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おきなわ高江でのテント襲撃で米大使館に抗議行動

1月10日、高江での工事強行と座り込みテント襲撃に対して、アメリカ大使館に抗議の申し入れ。寒風の中、約100名が参加。外国からのものも含め、全国からたくさんの申し入れ書が主催者のもとへ届けられた。警視庁機動隊が理由も告げず阻止線を張って申し入れを阻止したが、抗議の末最後に代表者が申し入れを貫徹。
ブログ やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/ を参照してください。

反軍通信-虎ノ門JTビル前


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反軍通信283号発行しました

反軍通信283号発行しました。会員・定期購読の方には順次発送します。それ以外で購読希望の方は編集部あてhanguntsusin@yahoo.co.jpまでご連絡ください。



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「命の雫裁判」防衛省前で署名

「命の雫裁判」署名 防衛省前で始めました。
小さな会合や集会で皆さんにご協力いただいていますが、やはり当事者である防衛省に対する行動に参加されている皆さんの関心は高くほとんどの方から署名をいただいています。
12月は、6日の「辺野古新基地建設に反対する申し入れ行動」と16日の「与那国島への自衛隊派兵に反対する緊急行動」でした。写真は6日のもの。
反軍通信-防衛省正門前

命の雫裁判 第3回口頭弁論 2月25日

第3回口頭弁論 2月25日(金)10:00札幌地裁に結集を!
裁判へのカンパ、署名にご協力ください。

命の雫裁判については、こちらをクリックしてください。

11.11 防衛大臣への「申し入れ書」

防衛大臣 北沢俊美殿  
「島袋英吉一等陸士殺害事件」の真相究明を求める申入れ書
  憲法第16条および請願法の定めにもとづき以下、申入れます。
 4年前、2006年11月21日、北海道の真駒内駐屯地で20歳の沖縄出身隊員 島袋英吉(しまぶく・ひでよし)1等陸士が「訓練」を口実に先輩隊員らから暴行を受け、殺害されました。
 入隊して1年半、まだ自衛隊の生活にも慣れず、おそらく友人もまだ多くはいなかったであろう島袋1士が故郷の沖縄から遠く離れた北海道の部隊において孤立無援の中で殴り殺されていったのです。
彼の恐怖とご家族の無念を想像してください。
 証拠と証人の全てを管理下に置く陸上自衛隊と、同第11後方支援連隊は、これを「公務中の事故」として処理し、責任者である輸送隊長と他2名の犯人を無罪放免にして、この事件を闇から闇へ葬ろうとしました。
しかし、父=勉氏をはじめご家族は悲しみをのりこえ「真相究明」に立ちあがりました。
真相を隠し通そうとする自衛隊に対し、代議士の仲介によってようやくご家族と防衛省の面談が実現しました。しかし、そこにおいて防衛省官僚(人事教育局)が僅かに明らかにしたことは、①この殺人事件を「公務中の災害」として処理したこと、②そして「加害者には減給処分をした」ということの2点だけでした。
それ以外は、「加害者(=犯人)のプライバシーを守るため」という理由をつけて事件を握りつぶし、真相を隠し通そうとしたのです。
北沢大臣は、昨年の大臣就任の挨拶で制服高級将校と防衛官僚を前に、「専守防衛とシビリアンコントロールを強固に確立しなければ、戦前の過ちを再び繰り返すことになるのだ」と強調されましたが、海外派兵が常態化する段階に至った自衛隊の部隊現場においては、殺人事件すらこのように握りつぶすという「軍部の独走」が現に行われており、内局はと言えばその軍部の独走をただただ追認しているだけというところまですでに来ているのです。
 部隊・内局が一体となって真実を覆い隠そうとする中で、島袋さんご家族は、本年8月3日、損害賠償請求裁判(「命の雫」裁判)を札幌地裁へ提訴されました。
 ここで大臣にしっかりと直視していただきたいのですが、10月15日に開かれた第1回口頭弁論で、被告=自衛隊は、「事実関係の認否を保留する」など徹底的に真相隠蔽の姿勢を貫き、あろうことか「国家賠償法の3年時効」なるものを理由に「請求棄却」を要求したという事実です。
北沢大臣!あなたの部下がこの防衛省の建物内部で、すなわち大臣室と同じ建物の中でこういう謀議を行って裁判を進めているのです。
本来ならば、遺族が求めるまでもなく率先して真相を究明し、同類事件の再発防止に取り組むべき事はいうまでもありません。「国賠訴訟の時効」を口実にして真実の究明から逃げるなどというのは、国の行なうことではありません。
本件は、原告・被告が対等の力関係にある一般的な民事裁判ではありません。まず被告である国:自衛隊は加害者=犯罪者なのであり、そのうえ国家権力を行使して、全ての証拠と証人(自衛官)を管理しているという極めて不公平な力関係の裁判なのです。
防衛省・自衛隊は、一方では『死人に口なし』とばかりに嘘で固めたストーリーをぬけぬけと公言しながら、他方で、裁判での検証というご遺族にとっての最小限の願いすらも「時効!で門前払いせよ!」とはなんということでしょうか?これが国民の税金を湯水のように使って政府が行なう裁判でしょうか?
先輩・上級者という立場を利用して「嫌!」とすら言わせず、肋骨と前歯をへし折り、8箇所の脳挫傷を負わせるまでに殴り続け、死に至らしめた2名の先輩隊員。そして、自らに監督責任が及ぶことを恐れた自己保身から、この殺人事件を「正当な公務」であると認定して犯人を擁護し、事件を闇に葬ろうとした輸送隊長と陸上自衛隊当局。さらに、ご家族が必死になって開始した裁判においては、防衛省が前面に立ちはだかって「門前払い」を裁判所に要求して「裁判すらさせない」というやり方。
私たちは、これらをことごとく許せません。
現場部隊からして卑劣極まりない自衛隊のやり方ですが、上に行けばいくほど一層卑劣で冷たい仕打ちです。
貴方は、防衛大臣としての職責にかけて本裁判に真正面から取り組み、原告であるご家族、国民、全国の自衛官の前に真相を明らかにする責任があります。その立場に立ちきって、部下である関係者に「裁判の継続」と「真相究明」、「証人・証拠の開示」を命じてください。
大臣が「戦前の過ちを繰り返さないために、軍部の独走を許さない」と宣言された『シビリアンコントロール』、また貴方の党が自衛官をも含む全国民に約束した『政治主導』というものが、島袋1士の命と共に、いま貴方の目の前で無残に踏みにじられようとしています。
この現実に対して、100%の権限と責任を有する大臣、貴方がどう対処するのか! 部下殺しの殺人犯擁護に与するのか否か! 真相の究明を命じるのか!ということを我々はしっかりと見届けます。
次回口頭弁論は来月12月3日です。
遅れることがないよう早急に取り組まれますよう強く要求し、申し入れます。
2010年11月11日          「命の雫」裁判を支援する会・東京
反戦兵士と連帯する会   
元自衛官連絡会  

