先週金曜に母が退院してきて、無事自宅療養が続いている。


一人暮らしに慣れ親しんだ私にとって、最高に快適というのとはちょっと離れてしまったが、世間一般に言う親子間の距離の取り方としては、お互いに弁えている分が多いと思うので、まあ耐えられないほどではない。


しかし、一人暮らしってなれちゃうもんなんだなーってつくづく思う。

昨日さんまが、さんま御殿で、女性が部屋に歯ブラシを並べておいて帰るのがイヤ!!とか言っていたが、恐るべきことにその心理、分からないでもないのだ。自分の認めたものしか、周りに置きたくないだの、歯ブラシ一本でも無断におかれることによって、なんだか自分のテリトリーが侵害されているうような錯覚・・・、うーん、わかる。やばいながら、分かる。





金曜に退院が確定して、ほぼ丸一月母はがんばり、自宅に戻る。

でもまだまだ油断できる状況ではなく安静が第一だ。


本人も少しからだが楽になると嬉しさもあり、動き回ってしまうし、私も希望的観測で見てしまいがちだが、今回の退院後の生活はその点改める必要があるのではないかと思ったので、母と主治医と3人でまた良く話し合って3者矛盾がないよう、今後の生活と、治療スケジュールを決めてきた。先生は外来診察後のお疲れの時間帯だったであろうに、本当に親身になって話をしてくださり、本当にいい先生です。こんな素晴らしい先生にめぐり合えること、それ自体も凄く病気の治療には大切なことなんですよね。本当に感謝しています。


いずれにしろ、母は金曜夜私が仕事から戻ればこの部屋で寝ているのだろうから、金曜夜からまた私はコック。

魚と野菜中心、低蛋白、低カロリー、そして低塩。


同じ病気の人で、食事療法自宅で上手に出来ている人がいらっしゃったら教えてもらいたいな。なかなか、たんぱく質、カロリー、塩分全てを抑えるのって難しいんだよね。腎臓病食の通販で低塩ののりの佃煮と、しば漬けを買ったけど、それは入院生活中良かったみたい。また買います。

ついつい家族としては食べさせたくなっちゃったりもするし、これが一番いけないよね。

今レシピ本を図書館で10冊以上予約した。

レパートリーを増やして、母が食事を楽しくできるように、退院して自宅療養の成果を挙げるべく、そう選択したのだから、全力で母をサポートする。色々なことを言う外野も社会には存在するけど、私は今ここにエネルギーを注がなければ絶対に自分の人生で後々、後悔してしまう。母の健康以上に大事なものなんて、というか、寧ろ、比較の対象も浮かばない。

だから、エネルギーは全部母の体調管理に注ぐことになりますが、それ以外にストレス解消の友達と会ってご飯を食べたり、お酒を飲んだり、好きな洋服を買ったり、そんなことは楽しみます。自分のペースで、自分の価値観で。自分だけの価値観が、何を一番求めているのか、何を目的としているのか、それだけを見つめて生きる必要が、今ある。


これは、介護(と言うほどやっていないので、偉そうに言えないのだが)の主体となった経験のある人間にしか、わからないことだろうと思う。

おかげさまでおかげさまで、ついに念願の退院が金曜日となりました♪

涙出ます・・・。

あの頃、入院してまだ1週間の頃、「おなかが引っ込まない」「結果がついてこない」と苛立つ母と談話室で励ましあったあの頃。

先は全く見えなかったけど、ただポジティブに接することだけにエネルギーを注いできたこの2ヶ月あまり。

上ったり下ったり、毎日ドキドキの連続で精神を消耗し続けた。

でも、目標があったからやってこれた。

何より母ががんばった!!さすがである。

娘の前で涙一つ見せず、強い母でいてくれた。

ありがとう。

病気になったからこそ、30近くなった今でもこんなに母のそばに居られて、こんなにも母から学んでいるのだ。

そして、今回学んだこと。結構実は母は意志が強い人間なのだと言うこと。

我が家はほーーーーーーーーんとに、スーパーポジティブな家庭で、B型集団のちょーマイペース。とにかく私はマイペースな人間で(母に言わせると)、意思とかあんまり・・・、っていうすっとぼけな人間で、母も同種の人間だと思っていたのですよ。ところが、ダイエットもしっかり日々積み重ねているし、今回一月あまりまた病院の狭いベッドに縛られていたわけだけど、きちんと明け方目が覚めたら、病院の階段を上り下りして鍛えていたそうで、昨日の外出時も、足元はしっかりしていた。

