サナギ | *はなうたまじりに考えた

サナギ

スガシカオの『TIME』というアルバムの1曲目に収録されてる曲なんですが、この曲を聴くと凄く凄く複雑な気分になります。
まぁ別に曲の内容が例に漏れずヒドイ(褒めてます)とか、そういうのはもうスガシカオのファン歴は長いのでそんな事で気分を損ねたりはしなーい。んで、『劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』というアニメ映画の主題歌なんですよね。でもあたくしは『xxxHOLiC』は読んだ事無いので、どんな内容か存じ上げないっす。

じゃぁなんで"複雑な気分"か?

『TIME』というアルバムが発売された時、毎日通勤&帰宅の時にヘビロテだったんですよ。
そして丁度あたしの中で読書づいてる時期でもあって。
そうです。読んでた本の内容がリンクするの。
『柩の中の猫』(著者:小池真理子)という本なのですが、これまたなんていうかヘビーというか。。
恋愛小説?ミステリー?サイコサスペンス?家族の風景?なんだろー、どれも違う気がする。

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東京郊外に暮らす美術大学の講師、川久保悟郎。その娘でララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女、桃子。
そして、家庭教師として川久保家にやってきた画家志望の雅代。微妙な緊張を抱きながらもバランスのとれた三人の生活はそれなりに平穏だった。
そう、あの日、あの女が現れるまでは…

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とか裏表紙に書いてます。
あたしの感想では、ただ淡々と流れる日常の中に潜む心の葛藤や、それを取り巻く環境の変化、情景描写の儚い美しさ、ベストマッチ過ぎてダーク。でも美しー。

『サナギ』の歌詞や曲調と、この作品の内容がリンクしてる気がすして、聴くたびに思い出してしまう。

『柩の中の猫』はBook◯ffで¥105で売ってます。
秋の夜長に読んでみては如何?