「命の雫」裁判 参考動画2

「命の雫」裁判 参考動画1

[命の雫裁判」で防衛省に申し入れ

 
11月11日、防衛省へ島袋さんの裁判に関する申し入れを行いました。(写真は、防衛省正門前での申し入れ。11・11)
 

 同日、「反戦兵士と連帯する会」の呼びかけで、「命の裁判を支援する会・東京」を立ち上げました。
 今後は、「命の雫裁判を支援する会」の呼びかけに応えて署名活動等を行っていきたいと思います。
皆様のご協力をお願いします。
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『命の雫』裁判始まる 札幌地裁        反軍通信 282号(2010・10)
 2006年11月21日、北海道の真駒内駐屯地で20歳の沖縄出身隊員 島袋英吉(しまぶく・ひでよし)1等陸士は、「訓練」を口実に先輩隊員らから集団暴行を受け殺害されました。
 自衛隊は「公務中の事故」として闇から闇へ葬ろうとしたが、父=勉氏を先頭にご家族は悲しみをのりこえ「真相究明」の闘いに立ちあがりました。
 北海道と九州の陸自部隊は、地元出身隊員が殆どを占めており、他地方出身の新兵はある種の「珍しさ」も手伝って、「可愛がられたり、逆に虐められる場合が多々ある」と言われます。
 孤立無援の中で殴り殺された島袋1士の無念と恐怖を思うと一人でも多くの皆さんにこの事実を知らせたい。ともに闘っていただきたいと思うのです。8月3日、札幌地裁への提訴をもって開始されたこの裁判へのご支援を訴えます。 あわせて、勉氏の著書『命の雫』文芸社刊 1200円をご購読いただけますようお願いします。


署名用紙はこちらをクリックしてください




命の雫/島袋 勉

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281号(2010・7発行)の訂正記事


反軍通信 281号(2010・7)の修正について        編集部
1面 《民主党政権のもとで進む自衛隊の海外進出・ジブチに海上自衛隊基地を建設》の記事に関して、読者の方から間違いおよび不正確な個所についてご指摘をいただきました。以下、お詫びして訂正いたします。

「占領軍」としての地位協定
① ジブチに建設される基地について「自衛隊専用基地」と記載したのは、米軍基地などの間借りではなく日本単独の軍事基地であるという意味です。

② その基地を「第二次世界大戦後初めて海外に建設される軍事基地」と記載しましたが、サマワにおいて陸自が「宿営地」を維持してきたことはいうまでもありません。
空自・海自の恒久的軍事施設を意味する「基地」と、陸自の「駐屯地・宿営地」はそれ自体ニアンスが異なりますが、本稿の目的は「基地」と「地位協定」をもって占領軍的要素を際立たせるための記述であることから、暫定政府と不平等の地位協定を結んでいたサマワ駐屯の陸自部隊をも明確に位置付けるべきでした。
今回「第二次世界大戦後初めて海外に建設される軍事基地」と記載したのは間違いであり、訂正します。


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