さて、今回はダブルで嬉しいニュースが書き込める日である。

もう一つはまだ、書き込むのをやめておくけど。

ちなみに、今回の治療法=セミパルスと、入院期間の短縮に関して、後日改めて記載しようと思います。同じご病気をお抱えの方、またその御家族の方の治療を選択する際に、今後多少なりとも参考にして頂けるケースになったのではないかと、今回の治療、入院について、思うので。


さらに明日は映画「東京タワー」の試写会に行ってきます。

原作読んで、とても良かったので、楽しみです。

役者陣がこの人たちなら外さないでしょうよ・・・という人たちがお揃いで、それもまた期待大。


ポジティブに行けば、いいことってあるんだね、

体調上向きで、明日は初の一時外出。

本当は外泊も出来るのだが、母の意向で外出。

しかし明日はものすごく寒そう。

大丈夫かな。

今日はほぼ半日かけて彼氏と一緒に自宅を大掃除したけど。

彼は力もあるしソファとかも持ち上げて、隅まで綺麗にしてくれるから、本当に助かる。

お礼に私はハッシュドビーフと野菜スープの夕食を作って食べさせる。

それぞれが得意分野を生かして協力し合う、理想のスタイル。


午後は向井亜紀さんの闘病のドラマがやってたので見た。

涙が止まらない部分もあった。

私も女性医療検診はきちんと受けておこうと、彼女が言うように、そう思った。


明日は母のリクエストで、魚介のクリームフェットチーネと、ワカメスープを作る予定。


私は独身だけど、別に結婚を今すぐしたくもないけど、家のことをやるのが、好きだ。

家のこと、お料理、お洗濯、お掃除、しているときが幸せなのだ。

安上がりな、あたし。

という本を読んでいる。高山なおみさんという料理家が、ウェブ上のダイアリーをつけていらっしゃって、それを書籍化したもの。私が今読んでいるのが、1巻だがもう8巻まで出版されているらしい。


内容はほーんと、タイトル通り、日々のご飯をちゅうしんとした、日常の様々なこと。

たとえば、魚屋のじいさんが猫にちょっかい出してた。だの、酒を誰と何時まで飲んで、昼間で寝てて、起きてからあれとこれ作って食べて、また寝た・・・、だの。

それだけの誰にでもある日常のことなのに、私には彼女の文章がとーーーーーーーーっても合っている様で、読んでいるととにかくポジティブな感情しか湧かない。つまり「好き」である。

勝手な思い込みだが、結構私は彼女に価値観が似ているような気がする。

そういうなんでもない日常こそ愛すべきであり、幸せがゴロゴロ転がっていると思っているからだ。


最近の通勤電車の中では、ノラジョーンズの「Feel like home」というあアルバムを聞きながら、「日々ごはん」をちんたら読みふける。まるで、窮屈な空気の悪い電車の中が、リビングで美味しい渋めのコーヒーを飲む日曜日の午前的空気にちょっとだけ、なります。


まだ、あと7巻もあるから嬉しいな。


ところで、やっと風邪が治ってきたので、今日久しぶりに母のところに見舞いに行く予定である。

先週の月曜からもう行ってないから、かれこれ1週間以上。そろそろ顔を一度見ておかないと。でもメールによると、元気そう。良かった。

そのあと元気だったら、同じ病院に勤める看護師の親友とちょっと1杯飲みたいね~と企んでいます。


週末は、彼氏がタマネギを大量に買い込んできたので、ハヤシライスを作ろうと思う。(←日々ごはん風に。)


職場でも半数の人間が風邪をひいている。


辛いわよね・・・、ほんと。


さて、母はすこぶる体調が良いらしく今月中も退院も、夢じゃなさそうな方向に向っている。


1月下旬に入院する際は、入院期間を短くするために、パルス療法からセミパルス療法へ切り替えて・・・云々、と先生と3人でよく話し合って、母をなんとか説得し、取り合えず2月一杯と、騙し騙し入院して治療することにしたのに・・・。


入院してからも、まずは炎症反応が血液検査の結果出ているとのことで、セミパルスを始めることが数日できず、さらに始めた所で1週間はなんの好転反応も見せずで母は凄く落ち込んで苛立っていた。


母に落ち込まれると、見舞ってるこちらまで、先が見えない不安に苛まれものすごく気分がダウンしたものだ。


なのに、この回復力。


風邪で見舞いに1週間行けていないので電話やメールでやりとりしているが、電話の声も元気そうだし、ほんと、もうまもなく退院してくるぞ・・・。


どうしよ、風邪。早く治して、風邪菌だらけの我が家を掃除して、母を迎えねばならない・・・。ふえーん><;


