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プロ家庭教師の勉強の教え方を大公開・ガッツ家庭教師

ガッツ家庭教師の先生たちと共に作る教育ブログ。多くの先生が現場で培った経験を元に執筆しています。現場主義だから、効果も高い。

こどもチャレンジ、進研ゼミでおなじみのベネッセが全国の小学4年生から中学2年生の子どもとその保護者の各学年2,000組を対象に「小中学生の学びに関する実態調査」を行いましたメモ



その調査に面白い項目があったので紹介しますねひらめき電球



その項目というのは、「成績が良くてかつ勉強時間の少ない子」「成績が良くなくてかつ勉強時間の長い子」の学習方法の比較をしたものです。




出典:ベネッセ教育総合研究所


どの学習方法も「成績上位・学習時間短いグループ」が多いですが、特に以下の4点の差が大きいのが分かります

1何が分かっていないか確かめながら勉強する
2重要なところはどこかを考えて勉強する
3○つけをした後に解き方や考え方を確かめる
4問題を解いた後にほかの解き方がないかを考える


え、こんなの当たり前の結果じゃん~えっ」と思うかもしれませんが、生徒がこのように考えて勉強できるように指導するのはとても大変です。

先生も問題の解き方を教えるだけの方がラクですし、生徒からしても「なんでそんなこと考えなくちゃいけないの?先生が教えてよ。むっ」といったようになかなか自主的にやろうとはしてくれません。



しかし、家庭教師の先生のお仕事で「勉強を教える」というのはもちろんですが「先生がいなくても自分1人で勉強できるようにする」ということがとっても大事です。直接指導できる時間は限られていますからね目


なかなか成果が目に見えないものを指導していくのは根気がいることですが、今回のベネッセの調査で特に大切だとわかった上4点を意識した指導を心がけましょう!!



参考:小中学生の学びに関する実態調査 速報版 [2014] │ベネッセ教育総合研究所

愛知県公立高校入試制度についてお伝えします。愛知県の公立高校を受ける生徒さんを担当している先生は必ず目を通しておいてください。




1.愛知県公立高校入試の仕組み

愛知県の高校入試では複合選抜制という制度を導入しています。愛知県全域を尾張学区、三河学区の2つの学区にわけ、さらにそれぞれの学区の高校を1群、2群に分けます。さらに、各群に含まれる学校をAグループ、Bグループに分け、それぞれのグループから1校ずつ合計2校の高校を受験することが可能です。




下表が、学校一覧です。


■普通科(尾張・三河に学区分け)


表中の下線が引いてある学校は、1群・2群どちらにも含まれる学校です。


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<尾張学区>

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<三河学区>

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■専門学科(県内全域)

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■総合学科(県内全域)

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2.受験高校の選択の流れ




実際どのように受験校を選んでいくかを見ていきましょう。専門学科を含めると最大4つの学校を受験できます。




<STEP1>

居住区域内の1群か2群のどちらかを選択します(※居住区ではない地区は選べません)。




<STEP2>

選択した群のAグループの中から1校、Bグループの中から1校を選択します。選んだ高校に対して、どちらが第一志望でどちらが第二志望か決めます。

※注意点:

群をまたがったり、同じグループの中から2校選ぶ事はできません。1校だけの受験も出来ます。この場合はその1校が第一志望校になります。




<STEP3>

専門学科は群による区別がないので、A、Bグループから1校ずつ選択できます。

※注意点:

高校によっては複数学科があり、いずれの学科も同じ日に入学検査がある為、同じ高校の普通科と専門学科を受験する事はできません。




3.日程(平成24年)

日程は以下の通りです。試験は2回受けますが、合格発表は1回のみです。




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4.学力検査と調査書


合否判定は、学力検査と調査書の2つの指標で行います。




<学力検査>

1教科20点、5教科合計100点です。


【英語】

内容・分量ともに適当。ただし、作文力はある程度必要です。


【数学】

基本問題が中心だが、関数や図形の計量については、かなり思考力を必要とする出題もあります。


【国語】

特に難しい設問も見られず、標準的といえます。


【理科】

問題量は、多くなく、内容も基本レベル。選択式が多いため、時間不足の心配はないと思います。

作図、グラフ作成、短文説明は毎年出題されているので注意が必要です。


【社会】

全体的に標準的なレベルです。




<調査書>

3年生
の学習の記録(9教科の5段階の評定)とその他特別な活動の記録、出欠の記録(2,3年)を含めて算出し90点満点。尚、学習の記録の必修教科の評定は、絶対評価で記載されています。






5.合否判定の基準


(1) 第1、第2志望者を合わせて、評定得点の順位と学力検査合計得点の順位の両方が定員内にある者を「A」、それ以外の者を「B」とします。「A」については、学力検査と調査書の結果を同等として順位付けを行ない、「B」については、学校が採用した下記のI,II,III型のいずれかの方式によって傾斜配点され、面接結果などを加味して順位付けが行われます。




