久しぶりの更新です
そして、お知らせです!


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今、私が働いている会社のセンスオブライフというお店です
(携帯の写真なので画像が悪いです、あしからず)

ピープルツリーを3月で退社し、
その1週間後から働き始めました

もともと、うちの会社はピープルツリーの卸先で
ご縁があって今の会社で働かせていただくことになりました!

ピープルツリーのようなフェアトレードの商品をはじめ、
(ちなみに上の写真のサイザル麻のバッグもフェアトレード!)
オーガニックコットンを使用した製品、
天然植物由来のナチュラル・オーガニックコスメや、
廃材となるはずだったものをリサイクル・リメイクしたエコロジカルな商品など、
服からアクセサリー、バッグ、コスメ、雑貨と
幅広く扱っているセレクトショップになります

お買い物を通じて
社会にアクションしよう!がコンセプトです
見かけは普通の雑貨屋さんですが、
人や環境にやさしく、かつかわいく、デザイン性に富んだ商品を扱い、
お客様が知らず知らずのうちに
社会や環境にいいことを実践できるような
お店になっています


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たとえば、今人気のバブーシュなんかも
豊富な品揃えです!
スパンコールがきらきらでかわいいですよね~
これはディアモロッコというブランドなんですが、
ここも表には出してはいないけれどフェアトレードのブランドで、
モロッコの職人さんがひとつひとつ丁寧につくってくれています



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上はいわゆるナチュラルコスメで
化学物質を極力使わず、植物性由来の成分を用いた化粧品たち
ドイツとかアメリカとかオーストラリア、そして日本のブランドたち
うちのゼミでは有名な、
あの、モロッコの粘土、ガスールも置いてます!!!!
最近私も化粧品をナチュラルなものにシフトしているのですが
使っていて気分がとてもよくなるのが不思議!


そしてそして、
何度かここでもご紹介させていただいた、
お友達でイラストレーターの藤田美菜子ちゃんに
イラストを描いてもらっています


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fairtrade
organic
ecology
のキーワードをイメージして描いてもらっています
美菜子ちゃんのイラストの特徴が
うちのお店のイメージとマッチしていて
とても素敵です
美菜子ちゃんの絵を観に来るだけでも価値あります!


期間限定のお店になりますが、
かわいく、楽しく、おもしろい商品が多数おいてあるので
機会があれば遊びにきてくださいね!
そして、少しでもフェアトレードやオーガニックのこと知っていただけたら、と思います
私もまだまだ勉強中です


Sense of Life ethical store センスオブライフ エシカルストア
小田急百貨店新宿店 2F サンドリーズアレー
7月6日まで
*6月1日から場所を移動します
 サンドリーズアレーの入り口、スウィングスペースになります


もう一週間前のことになってはしまいますが、
祖父が脳出血で亡くなりました。
90歳でした。

一ヵ月半前から施設に入っていた祖父だけれど、
足腰が弱くなったことを除けば、
特に持病持ちや入院がちだったわけでもなく、
いたって健康だったおじいちゃん。
大往生だったと思います。

私にとっておじいちゃんの死は、
「初めて」をいろいろともたらしてくれた、
とても貴重な経験となりました。

というのも、一昨年、初めて
身近な親族=祖母が亡くなったとき、
私は留学中だったので、
葬儀に参加することができませんでした。
そんなわけで、祖父の死を通じて、
それまで伝聞でしか感じることができなかった、
身近な人の「死」を、
初めて、自分の目で、耳で、手で、感じることができました。


さて、おじいちゃんの葬儀。
これがとてもとても面白かった。
面白い、とは語弊があるかもしれないけれど、
とてもとても素敵な、立派なお葬式でした。
いや、正式には、葬場祭というのですが。
うちは神道なのです。

仏式のお葬式に出たことがない自分ですから、
あまりいえたことではないですが、
神式の葬場祭はいたってシンプル。
まず、黒と白の幕なんかはなくて、
しめなわのような装飾がなされています。
式を執り行ってくれるのは、
神社の神官さんで、
その衣装は、白装束に黒い烏帽子に、黒いぽっくり靴。
この神官さんが、仏式でいうところのお経、の、祝詞(のりと)を唱えてくれます。

そんな神式の特色としては、二つあるらしい。
(少なくとも、祖父のではそうでした)

一つ目は玉串奉奠(たまぐしほうてん)という作法です。
焼香はしなくて、
参列者は一人ずつお榊(神社でよくお祓いに使う草、ですね)を、
二礼二拍手一礼で
おじいちゃんにたむけていきます。

そして、二つ目は遷霊祭(せんれいさい)といって、
霊璽(れいじ)という、仏式の位牌にあたるものに、
おじいちゃんの魂を移す儀式です。
斎場の明かりを全部消して、行われるのですが、
その際に、
神官さんが「うぅぅぅぅ~~~~」みたいな、うなり声をあげながら
おじいちゃんの魂を呼んでいるのです!

