最高の音楽家
久方ぶりの更新です
そんなこんなで、最近、聴いている音源
引退直前のクライスラーによる、ベルテレフォンアワーでの演奏
クライスラー名演集(CD10)
作曲家としては超の字も付くほどに有名なクライスラーさんですが、生前は名ヴァイオリニストとしても名を馳せていました。
実は大正の時分に来日していたりします。
まぁハイフェッツの演奏を聴いた時、仲間に「私も君も、これ(手にしているヴァイオリン)を叩き割ってしまった方がよさそうだ」と奥ゆかしいユーモアを含んだ自虐をしているエピソードは割と有名です。
他にも彼のエピソードには、『ウィーンフィルの入団試験を受けた際、「音楽的に粗野」「初見演奏が不得手」といった理由で落ちてしまい。この頃から、レパートリー拡大のために作曲を始めた。』というエピソードもあるんです。
ここでよく考えてみると凄まじい反骨精神ですよね。
しかも、探してみるといろいろ出てくる人格者エピソード。
実は、自分の一番好きなヴァイオリニストだったりします。
ホフマン
最近、お気に入りの一枚
発明家兼、名ピアニストのヨーゼフ・ホフマンのアコースティック録音集です
録音期間が1916-1923年であるので
↑こんな感じの装置で録音されているので音は悪いです
しかしショパンの幻想即興曲やシューベルトの魔王などで聴かせる恐ろしい程のダイナミックな演奏は傾聴に値します
凄くてが小さかった等、ピアニストとしては致命的欠点を抱えていた等言われていますが、伝聞や残された資料を疑わざる得ない名演の記録
最近お気に入りの一冊、
高浜虚子 俳句への道
高浜虚子の俳句論ーー花鳥諷詠や客観写生について大雑把ながらも親しみやすく書かれた本です
何故に17字、季語含み、また客観写生が俳句の最たる大事なのかを「花鳥諷詠」と言う日本人だけが持つ概念を基に書かれた良書だと思います