儚月の詩 

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お時間のある時、過去の詩も読んでいただけると嬉しいです。


著作権は儚月にありますので、無断転用・転載は禁止させていただきます。



儚月は2010年8月20日朝、永眠いたしました。


「拡張型心筋症」を原因とする心不全。享年29歳。


幼い頃から心臓が悪く心臓の難病でした。

本人も親族も覚悟はしておりましたが無念であり、残念です。


親族が代理人を勤め儚月が残した遺作を載せてまいりたいと思います。


(儚月代理人 M)









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儚月遺作 明日 Ⅴ

苦しかった
悲しかったと
話したけれど

お金が無くて
何でも
やってしまったのだろう

欲望と狂気に負けて
何でも
できてしまったのだろう

結果として

傷付き
疲れ果てた心と体を
抱え続ける

そのままで

そのままでしか
いられないなら

新しいブーツを履いて

茨の道でも歩く

歩き続ける





(故儚月のノートより)

儚月遺作 明日 Ⅳ

男でもなく
女でもなく

父親でもなく
母親でもなく

息子でもなく
娘でもなく

人間として

ほんの一かけらの
幸せをつかめるといいね




(故儚月のノートより)

儚月遺作 明日 Ⅲ

頑張れと言ってくれたけれど

何を
どう
頑張ればいいのか

わからなかった

きっと
わかる

見つけられると
信じる




(故儚月のノートより)

儚月遺作 明日 Ⅱ

何もかもが嫌で

何もかもが
くだらなく思えた

今も思っている

それでも

必ず

何かが好きで

何かは素晴らしいと
心を揺さぶられる





(故儚月のノートより)

儚月遺作 明日 Ⅰ

優しさの中に
暗さを抱え込んだ瞳

流された涙の
真実は何なのか

僕が
少しでも
踏み止まれるように

君が
少しでも
変われるように



(故儚月のノートより)
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