一昨日の日曜日のこと。

からりと晴れた青空は、はや秋を思わせる清々しさ。

久しぶりに美術館にでも行って秋を先取りしようともくろむ。

が、

夫君が家にいる日曜日はまれなので、留守番させるのは気が咎める。

これはもう誘うしかない。

「ね~~え、すごく気持ちの良い日ね。

ゲッティーセンター(家の近くの非常にクールな美術館)に行こうよ~」

「君、僕が文化的でないのは知ってるでしょ」

「知ってるよ~」

ここで私は閃いた。夫を釣る方法!

「あのね~。あなたがモデルとしか思えない肖像画があるの。

どっかの皇帝かなんかの肖像だと思うんだけど。全く、ウリ二つなの。

会いたくない。カッコいいじゃん!」

「ふう~~ん(まんざらでもない様子)」

「かのゲッティーセンターに自分の肖像画が納められてるなんて、かっこいいじゃないの。友達に、冗談いいふらそうよ~」

「行くか~(フフ、かかった、かかった)」

ゲッティーセンターは我が家から車でせいぜい10分と言う至近距離。

いやはや何回行っても、その立地条件の素晴らしさには

ため息をつかずにいられない。

丘の頂上の白い角型パネルと薄緑色のガラスのスマートな近代建築。

決して奇をてらったデザインではない。

ただし、その360度の絶景!といったら、

もう~、ハア~としか言えないのだ。

私は、美術館の中におさめられている数々の絵画、美術品よりも

この絶景の中で、さわやかな秋の風を感じたかったのかもです。

とはいえ、

やはり夫君に、あの絵とご対面をさせたい!

ゲッティーは東西南北の4棟からなっているのだが

あの絵はどの棟だったかな?

憶えていないな~。多分、東棟だったと思うけど。

夫君が美術館に足を踏み入れるなんて十年に一度のことかもしれないので、わざと東棟を最後にした。

驚いたことに

夫君は私よりも時間をかけて

いちいち展示物の説明を読み、鑑賞しているではないか。

いったい、夫に何が起きているんだ?

最後の肖像画とのご対面では

夫君はテレテレに照れた。
(なんとなく解る、その気持ち。もし私がモナリザに似てたら
恥ずかしいもの。。。)

「どう!似てるでしょう?自分でもそう思うでしょう!」

「いや、それほどでも」と、完全否定はしないで、益々照れる。

「記念写真、(というか証拠写真?)撮ろうね」

照れながらも写真に収まる夫君。

この写真、UPしようとすると肖像画の顔の部分が切れちゃうので

すご~~い残念!
昨日のことですが、のんびりした土曜の午後。

どこかに出かけていた夫君が足音も高く帰宅した。

嫌な予感がする~。

長~く伸ばすことが出来る枝切りバサミをガレージから取り出し、三階にある私たちの寝室に向かった。

寝室から張り出している小さなバルコニーから身を乗り出て、ハサミを使い始めるではないか。

バルコニーを半ば覆い隠すように枝葉を茂らせた樫の木は、バサッバサッと枝を切り落とされていく。

あ~~あ!

3階の高さから振り落とされる大ぶりの枝が、真下にあるバラの花壇を直撃する。

夏の暑さに負けず美しく咲き誇る深紅や黄色のバラたちがハラハラと散る。

それだけでなく、後から後から落下してくる枝の重みに耐えかねて、バラの枝が折れ曲がっていく。

「ちょっと!それ以上切り落とす前に、バラの上にたまった枝をどけてよっ!せっかく私が育てたお花が折れ曲がるじゃないの」

馬鹿亭主、ドスドスと鼻息荒く下りてきて、バラを覆い隠した枝の山を取り除いた。

やはり、まっすぐに延びていたバラの茎が、あるものなどは地面すれすれになるほど身をたわめている。

なんてかわいそうに~~。

「くそっ!必要のないチケット(交通違反切符のこと)をくらった!何の間違いもない左折をしたのに、ポリ公の奴が、難癖つけやがって!xxxxx~~」

腹が立つのは判るけど。。。

「だからって、お庭に当たり散らさないでよね。」

「もっと違うこと言ってくれられないのか」

「。。。(だって、その場にいなかったもの)そんなに腹が立つなら罰金払わないで、法廷に行けばいいじゃないの」

「ポリ公のいい分と俺のいい分が対立すれば、判事は向こうの肩を持つ!一日がつぶれる。ポリ公は時間外勤務手当を稼ぐ!」

そうかな~~?

意外と一般市民の言い分が通るケースもあるってきいているけどなあ。

(それにしても日ごろの夫君の運転ぶりを知っているだけに私は、お巡りさんの方が正しいのではないかと思っているんですがね~)

さんざん私に向かってお巡りさんの悪口を喚き散らして、少し気分が晴れたらしい夫君、今度はチップスを抱えてテレビ室へ姿を消した。

中途半端に枝を刈り込まれた樫の木と、醜いスタイルにしなってしまったバラ花壇をながめため息をつくだけの私。

これって、DVの一種だと言ってもいいのじゃないか!

久しぶりで涼しくなった美しい土曜の午後だというのに

馬鹿亭主のせいで気分が台無し!

この際はっきり何回でも言ってやる。

夫君はとんでもない馬鹿亭主だ!


このところ腰痛により運動が不足している。

内臓はすこぶる快調なので、猛暑にもめげず食欲もちゃんと健在。

体重増加に気をつけなくっちゃ~~と、とあるサイトに行ってみた。

[気になるあなたの理想的なプロポーション・体重・必要なカロリーを計算するJavaScriptで御座います。

身長を入力してください→ cm (半角数字でお願い致します)

   
結果は参考として考え、ご自身の体と常に対話した上でボディコントロールして下さいませ。]


    ★      ★


とあるので、私のチビ身長を記入してクリック!

じゃ~~ん。結果を見て驚いた。

私の現状は、健康体重を大幅に下回って、な、なんと!美容体重とモデル体重の中間ではないか?

ここで、嬉しがってはいけないのだ 私

サイズを参照してみると、理想のプロポーションサイズを全て大幅に上回っているではないか?

なんなのこれは?

体重、かなり少ない & サイズかなりデカメ  ということは

あたいはマシュマロか。。。

せんだってのドクターチェックでは骨密度には問題ないといわれたからには

残る可能性としては?

ああ、やはり筋肉がなくて脂肪ばかりなのだわ~~(ということになるの?)

腰痛になるのは当然の成り行きなのかしら、と自己嫌悪。

もっと、もっとピラティスに励まないと ダンス三昧で余生を過ごしたいという私の目論見は、夢の又夢で終わってしまいそうね。

ピラティス、好きじゃないけど、やめられない運命なのね。

わっはっは!神様は意地悪だ