へんな会社のつくり方 | ホンのおぼえ書き程度デス。

へんな会社のつくり方

夜抜きダイエットを始めて4日目、夏風邪でダウンしました。
ちょっと食事の量減らしたり睡眠不足なだけで
簡単に体調を崩してしまう
自分の体力のなさにがっかり。

そんな落ち込み気味なときは、
逃避せずに現実的な本を読もう!と
仕事に直結しているので読なければと
前々から買い置きしていたビジネス書にやっと手を付けました。

「へんな会社のつくり方」
株式会社はてな社長 近藤 淳也 著
翔泳社2006年2月(1500円+税)

「はてな」というウエブサイトを運営する会社のいろいろな取り組みを
「CNET」(テクノロジー&ビジネス情報のメディアサイト)で
2005年7月から4ヶ月間連載したブログをまとめた本です。

この会社、へん・・・と言うより面白い!
信じられないぐらいオープンで、常識の枠にはまっていません。
例えば・・・会議は立ったまま・毎日が席替え・開発のために合宿・
社内の会議を公開・ユーザーの要望を株式市場化・・・などなど。

特に驚いたのが「50%の完成度でサービスをリリース」すること。
もちろん最低限のセキュリティーは作り込む。
しかし、どのような発展を遂げるかは考える余地を残しておいた方が
面白いサービスができるという。
それは、作り手の想像力には限界があるので、
ユーザーと共に作り上げていくという考え。

これは「はてな」という会社のやり方でもある。
いいと思えば、常識にとらわれず、まずやってみる。
要望や批判を真摯に検討し、いい方向にどんどん変えていく。

インターネットでの流れ「Web2.0」の本質とも言える
「オープン性の価値を正しく理解しよう」ということを
すでに実施しているような会社だ。

情報をクローズしてきた今までを考えると、
オープンにする動きは「常識を捨てよ」ということとも取れる。
これまでの常識を振りかざし、
「オープンだなんてとんでもない」なんて言ってると
インターネットの、社会の変化についていけない。

次世代には「へんな会社はてな」は

一般的で常識になっている可能性が大きいのだから。

近藤 淳也
「へんな会社」のつくり方