　　6月12日午前4時30分頃、ハウシー君は虹の橋へ逝ってしまいました。

　　最期は苦しそうでした。病院から戻って酸素室に入れてもまだ苦しそうに
　　呼吸も荒かったのですが、しばらくすると気管支を拡張させるための薬が
　　効いたのか少し落ち着いているように見えたのでもう寝ようと思っていた
　　矢先です。再度呼吸が辛そうになりました。
　　そんなハウシーを酸素室から出すわけにもいかず
　　私は何もしてあげられませんでした。同居人を起こしました。
　　これで逝ってしまうと感じたからです。
　　同居人は思わず酸素室からハウシーを出し、抱き上げました。
　　
　　それからは・・・あっという間でした。

　　ハウシーの最後のおしっこが私のＴシャツに暖かく染みてきました。

　　本当に逝ってしまったんだ・・と胸の奥がとても苦しい思いがしました。

　　しばらく名前を呼びながら抱きしめていました。
　　ふたりで交互にどれくらいの時間抱いていたかわかりません。

　　私がハウシーのおしっこで濡れたＴシャツを着替えていた時、同居人が

　　『今・・・ハウシーが鳴いた・・・』

　　と言いました。何言ってるの？と私が様子を見に近づくと
　　同居人がぎゅっとハウシーをもう一度抱きしめました。

　　『にゃぉ』

　　小さなニャオでした。空気が漏れたのでしょう。
　　最後のハウシーの声が私にも聞けました。

　　ハウシー君・・・本当におりこうさんです。
　　ちゃんと私と同居人に最後のニャオを聞かせてくれました。

　　　　
　　ふたりで強制給餌で汚れた毛を洗ってあげた後、ドライヤーを
　　かけてあげました。同居人はまだ暖かいハウシーを抱きながら
　　泣いています。なぜか私は涙が出てこない・・・
　　ハウシーをきれいにしてあげることで頭がいっぱいだったんです。

　　ブラッシングを丁寧にしました。
　　胸元も自慢の胡麻塩の手もきれいになり、袴も立派なままでした。

　　まだ生きてるみたいです。また悲しみが込み上げてきました。
　　
　　ブラッシングが終わった頃、苦しそうだったハウシーの顔が
　　穏やかになっていました。苦しんだせいか口が開いたままだったのですが
　　なぜか・・・閉じていました。せめてもの、せめてもの救いです。
　　生前、ブラッシングが大好きだったからでしょうか・・・・。

