プレイボールズというアイドルグループがいます。

プレイボールズは野球好きの女の子が集まったグループで公演の構成から曲に至るまですべて野球に関係しています。


だから本当に野球が好きかどうかが問われるグループです。

仕事だから野球好きってことにしておくって感じか、本当に野球好きかって
野球ファンからみると分かるんです。


1日2日野球好きを演じることができても
継続してやるとなると必ずボロが出ますからね。




プレイボールズのメンバーに
中本羽鞠(なかもとこまり)さん
という方がいます。

まだ13歳の中学生で見た目も幼いですが
Twitterのつぶやきを見ていると
すごくしっかりしています。


ノムさんを尊敬していて
野村語録をよくTwitterにあげてくれます。

中学生でノムさんはだいぶ渋いですねw


僕が中3のときに阪神の監督に就任してノムさんの本が書店に大量に並びました。

そのほとんどを読みました。

ノムさんは常々こう言います。

「野球というスポーツは強い者が勝つとは限らない。」

ID野球を提唱し徹底的にデータを分析。

相手の弱点を洗いだし
他球団を戦力外になった選手が
多額の年俸をもらっている球団に勝っていく姿は爽快でもありました。


野球とはどういうスポーツなのか、
頭を使うとはどういうことなのか
を教えてくれたのはノムさんです。

それももう20年近く前の話なのに
13歳の女の子が同じようなことを
言ってるのを見るのはおもしろいもんです。



ノムさんの教えから学ぶときに
大切なことがあります。


それは、「頭で考えすぎないこと」です。


これは意外に思うかもしれません。

なぜならノムさんは日頃から
「考えてやれ」
といいます。

でもよく読んでいくと
考えるのは頭をシンプルな状態にするためだと分かります。


バッターとして打席に入っていて
2ストライクに追い込まれた。

内角、外角といったコース
高め、低めといった高低
ストレートか変化球といった球種

全部に対応しようと思うと厳しい。


そんなときにデータに
このキャッチャーは同じ球種は3回続けて要求しない
と出てれば
2回ストレートが来たから次は変化球を待とう
と思えるじゃないですか。


ノムさんがいうデータ分析する野球というのは、難しく考えるためじゃなくて実は頭をシンプルにして確率の高い方を狙うという考え方です。


まだ13歳と若いんだから
好きなアイドルと野球を楽しむ姿を
見せてくれれば十分だと思います。


おもしろい子ですね。

野球の話をしてみたくなりました。