二代目放浪
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出る杭の条件

「出る杭は打たれる」から派生して、
「出る杭になれ」とか、
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない」なんて言葉があります。

少人数でも人をマネジメントする立場にいると、
「打ちたくない出る杭」と、
「横打ちして倒さなければならない出る杭」があることを知りました。

出ている杭はどれもが同じ杭ではないのです。


「打ちたくない杭」

出る杭でもそのままにしておきたい、
そのままにしておいた方が会社のためになる杭です。
このような杭の共通項は、
杭の役目をきっちりと果たした上で頭を出しているということです。

つまり会社の基礎に十分刺さっている杭であれば、
出すぎた杭こそ大歓迎なのです。
会社の基礎に十分刺さるというのは、
会社の方向性を理解し、協力し、
同じスピードで進んでいくチーム意識が強いことを意味しています。

ちょっとやそっとじゃ抜けないような刺さり具合であることが、
出る杭になるための最低条件なのです。


「横打ちして倒さなければならない出る杭」

いわゆる勘違いをしている出る杭です。
このタイプの出る杭は、
達磨落しの玩具と同じ構造です。
会社に十分突き刺さることなく、単に外に出ているだけです。
よって会社側も杭を打って沈めることよりも、
横打ちして達磨落しの高さを縮めていく作業が必要となります。


「出る杭は打たれる」

ということで、会社において「出る杭は打たれる」ということは、
「出てもいいからその前にもっと会社に突き刺さってからにして欲しい」
という会社側のメッセージ。

だから会社も期待を込めて打ち続ける。
だから打たれている間は基本抵抗せずに杭を打ってもらう。

しっかりと根元が会社の中に打たれた上で、
上にどんどん伸び出る社員を多く抱える会社こそが、
この世界に存在し続けられる会社だと思います。


来月から就職する新社会人のみなさん、
「俺は、私は他の人とは違うんだ!」なんて就職した会社で出る杭になりたかったら、
まずはがっつり会社に刺さってからが効果的ですよ。