右から2番目の星

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ステージⅢaの大腸がんのお気楽な闘病生活を綴っていきますです

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ボクが学生だった頃は、「学生運動」はかなり下火になっていたけど、それでも「三里塚闘争」とかまだ残っていて、火炎瓶がヒョロヒョロ飛んでいる映像をTV等でよく見かけたものです。

ボク自身も、京都のD大学の入試会場に学生活動家が押しかけたのを見て「ゲバ学生ってほんまにヘルメット被ってタオルでマスクしてるんや!」って妙に盛り上がったり、大阪のK大学が学生にロックアウトされて前期試験が中止になってレポート試験に代わったのを羨んだりしたものでした。

余談ですが、当時三里塚で飛び交っていた火炎瓶は、ガラス瓶の中に可燃性の油(ガソリンや軽油など)を入れてボロ布で栓をして、そのボロ布に火を付けて機動隊員に向けて投げるというものでした。ガラス瓶が地面に当たって割れて、中身の油が飛び散り燃えるというショボいもので、せいぜい機動隊員の頑丈そうなブーツを焦がす程度です。

その情けなさにはボクが通っていた大学の化学系の先生も憤慨して(^^;)、「化学を学ぶ君たちはあんな文系学生が作るようなチョロい火炎瓶は作っちゃダメだ。
ホンマもんの火炎瓶は過塩素酸を使わなくっちゃね。」とよく仰ってましたよ。(^^)
過塩素酸というのは強力な酸化剤で、実験室でも爆発事故が起きたりします。
ボクの仕事でも有機物を分解するときに使ったりしますが、扱いには細心の注意が必要なので、最近ではもっと穏やかな酸化剤を使ってオートクレーブ(圧力鍋みたいなの)で加熱する方法が一般的です。

閑話休題。
で、最近「安保法制」がらみで学生さん達が元気よく活動しているみたいです。
名前や顔、所属する大学名まで晒して活動している人もいて、その勇気(蛮勇?)には驚くばかりです。公安ってコワいとこらしいですから。

そういう学生さん達が27日から安保関連法案の廃案と安倍内閣を打倒を目指して国会前で無期限のハンガーストライキを行うそうです。
 

当初、
「実行中は水を欠かさず飲むようにしますし、知り合いのドクターが毎晩体調のチェックをしてくださいます。ドクターの指示に従えない場合は、ハンストを中止する、という決まりも作りました」
ハンガーストライキは8月27日より、初日は午後2時から午後9時まで、2日目以降は午前10時から午後9時まで国会正門前で行なわれる。

と報道されたため、「ドクターストップ付きのパートタイム・ハンスト」と笑われましたが、後に代表の方が
記事中にて『ハンガーストライキは8月27日より、初日は午後2時から午後9時まで、2日目以降は午前10時から午後9時まで国会正門前で行なわれる。』 とありますが、この時間は私たちが国会前で街宣などの行動をしている時間のことで、この時間外にもハンストは続行しています。無期限ハンストが続く限り、 夜間は食べるなどといったことは当然ありません。」

「ハンストというのは普通に考えて「夜は食べる」ものではありえないので、この記事を見て私たちを誹謗中傷する人たちはやはり始めから私たちへ敵意があったのでしょう。このような人たちを説得するためのハンストでもあります。」
と反論しています。

まぁ、ドクターストップはありなんですね。(^^)
カンパも募っているため、更に「あらぬ疑い」を掛けられてチョットお気の毒な状態になっています。(^^;)

ハンガーストライキはガンジーが唱えた「非暴力・不服従」を体現するもので、参加する人々には当然ながら生命の危機が訪れる可能性があります。
だからこそ民衆を動かす力となるわけで、いかにもヌルそうな今回の学生さん達のハンストが世間の反発を買うのは当然でしょうね。

ハンスト中の学生さん達はおそらく暇でしょうから、「いちご白書」を観ることを是非おすすめしたいデス。