僕の知り合いで、貿易会社をやっている社長がいます。


その社長は、某デパートや量販店にもネットワークがあり


有名メーカーのOEMや商品開発も含めていろいろと


やっている方なのですが




中国で買付けの際に一緒に市場を回ることがあって


知り合いになったのでいろいろと話を聞きました。




なかでも、商品の検品と調査は本当しっかりやってますね。


開発する、工場にも直接行って状況をきいて


販売する商品の不良率も下げる努力を


していらっしゃいました。




「商品の検品ってどうやっているんですか?」と質問したところ


社長 「商品分解してみればやることがわかるよ」


と、ちょっと意味不明な回答でしたが


ためしに、今回いろいろなところで売られている




「HDMIをコンポジットへ変換するアダプタ HDMI2AV」を


工場から直接入手したものと、実際に販売されている物を購入して


言われた通り分解してみました。





「マジか???」


同じ物なはずなのに・・・


これ見てください。




回路が全く違うの分かります?


コンデンサも入ってたり入ってなかったり、チップも違ったり


ハンダ付けも、手付けと機械的につけたものがありました。


ネジ固定も全くされてないし・・・



その社長にさらに詳しく話を聞くと


社長 「これ、市場も販売店も分かってない所多いよ」


まじですが???


確かに、分解してまで検品しないですよね・・・




社長 「最近、ネットの影響なのか輸入してOEMやってる人達いるけど」


社長 「分かって販売しているのかな?」


ドキっ!すみません分かってません・・・


商品のレビューがまちまちなのも納得です。


だって、まったく別物ですからね。


これを知らずに販売するとなると結果は・・・

 

 

レビューが物語ってますね(笑




社長曰く商品は工場から管理して


組み立ての部品数から不良数等いろいろな数値を


管理して不良品を減らしているいるそうです。


確かにこういう工程があるとなると


商品の値段が高くなるのは当たり前ですね。


デパートに卸す品質ってぜんぜん違いました・・・




デパート品質って


・パッケージがきれい
・商品のデザインが良い、
・マニュアルがしっかりしている


だけだと思ってましたがそうじゃないんですね・・・


輸入OEMは日々勉強です。