ゆきやなぎ

          何にも

          染まらない

          白 になる

          大事なことを

          決める日は


心をまっしろにすると、

「こだわらなくてもいい」ものが、よくわかる。

「しがみつかなくてもいい」ものが、よくわかる。

「信じようと思う」ものが、信じられるようになる。


惑わされないで、次に進もうと思える。


──何にも染まらない、つよい意志で

──何にでも染まれる、やわらかな心で


Photo:   Naomi Okunaka



kasa


          雨がやんだら
          さくら色の
          きれいな傘を
          買いに
          ゆきましょう


哀しいこと、辛いことは、ずっと続くわけじゃない。
雨はいつか必ず、あがるもの。
だけど、また次の雨はやってくるから、
その日のために、できることを考えておくことは大事。


 それはたとえば、
    ひらひらと 花びらが舞うような
       さくら色の きれいな傘を買いに行くこと。


あたらしい傘があれば、
前よりは少し上手に、雨の日をやり過ごせるようになる。
愉しめないとしても、そこそこの器用さで──。


Photo:   Yamaguchi Chiyo (PIYO CAMERA)



1


          こころに
          決めたなら
          迷わない
          迷っているなら
          まだ、決めない


──どちらを選べばいい?


迷っているなら、まだ決めないほうがいい。
そういうとき、人はついラクな道を選んでしまうから。


今、選ぶべきもの。

今、選べないもの。

まだ、選んではいけないもの。


人生の中では、たくさんの選択肢があるけれど。

自分にとって、ほんとうに必要なものなら、
そのとき選ばなくても、選べなかったとしても、

必ずどこかで、まためぐり合うはず。

Photo:   Naomi Okunaka


sora


          晴れた日に
          空を見あげる
          愛を抱えて
          生きてゆこう

          と おもう


──晴れた空は、ひろびろと澄みわたっていて
──晴れた空は、やさしい色をしてるから


晴れた日に、空を見あげると
心はやさしくやわらかく、おおらかな気持ちになる。


ささいなことも、深刻なことも
人はみな、さまざまな思いを抱えて生きているけれど。
心に愛を持っていれば、

「どうにもならないこと」なんて、ひとつもなくて。

「どうにかなること」ばかり、だってことに気づく。


愛を抱えて 暮らしてゆこう


小さなひとつに、とらわれないで。
何にもしがみつかないで。
自分自身のありったけを信じながら。

Photo:   Foujita さん


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■□新刊発売のお知らせ


今春、「好き」をテーマにした新刊が出る予定です。

なので、新年は、新しい本の原稿を書いていました。

ちょうど年末に購入した、ドリカムのNewアルバム

「AND I LOVE YOU」が、イメージにぴったりで。

ぐるぐる、ぐるぐる 聴きながら──。


好きな人、好きなもの、好きな夢。

たくさんの「好き」が詰まった一冊になる予定です。


発売までのメイキングなどは、随時、メルマガで

お知らせしていきますね。

ご登録がまだの方は、ぜひこちら からどうぞ。


2008年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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homeru


          私のことは

          私がいちばん

          知っている

          今日の私を

          ほめてあげよう


がんばった自分を、いちばん知っているのは自分。
がんばれなかった自分を、よく知っているのも自分。


だから、今日がどんな日でも、

一日の終わりに、今日の自分をほめてあげよう。


結果だけが、すべてじゃないし、
正しい答えを探すだけが、すべてじゃないから。


今日という日を無事に過ごせたことに感謝して……。


くりかえす毎日、ちゃんと前を向いて歩いてる

そんな私の、ささやかな一歩を、ほめてあげよう。


──今日の私に、おつかれさま

──がんばったよね がんばってるよね

──あしたはもっと、素敵な一日になりますように


Photo:   Naomi Okunaka


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あなたの今年は、どんな一年でしたか?

いいことがあった人も、とりたてて何もなかった人も、

ひとまず、今年の自分を褒めてあげてください。


365日、まいにちを、ちゃんと前を向いて歩いてきた、

だから、今日のあなたが此処にいて。

それは、自分をあきらめていない、ってことだから、

それだけで、十分にすてきなことだと思うのです。


それぞれの一年に、心からおつかれさまでした。


皆さまのあたらしい年に、

たくさんの素敵なできごとが、訪れますように──。


どうぞ、よいお年をお迎えくださいね。


           2007年12月 年の瀬に  未月

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