まるで、霊媒師のよう!(笑)
なにせ、消灯した中で、2、3分神官さんが
「うぅぅ~~」と唸りながら、祝詞を唱えるので、
本当にもう、
おじいちゃん降りてきた~~って感じでした!

すごーーーく興味深かった!


神道は、もともと、民族宗教だったらしくて、
個人の心の救済というよりは、
血縁、地縁で結ばれた共同体を守るための宗教で、
祖先とのつながりをとても大切にしているそうです。
そして、人間は神の子としてこの世の中に生きている、という信念があるらしく、
死を迎えた人間は、その後、
家の守護神となって、私たち家族を守ってくれるらしいです。

だから、棺の中のおじいちゃんも、
白装束と、
しゃくという、聖徳太子も持っていた、あの木の棒を持っていて。
それでなくとも、本当に穏やかな表情で、
寝ているようなおじいちゃんでしたが、
そんな素敵な衣装をまとっていて、
本当に本当に、きれいでした。

火葬場で、最後の最後に、
神官さんが祝詞を唱えてくれた後、
「ご先祖のご加護を受けて、精進してください」とおっしゃっていたのも印象的でした。

おじいちゃんは清らかに、安らかに、
神になったんだなー。
そんな風に思ったら、
「死」も清らかで、光に満ちているように思えました。

本当に、とても素敵な式でした。


そして、身近な人が、側で亡くなっていく、ということも、
いろいろなことを教えてくれました。

きっと、今、これから、社会に踏み出して、
「何でもできる!何でもしてやる!」と思っている自分にとって、
今このときに、「死」を身近に感じることは、
とても必要なことだったのかなと思います。

時間はいくらでもある。
真実。
でも、時間には終わりだってある。
それも真実。

今を大切に、
今できることを大切に、
生きていかなくてはならないのだなぁ。


ありがとう、おじいちゃん。
見守っていてくださいね。




新年明けましておめでとうございます。

2010年、新しい挑戦の年です。
不安がいっぱいで、本当のところ、何も考えたくないくらいです(苦笑)
遠回りでも、情熱を持ち続けて、
自分の道を切り開いていけるように、がんばります。

最近、更新をさぼっていましたので
年末に振り返って、ひとつ素敵な出来事のご報告。


それは12月下旬のこと。
尊敬するファッション・ジャーナリストの生駒芳子さんにお会いすることができましたクラッカー

超多忙なサフィアさんが先月来日したとき、
うちのお店で、サフィアさんとホットワインを飲もう!というイベントを行いました。
その時は、キャンドルナイト のキャンペーンに参加していて、
店内はキャンドルでライトアップされ、
あたたまるホットワインでお客様をおもてなししていました。

シーズンがシーズンだけにで
ギフトラッピングに追われる私。
気づいたら、すごく親しくサフィアさんとあいさつを交わす黒髪ボブの女性が店内に。

生駒さんでした!!

ファッション・ジャーナリストである彼女の最近の関心は、
エコロジーや社会貢献なので、
うちのお店のこともよく雑誌で紹介してくれていますし、
ファッションとエコ、フェアトレードなどのイベントの
ディレクターなどもよく努めてらっしゃいます。

やはり、「書く」とか、「伝える」とか、
文学部出身なのですごくくすぐられるし、
何より彼女の生き方が素敵なので、
すっごく、あこがれているのです。

なんとなんと、
そんな彼女と、光栄にもお話することができましたー!

といっても、一言、二言なんですが、
私がイギリスに住んでいて、
社会学と女性学を勉強していたこと。
ファッションにおける女性の主体性について論文を書いたこと、
生駒さんの文章もよく読んでいること、
それらを伝えたところ、
三月に生駒さんが参加しているシンポジウムにぜひきてね!
と直々にお誘いしていただいちゃいました!
(って誰でも参加できるんですがね・笑)

興奮して耳と顔が真っ赤になった私なのでした。


偶然にも、その2,3日後、
大学のゼミの後輩と会ったのですが、
彼女も仕事の場で生駒さんに最近あったとのことでした。

なんか、つながっていて、
面白いなぁ。


もっともっとつながれるといいなぁ、
そんな風に思ってしまう。

いろいろがんばって書いていきます。