ブログ読者の皆様へ
杏の実弟の広太と申します。
ご存知の通り、姉は卵巣ガンと闘病しておりましたが、7/28の15:30、息を引き取りました。
35歳でした。
去年7月、10月と手術し、それ以降は抗がん剤治療をしてしいました。
今年4月、どうも体調が優れず病院に行ったところ、結果として抗がん剤が効いておらず、1年もたないという余命宣告を受けました。
それから、できるだけやれることをやりたいという姉の意志のもと、子供と七五三の撮影をしたりなど、可能な限りできることをやってきました。
1度6月に退院し、前述の7歳になる娘の七五三の撮影をしたりなど、姉の出来ること、したいことを家族、友人でサポートしつつ、やっていきました。この頃は、まだ自力でトイレに行ったり、階段登り降りをすることも出来ていました。
が、だんだんと体力が低下していき、7/5に再入院しました。
日に日にだんだんとコミュニケーションがとれなくなる中、姉としてもこちらの呼びかけに可能な限り応じてくれていました。7/20になると、起きているのも辛くなってきており、体力も一気に低下していきました。
そんな中でも、少しでも出来る限り会話をしようという事で、細々と言葉を交わしていました。
が、ここ数日はせん妄状態が続いており、薬を投与してほとんど眠っていました。
7/28には、姉の音楽関係の専門学校時代のご友人4名がお見舞いに来てくださいました。
この状態でも姉は会話は聞こえてるとのことだそうで、寝ている姉も時折会話に対してうなづくような素振りもあり、来てくれたことが凄く嬉しく、そして安心したのだと思います。
2名が帰るという事で病室を去り、もう2名もそろそろ帰ろうか、、、と呟いてから、突然呼吸が早くなり、およそ30分程頑張って、姉の旦那と子供が戻った直後の28日15時30分過ぎに、息を引き取りました。
姉の旦那と子供が到着するまでの間、私達家族、友人の声に応えるように、止まりかけた呼吸が何度も再開していて、姉からは少しでも長く生きたいという強い気持ちを感じました。
私とは歳が5歳離れてることもあり、子供の時はよくいじめられました。わがままで自分勝手な姉が、子供の時は嫌いでした。
が、大人になるにつれいつしかそんな感情は消え去り、いまでは頼りになる姉でした。
そんな姉を失い、本当に残念でなりません。
姉のブログを見てくださった皆様、本当にありがとうございます。
生前の姉の意向で、最後のブログは弟の私に書いて欲しいと言われていました。
姉としては、
「このブログが、少しでも同じ癌で苦しんでいる人の助け、励みになれば」
と申しておりました。
なので、このブログは消すことなく、ずっと残しておくことを姉は希望していました。
私達家族は、姉との楽しい思い出をしっかり胸に残しつつ、過ごしていきます。
それでは失礼致します。