HCJのヘリコプター着陸後の救護車両及び救護所の表示
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今回のHCJヘリコプターの動態履歴(30秒間隔の表示)
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無事に大きなトラブルもなく、「ちばアクアラインマラソン」仮想災害訓練を終了することが出来ました。
前回の中部DMAT実働訓練の際の改善点を、今回修正することが出来ました。
又、当初の予定通り下記の実証も大きく前に進みました。
① 地上メディカルスタッフとヘリコプターの動態監視の実証訓練
② 本部及び地上メディカルスタッフと飛行中のヘリコプターとの無線交信
③ 飛行中のヘリコプターから本部への写真伝送
今回の仮想災害訓練で得られたIP無線機による動態監視・無線交信等のデーターを収集し、今後、各団体と実施されるであろう災害訓練でさらに検証を深め改良を重ねて、起こりうる災害に備えて行きます。

最後になりましたが、大会関係者の方々には「ちばアクアラインマラソン」にHCJを参加させて頂き、我々メンバー一同心より感謝をしております。本当にありがとうございました。

今後とも認定NPO法人 全日本ヘリコプター協議会の活動にご協力、ご理解よろしくお願いします。





平成26年10月11日 中部DMAT実働訓練に参加

平成26年10月11日 中部DMAT実働訓練に参加しました。

 今回の認定NPO法人HCJの役割は、二つです。
① 道路事情等で名古屋市内に移動できないDMAT隊員を郊外から仮想搬送。
② 三河湾の災害被害をヘリコプターにより調査飛行。

上記に伴い、下記の3項目の実証実験を行いました。
① ヘリコプターによる動態監視の実証訓練
② 災害本部と飛行中の調査ヘリコプターとの無線交信
③ 飛行中の調査ヘリコプターから本部への写真伝送


DMATの災害本部
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DMAT本部における隊員達の訓練状況
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災害本部内に認定NPO法人HCJのモニターと無線機を設置。
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12時40分DMAT隊員と合流・フライトの打合と準備
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ヘリコプターが離陸し、写真電送関し
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調査ヘリコプターからの伝送写真

 木曽川・揖斐川 河口付近
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 四日市コンビナート
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名古屋市金城ふ頭付近
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 衣浦湾付近
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 日間賀島
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篠島
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佐久島
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蒲郡駅付近
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今回の調査飛行の動態監視履歴です。
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今回の中部DMAT実働訓練は無事終了しました。
又、下記実証実験も予想以上の成果でした。
① ヘリコプターによる動態監視の実証訓練
② 災害本部と飛行中の調査ヘリコプターとの無線交信
③ 飛行中の調査ヘリコプターから本部への写真伝送
一部、 ヘリコプターからの写真電送のタイムラグがこれからの課題として検証を進めていきます。
今後、災害時においてDMATと認定NPO法人HCJが協力していくことを確認して終了しました。











平成26年4月25日 白馬岳山岳遭難予防フライト

平成26年4月25日(金曜日)
長野県の認定NPO法人ACTさんからの依頼で、26日からの
ゴールデンウイークの白馬岳登山の遭難予防のための登山道の
現状写真の撮影をしました。例年登山道の情報(現状の写真)が
なく登山者は現状に合った装備で登山が出来ず、大小かなりの
数の遭難が起きているとの事です。特に白馬山荘近くの尾根の
雪渓での事故等の遭難が多いとのことです。


25時朝5時10分 フライト前の打合




5時25分 エンジンスタート




5時40分 白馬岳登山道 
(写真の中央下に登山者が3名)



登山道の雪渓の状態 
(写真中央上に登山者が3名)



白馬岳山頂の雪渓



白馬山荘と山頂付近の雪渓



白馬山荘 (部屋の窓から手を振っています)
白馬山荘にいるACTさんの関係者から風(西から8m/S)
の情報・視界・雲の状態の連絡を頂きフライトしました。



続いて6時10分
先日五竜岳での滑落現場の写真撮影





6時20分 五竜岳全景





五竜岳の全景や滑落していそうな所の写真を高解像度のカメラで
撮影して、ACTさんが解析を行い捜査の効率を上げる、山岳
遭難に置いての捜索の新しい形です。詳しくは認定NPO法人
ACTさんのホームページ(http://actjapan.org/)を
ご覧ください。


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