　　気持ちよかったのかな・・ハウシー君。

　　去年の２月、うちに来た時、ケージから出てきて最初に逃げこんだ場所

　　そこからも逃げ出そうと２階へ行ったものの
　　ドアが閉まっていて前にも後ろに行けずに
　　とても不安そうでした。

　ＣＤラックの裏で２・３日過ごしていました。

　　１階のテーブルの下に隠れられるように
　　カーテン付のベッドを作ってあげたら
　　そこでしばらく過ごしていたハウシー君。

　　少しずつ隠れ場所を無くしていきました。
　　ずっとそこから出てこなかったからです。
　　今度はPCデスクの下がハウシーの定位置になりました。

　　次の日も・・・

　　また次の日も・・・

　　またその次の日も・・・

　　２階デビューした時のトンネル時代のハウシー君。
　　ご飯とトイレ以外はいつもこの中にいたハウシー君。
　　この頃から鼠先輩とは仲良しでした。

　　トンネルからも少しずつ出てくるようになり
　　２階のテーブルの下で過ごした時期もありました。

　　まだまだ触らせてくれなかったハウシーを
　　必死で捕まえ、初めての病院での初めての爪きり。

　　ネットをかぶっていてもすぐにハウシーってわかっちゃいます。
　　

　　シルエットクイズもクイズになりません。
　　すぐにハウシーってわかっちゃいます。

　　天下を取ったハウシー君。

　　待ちに待ったファーストタッチ

　　夢にまで見た初めての抱っこ
　　ここまでくるのに８ヶ月かかりました。

　　ニャニーズファーストライブ（特別出演：鼠先輩）
　　スポットライトを浴び、華麗なブレイクダンスを披露するハウシー君。

　　初めての添い寝

　　初めての同居人との記念撮影

俺の方がゼッタイ男前・・・

　　初めてのいたずら

　　大好きだったダンボール箱

　　同居人との初めてのゲーム

　　ハウシーなりの超ハイジャンプ！
　　ドスンっと着地するハウシー君。

　　コツン・・コツン・・
　　と２階から降りてくるハウシー君。

　　一緒にゴキブリ退治もしたよね。

　　布団登りが日課だったハウシー君。

　　しかも超得意げなハウシー君。

　　隠れる友達に超ハイテンションなハウシー君。

　　大好きなお友達、ヘビのスネ夫と遊ぶハウシー君。

　　いつもいいお返事のハウシー君。おりこうさんね～

にゃあ～

　　使用方法を読めないハウシー君。

　　だからちょっといつも使い方がおかしいハウシー君。

　　でもお尻がかわいいのでそんな事どうでもいい。

　　お外を見るのが大好きだったハウシー君。

　　あっちの窓で・・・

　　こっちの窓で・・・

　　そっちの窓からも・・・

そして目覚めるといつもそこに居たハウシー君

　　ハウシー君。
　　私達はあなたが来てからとても楽しい日々を過ごしました。
　　バウンサーが亡くなってとても落ち込んでいた時にまだまだ不幸な子が
　　いると知り、野良猫だったあなたをうちの子にしちゃったけど
　　よかったのかな・・・。
　　ずっとお家にいる子なのでHOUSEYと名づけたけどよかったのかな・・・。
　　幸せになって欲しくてこのブログもハッピーハウシーにしたけど
　　よかったのかな・・・。

　　今日、ハウシーとお別れをした後、家に帰り窓辺にハウシーのお骨を
　　お花と一緒に置きました。
　　しばらくするとその窓辺で蝶々がヒラヒラと飛んでいるのが見えました。

　　ハウシー君だったのかな・・・
　　それともバウンサーちゃんが迎えに来てくれたのかな。

　　虹の橋でお名前聞かれてハッピーハウシーです！
　　って答えてくれてるかな・・・。ってとても気になります。

　　ハウシーの胡麻塩のお手手をもう見れないのはとても寂しいです。
　　プリプリお尻振って歩いているハウシー・・・
　　尻尾をピコピコさせるハウシーに・・・
　　もう触れる事ができないのも寂しいです。
　　ハウシーの返事が聞けないのも寂しいです。
　　ソファの肘掛の陰から『にゃ～～！』と私を驚かしては逃げていく
　　ハウシーを見れないなんて寂しいです。
　　こうしてブログをアップしてる時に２階から降りてくるハウシーが
　　もういないのはとてもとても悲しくて寂しいけど、
　　なんだかバカっこいい、とってもおりこうさんだったハウシーだから、
　　この世でのお勉強をたった１年８ヶ月で済ませてしまい、
　　そのご褒美に今はきっと虹の橋で沢山ご飯を食べて
　　お水を一気に３分間くらいピチャピチャと飲んでいるはずだから・・・
　　猫が大好きだったハウシー君だから
　　きっと沢山のお友達と遊んでいるはずだから・・・
　　私達が寂しいのは我慢します。

　　ありがとうね。ハウシー君。
　　きっときっと虹の橋で待っててね。

ま～た～にゃ～

何にでも『世界で初めて』は存在するんです。
　　　

ハウシーはその『初めて』にはなれなかったけど
ＦＩＰと戦ってる子達！！がんばって！！！
　　　

怒られるかもしれないけど両親が亡くなるより辛いとバウンサーの時にも感じました。
まだ両親は健在だからこんな事が言えるのかもしれません。
ハウシーの時も覚悟をしていても同じ気持ちでした。
でも毎日生活を共にしてきた可愛い子が逝ってしまうのは本当に辛いです。
同じ想いをしているみんなに・・・少しでも・・・私はこれで乗り越えて行こうと思います。全部あわせると矛盾はあるけど・・・なんでもいいんです。前向きになれれば・・・
虹の橋
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