やばいよね、病人を支えてるはずの家族のほうがダウンしちゃって、起き上がれない。


でもこれ、本当よくあることなんじゃないかな。


年始にも50代か60代の夫婦が妻が難病を抱えているのを苦に心中、なんてニュース見たけど、ほんとに病気を支えている側の負担ってすっごく大きいんだよ。環境や年齢、何かのタイミングがちょっと違えば、そういう悲劇的なケースに陥ってしまうって危険性は誰にだってあると思う。


私の場合、支えている家族といってもそれは血を分けた肉親であるから、運命として本当に精神的に辛いときも、現実を受け容れるのにそんなにエネルギーはいらないかもしれない。それが、配偶者やその両親などとなった場合、また違うんだろうな。やはり人間は自分が一番かわいいんだよね。でも自分を一番かわいがってあげられる人間じゃなきゃ、膠原病のように長期に亘って忍耐を必要とする、そして現在の医学では治癒の見込みが現況ないというような病気を支える、支え続けることはできないかも、とも思う。

母は強し。

娘が寝込んだとなれば、どんどん体調がよくなっていき、母たる強さを見せ付ける。


対する娘、仕事中取引先との電話中にむせっかえり、同僚に帰される。ありがたし。


世の中の皆さん、すみません。1週間も風邪引いて若いのに、ずっと何時までも寝込みやがってこんなあたしゃサイアクです・・・って気分。

もう寝るのも飽きたし。


はーあ・・・。


母よ、そのまま退院するのだ。


母の体調はすこぶる上向き★本当に嬉しい。


私はと言うとまだ風邪で週末もずっと寝ている始末。


だが主治医からこの調子でいけば来週あたり退院・・・という話が!!退院の「た」の字が出たのだ!!


念力をかけていた免疫抑制剤の効果がてきめんに効いているのだ!!うれしーよー><;;;


もうほかには何もいらない。健康だけでいい。ここのところずっとそう思って生きている。


20代の嫁入り前の娘としては達観しすぎでかわいくない。


でも自分もたかが風邪で苦しんでいると、ちょっと気管支炎を起こしているだけで顔色は優れないし、ご飯もおいしくないし、もちろんTVみてもつまんないし、おしゃれしようとか、お肌のケアしようとかそんないつもの日常の何でもないことすら、する体力も思考もなくなってしまうから、やはり健康以上に大切なものなんてないと帰結するのだ。

まだ頭くらくらする~・・・。


ルルアタック強いのかな。ボーっとして辛い><;

既に風邪を久しぶりにひいて3日目。


自分も体調が悪く、母も入院中という環境の中、「生への意欲」というものを強く感じる。


他がダメな分、一般的なそれよりもただ生きるということに対する意欲、その感覚が研ぎ澄まされるというか。


昨日から母は免疫抑制剤の投与も始まり、こちらがテキメンニステロイドとの併用で母の体に良く作用してくれることを切に願っている。

一方で私のほうは大したことはないのだが、早く風邪を完璧に治さないとステロイドを常用せねばならない母に風をうつしたら、それこそ大変なことになってしまうので見舞いにさえいけないし、仕事上も迷惑をかけることになってしまう。


昨日は仕事を休ませて貰って一日家で寝込んだが、また変なニュースが舞い込んだ。

どこかの住宅地で近所の母・息子を大学生が強盗殺人。

なんというか、こう、ただ生きることに対して精一杯頑張っている今の私達はこういう犯罪を見ると、「寂しいんだな」という風にしか思わない。嘆かわしいし、憤りも憶えるけどなんかそれとはちょっと違う感覚。


私なんかは、母の病状が悪いとそれこそイライラすることもあるし、毎晩のように不安に押しつぶされそうになる日々だって過ごしてきたしこれからもそういうこともあるだろう。だけど、もう生きるということに対して必死!!なんだよね。自分の希望、願望全てが、母の体調が回復してくれれば良いそれだけになるから、他の邪念が入り込む余地がない。


今回の容疑者の大学生は資産家の息子で、親は賃貸マンション経営者であり、その中には容疑者名義の不動産もあたっとか。結局与えられるだけ与えられて、彼自身の人生の中で生きる意味や目的、負けないぞというハングリー精神を模索する機会を奪われたのではないか・・・。そう勝手な予測を立てる私である。私など、まーったく親から与えられる不動産やらなんやらとは無縁であるが、30近くになっても、未だ母が病気を患ったからこそ、とても近くにいてしょっちゅう顔を合わせることも可能だし、且つ何よりこの重い病気を抱えながらも、一生懸命に戦い、明るく前向きに生きる母の姿から、他の勉強や、仕事上の経験などからは学べない非常に何か大きなものを今も学び取っている。そう実感している。


生きるとはつまり、そういうことなのではないか・・・、などと達観するのだが・・・。