I型:(評定得点)+(学力検査合計得点)※同等扱い

II型:{(評定得点)× 1.5 }+(学力検査合計得点)※内申重視

III型:(評定得点)+{(学力検査合計得点)× 1.5 }※学力点重視




各学校が採用している型については、愛知県教育委員会の資料(PDFファイル)
をご確認ください。




(2) 「A」に含まれる者が優先的に合格となり、続いて「B」で合格順位圏内の者が合格となります。


愛知県の高校入試の説明については、さなる予備校のHPにも詳しい説明がございますので、合わせてご確認ください。


リンク:さなる予備校 愛知県高校入試のしくみ 合格者の決定手順

平成25年度入試より特色化選抜が廃止され、すべての学校で3月上旬から中旬にかけて第一次入学者選抜を実施し、欠員のある学科・コース・部については、第一次入学者選抜実施後に第二次入学者選抜を実施することとなりました。以下詳しく説明していきますビックリマーク


1.第一次入学者選抜(全日制の過程の場合)


(1)検査内容
①県統一の学力検査
②高校によって、面接実施有
③学力検査に加え、部活動の顕著な実績や学科等の専門領域で必要とされる実技能力等、限定的なものを評価する場合は、面接・小論文・実技検査・自己表現のうちから独自検査を実施有(独自検査での合格割合は各学校が各自設定(詳細はこちら ))

(2)選抜方法  
・調査書+学力検査の結果(面接実施の場合はその結果も含む)を総合的に審査し、入学者を決定します。

調査書:学力検査の結果=7:3~3:7の範囲で各校が定め、事前公開されます。

・③を実施した学校においては、当該学科・コースの30%(ただし、美術・音楽科については100%)を上限として調査書+学力検査の結果(面接実施の場合はその結果も含む)+③の結果に基づいて、入学者を決定します。


スポーツに長けている子を高校がとりたい場合は、検査内容③を利用することになります。

(3)受験学区  
普通科(単位制をのぞく)は、居住する学区及び隣接する学区の受験が可能です。普通科(単位制)、その他学科、定時制はすべての学区を受験することができます。


2.第二次入学者選抜

第一次入学者選抜における合格者数が入学定員に満たない場合に実施となり、募集人員は、入学定員から第一次入学者選抜いおける合格者数を減じた数になります。


(1)検査内容   

①面接

②学力検査・小論文・実技検査のうち、各校が定める検査を実施(学力検査の教科についても各校で定められる)
   
(2)選抜方法
・調査書+実施した検査の結果を総合的に審査し、入学者を決定します。


(3)受験学区  
普通科(単位制をのぞく)は、居住する学区及び隣接する学区の受験が可能です。普通科(単位制)、その他学科、定時制はすべての学区を受験することができます。


◆調査書とは合格

調査書は、成績表に書かれる5段階評価をベースに、授業態度や生徒会、クラスでの役割などについて加点減点してつくられます。その為、授業態度を一変させ、できれば生徒会やクラス役員になっておくと有利に働きます。その他、各種検定試験の保有資格についても書かれているので、時間があれば、検定に申し込んでも良いと思います。


3.入試問題の傾向と対策

■国語

漢字は比較的難しく、現代文に古文が混じるのが定番になってきています。要約・作文が常にでるので、練習を常日頃から行う必要があります。

■数学

毎年20問程度出題され、計算などの基本的な問題が半分弱を占めています。まずはここで点を落とさないように、確実な計算力を身につけておくことが必要です。また、近年、考える力を問う問題が出題されているので、単に公式や解き方ばかりにとらわれず、日頃から難しい問題にもじっくり取り組む事が必要です。

■英語

リスニング・文法と長文読解・英作文という出題形式で、英語の総合力が試される問いになっています。リスニングに強くなる為には、とにかく英語を聞く事です。いろいろなリスニングCDを積極的に活用することが最も有効的です。家庭で学習する際、常に音読し、自分の口からでる音を耳で聞くようにしてください。また単語・文法の知識なしにリスニングはできません。日常の基本的な予復習がリスニングの実力アップにつながることを忘れないでください。文法と長文読解は、中1~中2の範囲が全体の7~8割を占めています。中3の文法事項を確認しながら、中1~中2の範囲の文法の復習もおこなってください。また、年間を通して長文をたくさん読み、まとまった量の文をより速く、より正確に読めるように練習してください。長文を克服することが合格へ近道といえそうです。英作文は、教科書の基本レベルの英文を正確に書けなくてはいけません。それができたら例文を参考にして、自分の意見や立場を英語で表現する練習をする必要があります。

■理科

出題される問題は、ほとんどが基本問題のレベルです。記述問題もでるの為、できるだけ多くの記述問題に取り組み、慣れておきましょう。

■社会

歴史にの大きな流れをしっかりつかむ事が大切です。細かい点にとらわれずに、年表形式でまとめるといいでしょう。そのとき、中国や欧州の動き、日本との交流と関連ずけてみましょう。

地理は、柔軟な思考力と総合力を試す問題が出題されます。国や県の特色もまとめ、地図の見方や気候に関する問題をとけるようにしておきましょう。

公民は、基本的な知識の習得をし、私たちの生活に結び付けて考える事が大切です。



詳しくは、岐阜県教育委員会のHPにも資料がありますので、こちらも併せてご確認ください。


<リンク>

岐阜県教育委員会