以前のブログにも書いたように私は日本の歴史で幕末維新が好きなため、NHK大河ドラマの「八重の桜」を毎週欠かさず見ています。
もうすぐ最終回になりますが、幕末維新といえば大抵官軍・新政府側からの視点から描かれたものが多く、当時の会津藩については知っているようで知らないことが多いと思います。
新撰組や白虎隊など有名なエピソードもありますが、幕末から維新にかけての会津藩とおしての流れについては、よくわかっていなかったのですが、今回のドラマで勉強になりました。
幕末の会津藩は、朝廷の信頼厚く、京都の治安維持のため、京都守護職を任せられていたのですが、戊辰戦争の時、急転、朝敵として新政府軍に攻められ滅ぼされるという悲劇を演じています。
この間、会津藩は新政府軍に対し何度も和睦の嘆願書を提出していたそうですが受け入れられず、そのまま城が攻め滅ぼされ、多くの家臣やその家族が亡くなったのには歴史の非情を感じます。

綾瀬はるかが演じる新島八重は大変ユニークなキャラクターで、幕末においては、鉄砲の名手を、維新後は、夫の襄を助けて同志社大学の設立にいそしみ、夫の死後は、日本赤十字社で看護活動を行っています。
そのいでたちや言動から、常識にとらわれない大変アクティブな人物だったと思います。

西嶋秀俊が演じる八重の兄、覚馬はなかなか渋い。見どころのある場面も多かったです。
その他、会津藩ゆかりの人物で維新後、様々な分野に進んで頭角をあらしているのは興味深いです。

1年間、個人的にはかなり楽しませていただきました。