ギタ吉さんのブログ
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命の価格

命の値段
ある初老の男性がいました。
その初老の男性は詐欺に遭い無一文になってしまいました。
その初老の男性には親戚縁者もいませんでした。
その初老の男性はホームレスにまで身を落としてまで生きようとは思いませんでした。
それは過去の詰まらぬプライドが邪魔していたのかもしれませんし、もうこの世に夢を持てなくなっていたのかもしれません。
しかしその初老の男性は自殺を考えた時、ふと朝放映されているテレビのニュースショーのキャスターやゲスト出演者の政治家コメントを思い出したのです。
「自殺する前に、兎に角最寄の機関に相談を!」
現在日本では毎日約100人もの人が自殺している国。
相談すれば何か解決策があるのでは・・・・・?
初老の男性はそう考え、またどうせ死ぬなら過去の警察に対する不満もぶち明けようと、下記機関にメールしたのでした。
1、首相官邸
直ぐに最寄の警察の刑事が飛んできましたが、「部署が違うのに」とめんどくさそうに最寄の保健福祉部保護課にその初老の男性を連れて行っただけでした。
そして保険福祉部保護課の担当者はそのケースにはまったく当てはまらないマニュアルを約2時間繰り返すだけでした。
2、自由民主党
触らぬ神に祟り無しと言う事でしょうか?
一切連絡はありませんでした。
3、公明党
公表されているアドレスにメールしましたが、後にあて先不明でメールが戻ってきていました。
4、民主党
公表されているアドレスにメールしましたが、やはりあて先不明でメールが戻ってきていました。
5、共産党
直ぐに連絡がきましたが、保険福祉部保護課の担当者と同じマニュアルを繰り返すだけでした。
共産党は翌日議員を部屋によこしてくれました。
そしてその議員は約2時間、その初老の男性の話を熱心に聞きました。
しかし帰り方に残念ながら助ける方法は無いと言って帰っていきました。
その初老の男性に2~30万円を捻出しても、自分には何もプラスにならないと思われたのでしょう。
6、マスコミ数社
事件で無いからでしょう、何処も連絡はありませんでした。

初老の男性は勿論騙された自分が悪いということは百も承知していました。
しかし身勝手ではあるのですがこう思うのです。
A、首相官邸
警察に回してしまえば、その後はどうなったか一切気にも留めない。
また国益という名の下、官邸に高級ワインは沢山買うお金は支払っても、そんな初老の男性にはびた一文支払わないのだと。
特例は認めないのだと。
特例で散々無駄使いをしているにも拘らず、一国民の命にはびた一文払わないのだと。
そして自分の命の価格は官邸のワイン以下だと。
B、警察
そんな人間を救うマニュアルが無い。
マニュアルが無いのに振られて迷惑なだけ。
当然その後心配して確認の電話をよこす事も無い。
単に迷惑がられただけだ。
裏金、情報費や協力金名目での無駄使いはしても、人を助ける為の無駄使いはしないのだと。
そして自分の命の価格は飲み代や情報費以下なのだと。
C、保険福祉部保護課
マニュアル通りにさえやっていれば、やがて天下りも出来る。
他人の命より自分の老後。
当然そんな人間のことなど気にも止めていないし、心配したり気に掛けたりもしない。
命を預かっている筈の部署がマンネリ化しすぎて、人の命についてもはや何も感じなくなっているのだと感じた。
D、政党
情報料、交際費、いろんな名目の支出が出来るが、そんな初老一人の命より国益の名の下、料亭で飲み食いすることの方が大事なのだろう。
そんな初老の人間一人の命などどうでもいいのだ。
自分の命が料亭の飲み食い代以下だと思い知る。
E、マスコミ
事件が起こらないと動かない。
当然記事にもならない初老の男性一人の命など気にしていられないのだ。

ではテレビで言っている相談してくださいって?
首相官邸はじめ警察他・・・・・・
たらい回しされケースはいろいろだろうがそんなことはお構いなし。
マニュアルはひとつ。
臨機応変なる言葉はそこには存在しない。
拝金主義が蔓延し、マニュアル以外のことは出来ない。
責任の擦り付け合いで、誰も責任を取ることを嫌がる。
特別会計なるものの下、自分たちの為には金を使うが、国民の命の為には金は使わない。
相談しても無駄。
現実は誰もに迷惑がられ、煙たがられるだけ。
助けようなんて気持ちはこれっぽっちも無い。
ならそんな綺麗言は言って欲しくないと思う。

そんな初老の男性、約4年前国際的詐欺事件に巻き込まれ、会社も家族もほって逃げた極悪人のレッテルを張られている。
しかも詐欺がまだ続いている為、命を狙われる危険性を持っていた為、また巻き添えにしてはいけないので、過去の知人とは殆ど会っていないのである。
勿論家族にもだ。
しかしである、その初老の男性は逃走したとされる日の約2週間前に襲われており、片足に針を7本も入れたままで、ほぼ一人では歩けない状況。
また襲われたことも警察は捜査しようともしていなかった。
そして逃げたとされる日、実は詐欺グループに集金にいったところを拉致され、家族の写真・会社の事務員の写真をリアルタイムに携帯で見せられ、従わざるを得ない状況だったのだ。
逃走を決めた人間がその日の手形決済を半分済ませ、現金振込みを終わらせ、一文も持たずに逃げるだろうか?
逃走を決断したら、有り金全部持って逃げるだろう。
そしてもっと不幸は、その逃走したといわれる日、一度警察官に接することが出来、助けを求めたら、なんとその警察官は犯人グループにその初老の男性を渡してしまうのである。
きっとこの初老の男性は一生分の運を既に使い切っていたのかもしれない。

そしてその初老の男性は自殺を決意。
これ以上自分のような人間が出ないことを願いながら。
世の中の人はきっとその初老の男性を負け犬だと言うだろう。
確かにその通りである。
しかしそんな人間に自殺しか選択させることしか出来ない社会は本当に良い社会なのだろうか?

