第39回　亀戸勝運晴れ晴れ句会　(H29年1月29日)

於：発酵文化応援団

参加者3名　投句6名

選句集計分　◎＝共鳴　〇＝並選　

八点句

心根を喩へて言へばミニ懐炉　　高橋喜和

　　　　　　　　　◎わたべ厚子、竹場晶子共鳴○京子、康敞、伊豆丸、大野早苗選

箱根路をメロスなりしか春襷（たすき）　　星杏

　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎京子、喜和、照子共鳴○康敞、川村里香選

五点句

最終バス襟巻深く座りけり　　喜和

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎雅子共鳴○伊豆丸、里香、きれ隊長選

吉凶の風の騒めき鷽替へぬ　　小林京子

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎康敞、里香共鳴○厚子選

枯木立太陽系の影動く　　櫻井康敞　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　◎大野早苗共鳴○厚子、竹場晶子、きれ隊長選

四点句

和水仙そっぽ向きつつちら見かな　　星杏　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○京子、厚子、錆朱、照子選

月冴ゆるスカイツリーの左上　　わたべ厚子　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎むっちゃん共鳴○伊豆丸、照子選

三点句

いずれ来る賀状の中の最終便　大山照子　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎きれ隊長共鳴、○京子選

反射光柔らかになり冬尽きる　　伊豆丸　　○京子、厚子、早苗選

結い上げし白髪鮟鱇鍋屋前　　長沼雅子　　◎伊豆丸共鳴○喜和選

おでん煮て嫁の帰りを湯気と待つ　　きれ隊長　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○錆朱、伊豆丸、康敞選

それぞれに故郷偲ぶ雑煮談　　　照子　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○星杏、竹場晶子、きれ隊長選

バイエルのラ音弾みて冬尽きる　　　伊豆丸　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○雅子、康敞、錆朱選

ふくら雀枝明らかに芽ぐむ見ゆ　　　雅子　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎錆朱共鳴○竹場晶子選

二点句

賀状くる友のくせ字にいやされし　　照子　　○喜和、里香選

古日記白紙に還る夢の中　　　京子　　○喜和、きれ隊長選

初句会生きてればこそ五七五　　　きれ隊長 ○京子、照子選

ビル縫うてエントランスに底冷えす　　　喜和　　◎星杏共鳴

凍空に一葉もなく大けやき　　　星杏　　　○雅子、里香選

初詣帰りは徒歩で一時間　　　わたべ　　　○雅子、大野早苗選

大寒の刺激一瞬コーヒー香　　　京子　　　○雅子、むっちゃん選

天は無為ゆえに公平日向ぼこ　　康敞　　　○京子、星杏選

初場所の綱取りかけし大一番　　　康敞　　○雅子、むっちゃん選

一点句

一雫つららの先に星光る　　　星杏　　　○むっちゃん選

凭れつつ降りる階段皮手套　　　京子　　　○喜和選

青麦や壮年の日々長かりき　　　喜和　　　○星杏選

青菜一片色を散らしぬ七日粥　　　京子　　　○早苗選

羽根つきを知らぬ世代やバトミントン　　　照子　　○晶子選

奪いたい白侘助の唇を　　　雅子　　　○きれ隊長選

心張り棒掛け囲炉裏火と暮らすなり　　　喜和　　　○雅子選

裏小路寒菊またいで猫が去る　　　伊豆丸　　　○錆朱選

勝運おでん捧げ秀郷凱旋せり　　　康敞　　　○きれ隊長選

妻在らば百倍明るしお正月　　　康敞　　　○照子選

転地先日溜り座り回想す　　　照子　　　○星杏選

女子会のメールが届く小正月　　　伊豆丸　　　○むっちゃん選

以上

※次回の第40回　亀戸勝運晴れ晴れ句会はメール句会となります。

2月26日(日）中にメールまたは郵送で投句を五句をお送りください。

みなさまのご参加お待ちしております。

亀戸勝運晴れ晴れ句会　主宰・事務局　喜連川

第39回 亀戸勝運晴れ晴れ句会・全集計分 (H29年1月29日)

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