2月10日午前1時53分、母は天に召されました。
下顎呼吸を前日からしており、お昼には瞳孔の反射が少なくなっていたので、もう、いつ何があってもおかしくない、といわれ、兄たちと親戚に連絡。
みんなが来るまで、色々と話かけていました。
手が水でぱんぱんに膨れ、痛そうなので、さすってあげると気持ち良さそう。
みんなも帰り、夜中12時を過ぎたあたりで、室温25度なのに寒くなり、兄とおかしいね、と言いながら暖房を上げる。母は小さな声を出していました。手を握ると落ち着き、なぜか室温も元の暖かさに。
それから一時間くらいしてまた寒くなり、温度計を見るとやはり室温は25度。
それまで安定していた心電図が急に上下に振れるようになり、あれっと思った時に心電図の数字が0に。
母に話しかけると、小さく呼吸が戻りますが、心電図はもう反応していません。
看護師さんが、耳は聞こえているので、話しかけてあげてください、と言い、母に「大丈夫だから、ゆっくり休んで」と言いました。言うと、もう、いなくなってしまう、ということを自覚し、涙が止まりませんでした。
酸素マスクをとった母の口元は、かすかに笑っていました。
安心してくれたと思います。
もし、このブログを読んでいる方がいらっしゃれば、大事な人をなくさないために、検診をまめに受けてもらってください。長引く不調のある人は、近くの病院ではなくがん専門の病院でみてもらってください。
最後の母の遺言である、兄弟仲良くしてこれから、生きていきます。