私はもともと少しだけ霊感がある。霊感と言っても幽霊が見えるというわけではなく、ご先祖様や亡くなった親族との繋がりのパイプが人より少し太い感じ。
そんな私のところには、姿を借りたご先祖様たちがやってくることがある。風や蛍、そしてアゲハチョウ。
ふーちゃんが生まれてしばらくして庭で外気浴していたら、花も咲いていないうちの庭に、大きなキアゲハがフワフワとしばらく飛んでいた。その時ふと、「あ、義母方の祖父だ!」と強く感じた。感じたっていうか、わかった!って言ってもいいくらい、ピンと来た。
しかし、数年前に義母の母が亡くなったときに、お葬式で義母と義母兄が大揉め。関係が急速に悪くなり、義母の父母関係の法要には「行かなくていい!むしろ行くな。もう断っておいた。」などと言われて行っていない。お墓も遠いからという理由で行かなくていい!と言われている。
今年のお盆は、義母の行かなくていい発言と、コロナと、何よりみーくんがまだ小さいから、暑い中遠くまで(義母方のお墓は少し遠い)行くのはやめておこうという理由で義母方のお墓には参りに行かなかった。
すると、お盆休みの次の日、ふーちゃんがとお庭にいたら、キアゲハが飛んで来てしばらくフワフワ。先日も、またキアゲハがふわふわと飛んできて、窓から覗いてくるような仕草。みーくんを抱いて庭に出ると、私たちの周りをフワフワ、グルグルしばらく飛んで出て行った。
「あー、義母方の祖父母だ…」
呼ばれていると感じた。だから、夫にお墓参りに行こうと言い、行ってきた。
お墓参りに行った日の夜、みーくんを寝かしつけようとトントンするも、とーってもご機嫌!あーうーとお話ししたり、手足をバタつかせたり。ただ目線は天井。私が覗き込むとさらにその上に目線をずらす。これは…来たな。しばらく私たちには見えない人にきっと遊んでもらい、おっぱい飲んでコテンと寝ました。
ふーちゃんは、見えない誰かを見て遊んでいるみーくんや、その話をしている私たちを横目に怖い怖いと言って、夜中も数回起きていました。朝になり、起きた途端「遠くに行くねって言った。」と。誰が?と聞くと「ちょうちょさん。」
きっと2人のひ孫の顔を見れて安心してお戻りになられたんだと思います。やっぱり、お盆にはちゃんと行かないといけないと思いました。