原田ミドー魂のブログ -4ページ目

雪かきブログ

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復興のモニュメント明日へのラブレターの細部の表現について想いを巡らせているのです。
新聞を読み、本を読み、コーヒーを飲みカーテン越しの大雪を眺め。

昨日は晴れていました。南向きの屋根からは雪が迫り出して雪庇になり訪問者の頭上に落ちようとしていました。
私は長さ6メーターの雪庇竿を抱え脚立に乗り雪庇落しをしました。
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冬は北風、雪庇は南側の屋根の縁から外へ外へ伸びて垂れ下がる。北国自慢の無落雪住宅の屋根でも生まれる雪庇。
沢山生まれ堪えきれずに落下する。

二階居住空間から見る雪は上からも下からも降って来る、舞い上がる。
厚い雪雲は太陽の居場所を隠しこの世は一面グレー、及びダークホワイト。

朝5時に目が覚めて世の中が随分静かだと感じながら、さては大雪。
6時半に起きカーテンを開ける。
思った通り、大雪。
雪降る街は音が無い。
雪があらゆる音をを閉ざすので静か。
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鳥も鳴かない。
木もこすれ合わない。
車も。
時たま何をしていいのか分からない除雪車が走り去る。

今年の雪は待った無しでやって来た。
暦通りの北国人はゆっくりゆったり春までの除雪をイメージして居た。
ところが春までの雪がいきなり12月一ヶ月で降ってしまった。

今年はクリスマスを家族全員で祝った。
そしてまたモニュメントの細部について考える。
しかし一向に降り止まない雪。家の前の、家の屋根の、物置小屋屋根の雪かきの必要性はアイデア練りを先送りする様に見える。が意外に雪かき時間は良いものである。

雪かきは基本1時間がワンサイクルで有る。
その辺りで腰を伸ばし指先を温めないとこの先に待つ長い雪まみれの北国生活は乗り越えられない。
要は腰痛や手先のしびれ肩の張りなどがじわじわやって来るのを緩和しながら騙し騙し作業するのである。

美しい雪が連れて来る美しい労働。
雪かきとはアイデアに悩める作家の処方箋である事は確か。
10日も雪かきを続ければ見事なアイデアが降って湧き、雪かきに感謝する事になる。
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今年の雪かきも2週間が過ぎた。
雪の扱いがしっくりして来た。
カラダが馴染んで来て雪を無駄無くダイレクトに感じることができる様になった。

雪は時間とともに締まって来る。
サラサラの雪が少しねちっと感を出す頃こちらもカラダが馴染んで来る。
これからが面白いのである。