*中野潤さん連絡出来ずすいませんでした。
ギターは谷岡たかし議員を通じて購入していただきますので、このブログを見られたら直ぐに連絡をお願いいたします。
お手数をお掛けしますがなにとぞ宜しくお願いいたします。

エンケ・デザイン(Enke Design)メイプル・バール・ストラトモデルギター

今日はエンケ・デザイン(Enke Design)のメイプル・バール・ストラト(Maple Burl Strat)モデルを紹介します。


今日紹介のエンケ・デザイン、メイプル・バール・ストラトもNAMMから戻られた方からの情報で、私は試奏しておりませんので、どうかご容赦くださいますようお願いします。


現在コロラド州ボールダーで工房を構え製作活動をしているエンケ・デザインは、昔シャーベル・ギター(Charvell Guitars)で活躍していたデヴィッド・エンケ(David Enke)が製作デザインしているギターメーカーだ。


写真を見る限り、ちょっとアレンビックにも似たデザインだが、結構いけてるように個人的には思ってます。

モデル名にもなっているバールメイプル(幹のこぶ、節が出た楓)が綺麗です。

弾かれた印象を聞くと、ストラトよりはもっと音が太く、骨格がしっかりした音とのこと。

作りも丁寧でそつなく出来ていたそうです。

ピックアップの出来が良かったとの話です。


このギターなら日本でも売れるように思いますが・・・・・・

皆さんどう思われますでしょうか・・・・・・


*このバールメイプル写真でしか判りませんが良いバールメイプルに見えますねえ。

こんなバールメイプル滅多に見ません。

(ギタ吉のよもやま話)

暴力団員が間違って人を殺したとか、上場企業の地上げに暴力団が絡んだりとか、まったくとんでもない話だが、この暴力団、ヤクザについてのよもやま話。

昔は博徒、侠客、テキヤ、これらを生業にしている人達のことをヤクザ者と呼んでいた。

第二次世界対戦後、ドヤ街から暴力を生業に暴れていた愚連隊が今の暴力団になっていく。

日本最大の暴力団山口組は、明治維新後、神戸の開港により港湾労働を目的出来た組織。

気性の荒い人扶を暴力により統制を取らせ働かせる手法が、いつの間にか暴力が売りになって暴力団となっていく。

同じ港湾労働を目的に作られた組織でも、上組は、人扶を教育し、システムを作り上げることが重要と考え、現在上場会社にまでなっている。

スタートは同じでもトップの考えで組織が如何に違ったものになるかの良い例だと思う。

山口組三代目田岡組長が近代ヤクザの祖と呼ばれるのは、日本で初めて株式会社組織の芸能プロダクション(因みに美空ひばりが第一号タレント)を作ったり、暴力団の株式会社化を進めたからである。

神戸オリエンタルホテルで射殺された宅見若頭(内縁の妻が某有名歌手のお姉さんだったことも話題になった)が、創成期マイクロソフトの株を大量に取得し、外為法違反で捕まったのも有名な話。

アメリカのマフィア含め暴力組織が、一般社会に確実に入り込んできている現代、官僚、警察、政治家、企業はもっと毅然とした態度で国の将来を見据えた行動を取るべきである。


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パウリノ・ベルナベ(Paulino Bernabe)ギター

今日は昨年5月に惜しくも亡くなられたスペインの名工、パウリノ・ベルナベ(Paulino Bernabe)のギターを取り上げてみました。


パウリノ・ベルナベ(1932~2007)は当初ギター演奏家を目指し、ダニエル・フォルティア(Daniel Fortea)に師事していたが、22歳の時に製作家になることを決意。

有名なホセ・ラミレスⅢ世(Jose RamirezⅢ)の工房に入門、その後職工長となる。

ラミレス時代のPBマークは大変人気があった。

1969年マドリッドで独立、1974年にはミュンヘン国際工芸博覧会で金メダルを取得、名工の名をほしいままにする。

私も14~5年前お会いしたことがあるが、大変気さくな人であった。

現在工房は御子息のパウリノ・ジュニア(PaulinoJR)により製作活動が続けられている。


さて試奏についてだが1993年製についてである(この当時は今のようなグレード分けは無かった)。

現在ベルナベ・ギターは最高級モデルのロイヤルからボトムのMシリーズまである。


製作レベルは非常に高い。

私の個人的意見だが、ベルナベが現役当時、スペインでは製作技術No1だったと思っている。


ネックは実に良く出来ており大変弾き易く、しかもフィットする。

音色はラミレスとはやや異なり、芯がしっかりした深みのある、それでいて煌くような音色だ。

テンションもラミレスよりはかなり強い。

音量もありダイナミックな鳴り方をする。

ラミレスより遠鳴りする。

逆にラミレスのような甘味は抑えられた音色だ。


ベルナベの製作したギターの多くは日本にあり、日本人好みのギターだと思う。

パウリノ・ベルナベは間違いなく歴史に名を留めるギター製作家だ。



最高級モデルのロイヤル(Royal)


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