僕は、霊感と言うものが、あまり強くなく、心霊体験を頻繁にしているわけではないので、ご無沙汰になります。
今までは、寝ているときに、突然目が覚めて、そこから体験が始まるパターンが多かったのですが、これは、夜十時ごろですかね、夜中でもないし、幽霊を見やすい時間帯の丑の刻でもない、ごく普通の時間に体験しました。
僕が、いつものように、テレビを見ながらソファーに横になって携帯をいじってたときの話です。
この日は、日中は暖かかったのですが、やはり、夜になると風が冷たく、冷え込んでいたので、窓を閉め切っていました。
その日は、風もさほど強く吹いてはおらず、ときおり、ビューと一瞬強めの風が吹くかなってくらいだったのですが、いきなり、
『ドッ、ドッ、ドッ、ドッン！』
・・・・・！？
窓を勢い良く叩かれた気がしたのです。
自分がソファーに横になると、自分の頭の方にベランダがあり、大きな窓があります。
その大きな窓が急に叩かれたみたいに、ドンドンドンと大きな音がしたのです。
家はアパートで自分の部屋は五階です。
もちろん、ベランダの外には人が上れるようなものはありません。
僕は不思議に思いながらも、「気のせいだよな。」と気にせず、携帯をいじっていました。
そしたら、しばらくしてまたです、
『ドッ、ドッ、ドッ、ドッ！』『ドッ、ドッ、ドッ、ドッ！』
・・・・！！？
さすがに、僕は、風ではなく叩いてると思ったので、ベランダの方を見てみたのです。
でも、人影も何もなく、いつも見慣れている、ベランダと外の風景が見えるだけでした。
このとき、僕は、気配を感じていなかったので、もしかしたら、窓を叩かれたのではないのかもしれません。
しかし、風で窓ガラスが揺れたにしては、異常な揺れ方で、叩かれた音に聞こえたので、僕は不思議な思いのままこの日は、寝る準備をして眠りました。
ちなみに、彼女に窓を叩かれたときのことを確認してみたのですが、彼女は「なんも、ならんかったし、叩くような音は聞こえんかったじ。」と言っていたので、僕にだけ窓を叩かれたように聞こえたみたいです。
このときに、ベランダの方の写真でも撮影していたら、何か写ったかもしれませんね・・・。
