先日、っつーても8日の話なんで大分前なんだがw
サークルの定例会でクトゥルフのセッション。
メンツはサークルメンバーのアヤネさんと浅見、それにTRPG.SNSの方でお知り合いになった朱鳥さんのPL三人と、KPのオレを合わせて四人。
実は、クトゥルフを遊ぶぞ! ってなる度にシナリオで頭を悩ませるのだけど、今回も、ホラーというジャンルの持つ幅の広さとラブクラフト原作であるという幅の狭さのどっちにバランスを振るかで悩み、クトゥルフ・クリーチャーの何にでも使えそうで意外と登場原作以外のシュチュエーションにはマッチしにくいという尖がり具合に困らされ、ドラマ性とゲーム性の狭間で苦心するという。
ま、いつもの事だけどw
そんなこんなで悩みに悩んだ結果、記憶喪失、精神交換、タイムパラドックス、姉妹の絆、メジャーだけど遭遇頻度の少ないクリーチャー、の五つのコンセプトをもとにシナリオを練り上げ、苦心の果てにできた今回のシナリオ「異形の檻」
出来た瞬間思ったのが、「あ~~~、やっちまったかなぁ……」w
正直、初心者が混じったセッションでは、やったマズイほうのシナリオ。
それでも、せっかく遊びに来てくれる朱鳥さんに、ウチのサークルでしか味わえないようなセッションを体験してもらいたくて、リスク覚悟で、それを覆すだけの気合のマスタリングを心がけ、いざ当日のセッションへ。
シナリオの内容は、
女子高生のPC1が目覚めると、そこは見知らぬ病室で、いつの間にか六年の歳月がたっていた。
その間の記憶は一切なく、ただ時折フラッシュバックする、自分と同じ顔の少女と過ごした記憶をたどって、山間の村に伝わる儀式の謎を追っていく。ってな感じ。
そのPC1をサイドから支えるのが、過去に村の儀式の場で起こった惨劇を目撃してしまった駐在のPC2と、生徒から不気味な夢の相談を受けるスクールカウンセラーのPC3。
PC1に対する情報が極度に制限されたシナリオ構成で、PC側でメタ推理とかがしにくい分、KP側でも吟遊にならないように注意しながら進行していかなければならない、とても面倒くさいセッションだったんだけど、PC側が凄く頑張ってくれた結果、後半はほとんどフルアドリブ。
結果、数万年の時間を隔てた姉妹の、悲しい再開と別離の物語が誕生しました。
そして最後は、再びの再開を期待しつつ、キャンペーンになるといいな的なエンディング。
幸いにして朱鳥さんと浅見にも楽しんでもらえたようで、KP的にも、非常に満足のいくセッションでした。
ほんと、シナリオ創りで苦しんだかいがあったね。
でもできれば、3セッションぐらいかけてじっくり遊びたかったのも事実。
もっとロールにロールを重ねて、濃ゆいセッションとして練り上げたかったシナリオでもある。
まぁいつものごとく、いつかチャンスがあれば……なw